・Pau Ropez 6.5
あまり出番はなかったが、きっちり無失点に抑えたし、フィードも冴えていた。
・Spinazzola 6
前半は鋭さを見せていたが、後半はおとなしくなってしまった。全体的な印象は悪くないです。
・Mancini 5
まだムラが激しい。手を広げるディフェンスのクセは心臓に悪いのです。あとセルフジャッジは今すぐやめよう。
・Smalling 6.5
今日も安定。特に後半の、カウンターで抜け出されたピンチを後方から体を投げ出し、かつセーフティに刈り取ったシーンは濡れました。
・Kolarov 6
コンディションは良さそうだしオーバーラップも頻繁に見られたが、周囲の連動がなくもったいないシーンが多かった。
・Cristante sv
・Veretout 6
責任感あるプレイは好みだけど、もう少し広範囲に顔を出して欲しいと思うのは贅沢か?
・Zaniolo 5.5
(僕が)念願のトップ下で出場も、目立ったのは結局主に右サイドに張った時の独走ドリブルだけ。今日も含めて今シーズンは判断が悪手になるケースが多い。
・Kluivert 4
今日は球離れの悪さがいよいよ笑えないレベルでした。フェイントする目的でのドリブルなんて見たくもないし、まだ抜ければいいけど、今日は一度も抜けてない。悪夢でしかなかった。そしてこの緊急事態の最中に退場。ちょっと擁護は不可能ですね。
・Florenzi 4.5
今日は左WGの人。まったく機能せず通用もせず、ただポジションに穴を空けないための”何か”でしかなかった。便利屋として使われすぎてきた状況は同情に値するけど、それは自分が確固たる強みを作れなかった跳ね返りとも言える。今のところ今シーズンはローマのレベルにない。ローマっ子だけでは厳しくなってきた。
・Kalinic 5.5
何度か見せた抜け出す動きは可能性を感じた。結構いいじゃん!と思ったけれどそれはシックと比較した場合であって、FWはやはり点を決めないと評価はできない。怪我はどうか軽くあって欲しい。
・Pastore (⇔Cristante) 5
怪我したクリスタンテの代わりにボランチで出場。単純に強度不足で強みをほとんど出せなかった。そろそろ次の就職先を決めるか、ローマで高給取りの役人として過ごすかどちらか決めないといけないかも。
・Dzeko (⇔Kalinic) 6
ジェコが入ってからボールが回る時間が増えた。無事プレイできたことは朗報だけど、依存度は増すばかり。
・Perotti (⇔Florenzi ) 6
短い時間ながらもぬるぬると違いを見せた。最もフルで見たい選手。
・Nuno Campos 5
ペラペラのダウンを着た町内会おじさんルックで登場。前半にけが人で交代枠を2つ使ってしまい采配もクソもない状況だったけど、凝り固まったチームと選手の高くないモチベーションを見て、監督は大事なロールなんだなと思いました。
総評
今シーズンワーストでしょう。強がるとするならば収穫がなかったことが収穫でした……、と言える時期はとうに過ぎているので、この可能性がまったく感じられない内容はシンプルにまずいです。ラニエリは失点しないことだけを今日のタスクにしていて、実際に守備は硬かった。とは言え、再建屋ラニエリの緒戦はこの戦い方をすることをローマは誰よりも知っているのに、無策(のように見える)で試合に入ったのはガッカリ以上の表現が必要でしょう。
シーズン序盤で見せた、選手がお互いにポジションを変えながら中央で勝負する姿は一度も見られず、全員が動かないゲージの中でサッカーをしていて、君たちはあれか?横断歩道から落ちたら死ぬゲームやってる下校中の小学生か?と思いました。次節はフォンセカ監督が戻ってくることだし、甚大なるフラストレーションの塊を溶かしてくれるような、勝ち点3以上の内容の勝利を強く願います。
文、構成●text by mosh
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