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フロレンツィについて聞いてみよう! おはなし:バレンシア公式ファンクラブ『Penya VCF Nippon』会長

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ローマがぎゅんぎゅんに負けた同時刻に、バレンシアで1人のローマ人がデビューしていました。もちろん我々のカピターノ、アレッサンドロ・フロレンツィのことです。

彼はバンディエラの称号と引き換えに得たベンチウォーマーの権利を棄て、サッカー選手として、イタリア代表に戻る為の心の選択をしたのです。
彼が選んだのは、リーガ・エスパニョーラの強豪バレンシアCF。移籍直後のセルタ戦では、4-4-2の右サイドバックとしてスターター起用されて、解き放たれた犬の様にピッチを駆け回った姿を観たロマニスタも多いでしょう。見慣れぬスタジアム、見慣れぬユニフォームの背番号25が、デ・ロッシ仕込みの見慣れたワンタッチプレーや、アウトフロントの正確なシュートを放ち、ボールを引き出し、タクトを振る姿は頼もしかったですね。

もちろん、これからが重要。チーム戦術を理解して、自分のスタイルを組み込めるか、それが彼に求められるでしょう。文化や言葉の違いというハードルもあります。スペインで彼は単なるストレンジャーであり、バンディエラではありません。しかし、持ち前の明るい性格ですぐに馴染むのは間違いない!

さて、今回のローマ速報では、新天地で頑張るフロレンツィについて、バレンシアのファンがどう感じているのか、クラブを良く知る人物として、バレンシア公式ファンクラブ『Penya VCF Nippon』の奥山貴寿会長に御回答頂きました。これを読んで、フロレンツィと彼が選んだバレンシアというクラブを知るきっかけになれば嬉しい限り。
ちなみに如月のバレンシアは、アジャラ、メンディエタ、アイマールで止まっています。どうでもいいけど、ローマ時代、ゴール後にバケツ蹴っ飛ばしたら水が入っていて周囲をびしょびしょにしたヨン・カリューも在籍していましたね。結構色々思い出します。ぼくの時計の針を再び動かしてくれたという意味でも、この移籍は奇跡的です。

注:回答は、あくまでファンクラブの総意ではなく、個人の意見です。

組織名、活動的時期を教えて下さい。

バレンシアの日本公式ファンクラブPenya VCF Nipponです。2018年7月に設立しました。

いつ頃から、どのような理由でバレンシアを応援しはじめたのでしょうか?

バレンシアを応援するようになったのは1998年、自分の好きな選手(クラウディオ・ロペス)がプレーしていたことがきっかけです。

以前からアレッサンドロ・フロレンツィを知っていたのでしょうか?

私はバレンシア以外の試合をほとんど見ないので、大変恐縮ですが存じ上げませんでした。ファンクラブの中では他のリーグや代表戦を見る会員も多いので、知っているという声も多かったように思います。

フロレンツィの加入にどのような感想を持ちましたか?

ロマニスタの皆さんの感情を一番に考え、ローマ一筋でやってきた選手を引き抜いてしまったことを申し訳なく思いました。ただ、選手本人が余程の思いでオファーを受けてくれたんだということを知り、そこでバレンシアを選んでくれたことを嬉しく思いました。

デビュー戦のプレーはどうでしたか?

充分なパフォーマンスを見せたと思います。日本のバレンシアファンからも、現地のファンからもよい反応を得られています。今季のバレンシアのサイドバックは、タッチライン沿いでプレーすることが多いので、攻撃時に中に入っていく姿は新鮮でした。守備面では少し不安を感じましたが、加入して3日目・初めてのスペインリーグですし、これから改善してくれると信じてます。

なぜ冬に右サイドバックの補強をすることになったのでしょうか?

バレンシアにとって右サイドバックは長い間ウイークポイントでした。レギュラーだったクリスティアーノ・ピッチーニが開幕直後に大怪我を負い、慌ててポルトガルのスポルティングCPから補強したティエリー・コレイアがまったくパフォーマンスが上がらずという状況で、ここまでの約半年間を本職ではないダニエル・ヴァスが務めており、ヴァスは既に出場過多になっていました。
ピッチーニが2月に復帰予定だったので補強を見送る予定だったのですが、復帰が伸びてしまったため、リーグ戦、チャンピオンズリーグ、国王杯(国内カップ戦)と3つのコンペティションを戦うにあたり、ヴァスが負傷する前に手を打つ必要がありました。

バレンシアのプレースタイルの特徴は?

中央でボールを奪ってから両サイドに展開する形のカウンターサッカーということになると思います。最近はセットプレーのバリエーションを増やしています。

クラブの今季の目標は?

最優先目標が来季のチャンピオンズリーグ出場、次いで国王杯の連覇です。

フロレンツィの完全移籍を望みますか?

まだ1試合なので判断は難しいですが、デビュー戦のようなパフォーマンスを続けてくれれば完全移籍を望む声は多くなると思います。私個人としては、せっかくバレンシアを選んで来てくれたので、できるだけ長く在籍してスペインのサッカーを楽しんで、バレンシアが彼にとってローマの次に特別な街になってくれたら嬉しいです。

最後の質問です。バレンシアファンから見たローマの印象は?

近年の成績を振り返ると、ロマニスタの方に怒られてしまうかもしれませんが、私個人としては、セリエAでのローマはスペインリーグの中のバレンシアと同じような立場のクラブだなぁと親近感を感じています。
そしてクラブへの忠誠心が高い選手が次々に出てくることをとても羨ましく感じています。親善試合で何度か対戦してることもあって、意外なんですが、公式戦では2006年以降対戦してないんですよね。久しぶりに真剣勝負したい相手です。

公式twitter

Penya VCF Nippon – バレンシアCF日本公式ファンクラブ

奥山会長、どうもありがとうございました!ロマニスタ諸氏もがんがんヴァレンシアの試合を観て、フロレンツィ応援しましょうね!

コメント

  1. ランド より:

    この相手サポ側の話が聞ける企画とても好きです!
    私もバレンシアはローマと似たような立ち位置だと思っていたので、向こうから見てもそうなんだなとちょっと笑いましたw
    プレミアだとスパーズがそうだと思っていたんですが、遠くに行ってしまいましたね…

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      ランドさん
      確かにバレンシアとローマは似ていますよね。向こうはチャンピオンズですが・・・

  2. NAKAYAMA より:

    バレンシア、パパクライフェルトも一瞬いたなあ…とか思ったり。
    フロレンツィたとえレンタルでも放出はきつくてきつくてもう無理かもしれんてくらい落ち込んだんですが、久しぶりにリーガ観る機会もらえたと思って楽しみながらカピターノとバレンシアを見守りたいと思い始めました。がんばれ!

  3. 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

    NAKAYAMAさん
    リーガエスパニョーラは年間10分くらいしか観ないので、フロレンツィのおかげで9年分観れましたw
    カピターノの大成功を信じて応援したいですね。

  4. ふーか より:

    Kappaのユニがカッコよくてちょっと好きになった事がありました。
    その時はダビド・ビジャ、ファン・マタ、ダビド・シルバのちびっ子3人衆がいました。
    たしか3.11の時、被災地応援の一環でユニの背ネームをカタカナにしてたのがバレンシアだったかと。
    これを機にまたバレンシアも応援しようかなと思います📣

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      ふーかさん
      ぼくのリーガの記憶は古いので、バレンシアはやはりアイマールやラツィオに移籍したクラウディオ・ロペスの印象が強いですね。

      本当にローマと良く似たクラブだと思います。

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