AS Roma | Thursday, 24. October 2019 | Bor. Mönchengladbach |
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1:1
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goals | |
1 : 0 | Nicolò Zaniolo 32. / header (Jordan Veretout) |
1 : 1 | Lars Stindl 90. / penalty |
・Pau Lopez 6.5
キーパーにも牙を剝いたボルシアメルヒェングラードバッハの速いハイプレスも、パウロペスの前では無効化され、後方からもっとも組み立てた。毎回ヒヤヒヤするけどこれまでノーミス。
・Spinazzola 6.5
足元の悪い中で考えられる最速のスピードで縦へ勝負し、相手を苦しませていた。
・Smalling 7
強靱なフィジカルの相手攻撃陣をクリーンにシャットアウト。理不尽さにもジェントルな態度を崩さなかったことは特筆に値すると思います。
・Fazio 6
主に積極的にアタックしに行くスモーリングのカバーに回っていた印象。派手さはなかったが無失点に貢献した。
・Kolarov 5.5
今年のローマでよくある片側偏重の作戦により、今日は低い位置でプレイ。冴えはしないが破たんもせず。
・Mancini 6.5
緊急事態によりボランチでプレイ。前半は存在感が薄かったが、後半は持ち前のスピードアタックで相手中盤に仕事をさせなかった。すばらしいのひと言。
・Veretout 6
マンチーニにある程度守備を任せて、実質水田となったオリンピコのグラウンドを広範囲に耕し、種を蒔いていた。
・Pastore 6.5
天才には大雨は関係ない。相対的に一人プレイのクオリティが変わらず、多くをクリエイトしていた。たくさん走ったのも印象がとても良いです。イケメン度が増してましたね!
・Zaniolo 6.5
セリエでは通用しているフィジカルゴリ押しのプレイは潰されていたけど、もはや死語となった「ASローマ空中部隊」を彷彿とさせる完ぺきなヘッドで勝ち点をゲットした。
・Kluivelt 5
抜けないドリブルはもう一切やめるべき。この試合も手癖の悪さ、判断の遅さだけが目立ってしまった。サッカーIQを上げないと未来はない。
・Dzeko 6
ご多分に漏れず冠水したピッチに苦労していたが、必然的に増えたハイボールのポストプレイで貢献していた。
・Perotti (⇔Pastore) 5
結果的に水たまりサッカーとの相性はかなり悪く、特に見せ場は作れなかった。
・Antonucci (⇔Zaniolo) 5.5
みんなが苦しい中ハイプレスをよくがんばりました。
・Florenzi (⇔Kluivert) 5.5
短い時間ながらいくつかチャンスを作ったことで、やはり右サイドが定位置だという気持ちを新たにしました。と同時に、最後のアレは決めなければならない。
・Fonseca 6.5
スピード、フィジカル、テクニックすべてで上回るブンデス1位の相手を、カルチョの手法で実質ウノゼロに持ち込んだ。
総評
ブンデス1位という、今シーズン初の強豪チームとの対戦。試合序盤はパススピード、ひとつひとつのプレイの正確さと丁寧さ、フィジカルの強さなど、全ての面で圧倒されていたけれど、セットプレイから得点して(ひさしぶり)臨んだ後半はどっしりと重心を下げて裏抜けを防ぎ、中盤のハードなチェイスでパスの出所を塞いだ。結果、手段なく最後方から放り込まれるボールはマンチーニ含めた5人のDFには通用するわけもなく、フォンセカローマのプラン通りに進んだ。あの笛までは。
UEFAには勝ち点はともかく、選手の名誉が回復される発表と検証を待ちます。誤認逮捕され荒れ狂ってもおかしくないのに、最後まで不平と怒りを内側に押さえ込み紳士であり続けたスモーリングが大好きになりました。
文、構成●text by mosh
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