ローマちゃん、慈善活動に取り組む

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昨日、ASローマは、国連の難民支援機関である国連難民高等弁務官事務所(The Office of the United Nations High Commissioner for Refugees、以下UNHCR)、国際オリンピック委員会との提携を発表しました。スイス・ジュネーブに本部を置くUNHCRは、1950年に設立以降、これまで紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけてきました。

ローマでは、かつて在籍したボスニア人ミレアム・ピャニッチ(現ユヴェントス)が、幼少期に紛争で祖国を離れ、プロサッカー選手だったエディン・ジェコの父親も家族のためにスパイクを脱ぎました。コラロフは戦闘機が飛び立つサイレンの警告が聞こえなくなった日に夜中までストリートサッカーをしたのだと言います。サラエボに家族を残した状態で内戦が始まり、数年間離ればなれになったイビチャ・オシム監督のエピソードは、思い出す度に胸が締め付けられます。

「サッカーが戦争だと言うやつは、本物の戦争を知らないやつだ」

これは現在ミランで働くクロアチア人ズボニミール・ボバンの言葉で、かつてローマ速報のプロフィール欄でこの言葉を引用していました。軽口や、うかつな発言をしそうなときにこの言葉を思い出すようにしています。

日本は平和です。しかし、今が戦争と戦争の間の時間なのかもしれないと理解する必要はあります。差別はいけないことですが、こういった戦争から生じた人種の優劣、差別が存在するのは事実で、これをスポーツの変革力で変えていかなくてはいけません。

先日発表したnote版ローマ速報は、そういったサッカーのネガティヴな部分を取り上げています。有料記事なので、必ずしも読む必要はありません。ですが、こういったことも、ヨーロッパサッカーや、異文化の側面であり、それを正しく知れば、今後ぼくを含めた皆さんにとっても正しい振舞いをする判断になると思っています。

大人のローマ速報2019.12.7『When Black Friday comes』|ASローマ速報~ROMANISMO|note
戻ってきたすうときーちゃん 「きーちゃんさあ」「いや、その前に一言いいか?」「え、何?求愛」「違うよ。というより・・・」「あーはいはい。ベランダ越しにいきなり部屋に入ってくるな何度言えばわかるんだ?でしょ」「それもそうだけど、入ったら窓閉めろよな。暖房つけてるんだから」「単なる換気だよ」「いきなりやってきた...

来週、17,18日にジュネーブで開催される国際難民フォーラムに先駆けて、国内外の様々な難民に対してのスポーツを通じた支援を発表していています。ローマもその内のひとつに名を連ねました。

ローマが発表した3つの誓約は以下の通り。

1.あらゆる種類の区別をすることなく、安全で包括的なスポーツ施設へのすべての難民のアクセスを促進し、確保するものである。

2. 年齢、性別、能力、その他の多様性を考慮しながら、スポーツコミュニティへの難民の積極的な参加を促していく。

3.あらゆるレベルのスポーツイベントや競技会への難民への平等なアクセスと参加を促進していく。

この発表の前日、月曜日の午後にパウロ・フォンセカ監督は、the Bambino Gesu children’s hospitalへ、病気と戦う子供たちのお見舞いに行きました。


これは、2014年に設立されたローマカレス(身体的、心理的、社会的、経済的、もしくは家族の不利益による恵まれない子供たちをスポーツを通じて支援するローマの慈善団体)の企画で、これまでも多くのローマの選手が子供たちに会いに行きました。

この日はオフで、他の選手たちも慈善活動をしており、アマドゥ・ディアワラとジョルダン・ヴェレトゥはSan Camillo hospitalへ、アレッサンドロ・フロレンツィはTacito Guarneschi schoolへと、それぞれ訪れています。

今回のローマ速報のテキストで、世界の何かが変わる訳でも、変えられる訳でもありませんが、これを読んだ人のうち、100人、200人でもいいから関心を持って貰えたらなという気持ちでいます。本来我々は差別や虐待の意味など知る必要はないのです。幼少期の貧乏は大人になって笑い話になるかもしれませんが、虐待はそうではありません。

ですので、今回のテキストは旧ローマ速報でも同内容のものを公開しています。

ちなみにですけど、このテキストを通じて何か政治的な思想を押し付けたり、特定の誰かや団体を暗に非難する意図はありません。ただ、愛するクラブかそのステータスを活かしてこういった試みをするのはファンとして誇り高く、多くの人にも知ってもらいたいのと、それをスマートに伝える如月ってかっこよくね?と思われたい、どちらかといえばそう思われたい方が強いので、皆様におかれましては是非SNSなどで拡散して頂けると幸いです。

コメント

  1. takubon より:

    Kisaragiさん おはようございます。

    楽しく読ませて頂きました。
    そもそも僕がヨーロッパサッカーを好きになったのは、ヨーロッパの歴史 民族 戦争 に興味があった事が入り口でした。勿論ロマニスタになったのは、EURO 2000のTottiの活躍ですけどねW
    ヨーロッパの人は、自分のアイデンティティを大切にしていますよね。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      takubonさん
      おはようございます。いつもありがとうございます。
      ぼくもアニメから女性声優に興味を持つようになったので動機の種類としては同じですね!笑

      そしてぼくも当然超平和主義です。

  2. takubon より:

    あっ  因みに僕は、平和主義者です。

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