残念ながら、現在のローマは最高のパフォーマンスをしていても、集中の欠如が致命的なミスに繋がっている。これは、攻撃をキーパーから始めるポゼッションサッカーをしているからで、ユヴェントス戦のPK献上は、キーパーが前に蹴り出すのを許さない、まさにフォンセカ監督の戦術に起因している。試合後、記者たちはフォンセカに問い詰めた。「そこまでして後ろから組み立てる必要があるのか?」と。
ミステルは、その答えを今夜出すつもりだ。パルマはローマにとって楽な相手ではない。彼らは、シンプルなやり方を強い選手で実行するチーム。この試合には、多くの罠が仕掛けられている。チームの姿勢が、方向性が試される一戦だ。
いよいよパルマ戦です。意気込みをお聞かせください。
フォンセカ監督「良いプレーはしたが、直近2試合を落としてしまった。このようなケースで私たちは、未来に対して楽観的でいなければならない。コッパ・イタリアはローマにとって重要な大会であり、野心を持って戦う。しかし、この大会は簡単ではない。仮に勝利しても、すぐ次もアウェイゲームが控えている」
カンピオナートでローマは既にパルマに負けています。
フォンセカ監督「彼らはとても強い。カウンターに関してはリーグ屈指の攻撃を持っていると考えている。フィジカルチームでもあるね。だが、私たちは、この試合の為に戦術的な準備をしている。明日は勝利の為に戦う」
明日はジェコがプレーできません。
フォンセカ監督「カリニッチがプレーするだろう。ザニオーロはインテル時代にセンターフォワードを経験しているので、本来ならばワントップに置きたいが、彼がいるいない関係なく、ファーストチョイスはカリニッチだよ。彼は良いトレーニングを積んでいる。私は、明日の試合に自信を持っているんだ」
クリスタンテがチームに戻り、サントンとクライフェルトも復帰しています。彼らはプレーできますか?
フォンセカ監督「もちろん。クリスタンテは先週戻り、今週はクライフェルトが帰ってきた。どちらもプレーの準備はできているね。サントンも同様だよ。3人共に起用に問題はない」
明日の試合で、チームから何を求めますか?
フォンセカ監督「戦う姿勢。明日の対戦相手は、とても強い。彼らの勝利の欲求を超えていかねば、正しい姿勢で戦うのは難しく、結果は伴わないだろうね。チームからは、姿勢、勇気、欲求を見たいと思っている」
〈了〉
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