パジェッレ：コッパイタリア第5回戦　VSパルマ（Ａ）

Parma Calcio 1913	Thursday, 16. January	AS Roma
	0:2

・Pau Lopez 7
過去最大範囲を一人で担当しながらスーパーセーブも披露。すばらしい。

・Florenzi 6
右サイドをウンデルと二人三脚でコツコツと攻略していった。時間が過ぎていく過程でコンビネーションも良くなっていった。

・Mancini 6
お出かけにも守備にも奮闘していた。

・Smalling 6
「せっかく左サイドのかけ上がったんだから、誰か助けたれよ……」

・Kolarov 5.5
スモーリングが上がり左サイドは人数過多になりがちだったから、もっと中に侵入する姿が見たかった。クロス成功率の低さがとにかく気になる。

・Cristante 6
今日はなんていうポジションだったんだろう。無失点勝利に貢献したのは間違いないけど、ちょっと冷静な評価が難しい。

・Diawara 6
今日はヴェレトゥポジション。実質0.5列前にいるならもっと決定的な仕事が欲しかった。

・Pellegrini 7
しっくりフィットしなかった前半を糧にして、後半に爆発。1ゴール目は全国のサッカー少年が今週マストで見るべき教材。

・Under 6
コンビネーションも向上するだろうし、シュートが当たるようになれば点取れそうでひと安心。

・Perotti 6.5
停滞している時に前へ運んでくれるペロドリほどありがたいものはないですね。

・Kalinic 6
ロレンツォのゴールを演出したし、90分を通じてクオリティを見せていた。何よりチームにコミットするプレイが胸を打った。ジェコにはない裏への走り込みが増えたら、もっと脅威になると思います。

・Kluivert (⇔Perotti) 6
笑っちゃうほどのいきなりの全力プレイに一安心。でも怪我には気をつけてね。

・Bruno Peres (⇔Florenzi) 5.5
パスは来なかったけどガーーッとサイドを駆け上がる姿にノスタルジアを感じた。これはリスクと隣り合わせだけど、ローマの攻撃に足りないピースなので普通にわくわくしました。

・Veretout (⇔Pellegrini) sv
短時間だから評価不能だけど、ヴェレトゥを10番ポジで一度見てみたいとは思いました。

・Fonseca 6.5
着実に守って寄り切るような得点、実りのあるつまらない試合を作った手腕を評価したいです。

総評

2時30分キックオフもつらいけど、二度寝が許されない5時15分キックオフも同じくらいきついですね……。前は半分くらいはデイタイムキックオフだったと思うんですが、今や当たり前のようにないとゲームですよね。もっと太陽の下でのサッカーを観たいです。ギブミー健全な生活。

試合は2-0という完勝。正直内容的には面白みが少なく、いちばんの強敵は睡魔だったわけですけれど、ある意味いまのローマちゃんに必要なのはこういう勝利なのかもしれない。つまらないゲームなのになんか知らないけれど終わってみたら勝っている、みたいな。

そして、今日は何と言っても完全復帰したクリスタンテのポジションでしょう。色んな意見があると思いますが、僕個人的には前回完敗したパルマ相手にアウェイで2-0と結果が出たので、機能している限りアリという消極的賛成派です。クリスタンテを試合の7割で3バックのセンターに置くことは純粋にもったいないと感じたし、このポジションで経験が深いディアワラの方が上手くこなせていた。また、シンプルに純粋に得点力の高いクリスタンテを10番ポジで見たい希望が強いんですよね。クリスタンテはそもそもナインゴランのリプレイスで獲得したはずだし。だから勝利が続く限りは支持しますし、2試合続けて機能しなかったら変更を加えて欲しいと思ってます。

ザニオーロを失ったけれど戻ってきたクライファートは元気いっぱいだし、どこでもこなせるクリスタンテのおかげで戦術の幅が広がるし（既に2試合で広がってるし）、失いかけたスピナッツォーラは戻ってきたし（おかえり！）、なるべく良いことに目を向けてツラめの時期を過ごしていきたいですよね。

文、構成●text by mosh