Cagliari Calcio | 12.9 2020 17:00 Clock |
AS Roma |
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2:2
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CAGLIARI: Cragno (72′ Vicario); Faragò, Walukiewicz (70′ Pisacane), Klavan (83′ Pinna), Lykogiannis; Caligara (63′ Ladinetti), Oliva (46′ Sottil), Rog (79′ Conti); Nandez (90’+1 Guntini); Simeone (70′ Pavoletti), Joao Pedro (70′ Zappa).
A disp.: Aresti, Carboni, Pinna, Pajac, Marin.
All. Di Francesco.
ROMA: Pau Lopez (67′ Mirante); Mancini, Cristante (46′ Under), Ibañez; Karsdorp (67′ Santon), Diawara, Veretout (90’+1 Seck), Spinazzola (67′ Calafiori); Pellegrini (67′ Perotti, 80′ Antonucci), Mkhitaryan; Dzeko (67′ Villar).
A disp.: Berti, Juan Jesus, Feratovic, Bouah.
All. Fonseca.
ローマはお子さんが生まれたばかりのジェコがプレシーズン初参加。まだコンディションは万全ではないものの、力を抑えながら存在感を発揮していた。攻めに攻めるも、それまでの2試合で見せた「サッリのナポリなのかな?」という崩して崩して崩しまくるスタイルは影を潜め、前線でスペースを作ろうという形に戻っていたのは残念ではあった。そうこうしているうちにルーズな守備から失点して、前半のうちにセットプレーで再び失点。余裕の生まれたカリアリは中盤のプレッシャーをシンプルにかわしながらゴール前に運ぶようになるもスコアは動かずに2-0で折り返す。
しかし、後半58分にローマの得点。スピナッツォーラが左サイドをから低いクロスを上げて、そのリフレクションをフリーでウンデルが決めた。ウンデルは中距離のシュート精度が高く、そこを果敢に狙う勇気もある。依然自分の閃きを信じることのできるアタッカーだったのは凄いと思う。ディフランチェスコの時代は、アウトサイドからスタートしていたけれども、メッザーラで見てみたいという気持ちが高まった。
その2分後には、ようやくここまでのテストマッチで表現していたサッリズモが片鱗を見せる。バイタルをワンタッチで崩して入れた右サイドからの高速グラウンダーを、中央のジェコがヒールで流し込もうとするも、後ろに流れてしまったその跳ね返りをミキが押し込んだ。センターバックの前にスルッと出現するジェコの渋みもさることながら、その後ろを走りこむミキが既にシーズンインしているかのようなトップフォームなのは驚いた。そのまま試合は動かずに2-2の痛み分け。結果は満足できないが、チームが昨シーズンの続きから始まろうとしているのはハッキリと判った。
そして、ペロッティがまたしても筋肉系の故障で、出場10数分でピッチを後にしました。これ系の故障でもう年間通じてコンスタントにプレー出来なくなっているし、ディフランチェスコ期に見せていたワールドクラスのドリブリングもすっかり影を潜めてしまった。このまま来年トリゴリアを去ったりせずに復活して欲しいところです。案外ペロッティが若手に伝えられるものとか多そう打と思いませんか?
以下フォンセカ監督の試合後のコメント
後半、チームは蘇生しました。
フォンセカ監督「そうだね。だけど、攻撃面では前半のパフォーマンスにも満足している。得点こそなかったが、試合を支配してチャンスを作ったと思う。守備面ではカリアリが作ったふたつのチャンスからミスをしてしまった。だが、うちの子たちは強い個性を発揮して、後半はよりポジティブな兆候があっただろう」
これらのテストマッチを振り返り、どういった部分を修正する必要があると思いますか?
フォンセカ監督「改善そのものはずっと取組み続けなければならないが、今の時点ではまだ全体トレーニングに参加して間もない選手もたくさんいる。良い兆しは感じている。ただし、これから去る選手もいれば、加入する選手もいる、まだチームは固まってはいない」
ミキタリアンはすでにトップフォームのようです。
フォンセカ監督「彼は非常にクレバーな選手で、様々な異なるポジションでプレーできる。だが、ミキの他にも自信をもって良いプレーできている選手がいることが監督の私にとってはより重要だ。今日は試合中にシステムを変更した。私は4バックで戦うのが好きだ。それでより攻撃的な姿勢が見られたし、なによりもボールを保持した時に自信を感じられたことも重要だと感じている」
あなたは新しいオーナー、ダンとライアンに会いました。彼らと話してどのような印象を受けましたか?
フォンセカ監督「ポジティブなバイブレーションがある。オーナーがチームの近くにいて、いつも私たちの仕事を見ていることが重要だ。私たちは皆ローマの為に最善を尽くそうと努力しているんだ」
最後にEDFのコメントもご紹介しておこう。
ディフランチェスコ監督「後半多くの交代で少しリズムを崩したが、それらは当然の事で、ドリブルフェーズに改善の余地があると感じた。守備に関しては満足している。もっとうまくやれたとも思うよ。ハイレベルプレイヤーがライン間でボールを受け渡すローマのスタイルで守り切るのは簡単ではないが、ぼくたちの守備を評価するための重要なテストになったと思う。攻撃面では、現在ぼくたちは新しいメカニズムを取り入れようとしていたし、ローマもベストの陣容ではなかった。それでも上手く攻めることができたと考えている」
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