モウリーニョ就任のニュースは、我々だけでなく、現地のローマ系メディアにとっても寝耳に水となった。長年ローマについて書いているサッカージャーナリスト、ミルコ・ブッシ氏はこのように心境を綴っています。
『私たちASローマは、ジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンからトップチームの新監督に就任することを発表します!』悪いけど、それは不可能だ。
『私たちASローマは、ジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンからトップチームの新監督に就任することを発表します!』うるさい、また誰か捨アカで笑ってやがるのか?
『私たちASローマは、ジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンからトップチームの新監督に就任することを発表します!』こんなニュース、ハッカーの仕業に違いない。
ブラウザを更新させてみる…『私たちASローマは、ジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンからトップチームの新監督に就任することを発表します!』これを見ているのは私だけなのだろうか?周囲に訊いてみる。
5分経ってもそこにはまだこう書かれている。
『私たちASローマは、ジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンからトップチームの新監督に就任することを発表します!』
持続可能かわからないプロジェクト理論、長年の管理ミスで増えた負債、義務化したコスト抑制、反対に増えていく余剰戦力、そもそもニーズに見合う監督の不在。モウリーニョがローマにやってくるぞ!モウリーニョがローマを指揮する。それは、闘争への目覚め、真の革命、今私たちを知るべき世界への打撃。ローマのモウリーニョ、それはロマニスタの誰もが勇気を持って話さず、考えもしなかった事だ。
しかし、最後に考えてみれば、本気で戦おうとするならばこれは論理的な帰結なのだ。「サッカーだけを知る人は、サッカーについて何も知らない」ジョゼ・モウリーニョ、ああジョゼ・モウリーニョ!
またパウロ・フォンセカ監督の奥さん、カテリーナ・フォンセカは自身のインスタグラムで、世界中の人達に「まだ何かを言うべき時期ではありませんが、温かい言葉をかけてくれたすべての人達に感謝します。常に一緒に歩いていこうと思います」とコメントを投稿しました。
モウリーニョが毒か薬か、それはまだ判りません。ぼくなんかは寝て起きて、すぐにニュースをチェックして「やっぱり夢じゃない」と思いつつ「だ・・・駄目だ まだ笑うな・・・ こらえるんだ」という自制の気持ちを持ちつつ更新しています。これでフロレンツィが戻ってきたら最高なんだけどな、とも思う。と、同時に誰もが感じたであろうミキタリアンとの不仲問題が解消される必要がある。今のローマにおけるミキのスタイルはマンチェスターユナイテッド時代とは異なっているので、現在のbox to box志向のミキを主軸に置いて戦うイメージをモウリーニョは持つかもしれない。逆に言うと、彼らが同じ目標を持てば、チーム内で監督と他の選手との橋渡しなど、リーダーシップを発揮する機会にもなると思います。まずはミキには監督とお久しぶりですてな挨拶をしてもらって、監督も今のローマにミキが不可欠であることは判っていると思うので、上手く歯車が噛み合えば最高です。
コメント
バティストゥータが来たくらいの衝撃です。。
フリードキン、ハンパないですね。。。