トリゴリア・トゥデイ:リュディ・ガルシア「ローマのみんな、やったぞ!」

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ヨーロッパリーグ敗退で、いつまでも月夜の晩に悪魔とダンスを踊ってるようなぼくなんだけど、そんなの意に介さないってのは、すなわちこの飢えが癒えないからであり、満たされていないからこそ、満たされたいわけであって、自分はそんなことを考えながら、いつ何時行っても退屈が顔に張り付いたマスターの喫茶店で、泥みたいなコーヒーを飲んでいた。喉は潤えど、それでも生命の渇きは癒えない。もちろん。

それもそのはず、7月5日がビキニの日というのを後日知り、8月2日がパンツの日というのも今知ってほぞを噛んでいたのである。ナイトプールで、あられもない姿の女性が、すっかりキマッたレコード会社の社長に持ち帰られる、そんなのがビキニの日かといえば然に非ず。おそらくはもっとしめやかで、北イタリアの修道院の書庫でゆらめく蝋燭の炎のような静謐さを持って執り行われる儀式の日であるべきだ。しかし、8月2日のパンツの日は、おそらく8(パン)と2(ツー)を掛けたダジャレであることから、ひどく商業的な匂いがしてならない。それはそれで良い。そんなパンツの日もスルーしてしまった如月であるからして、この後悔は半端ない。
外に出ると、頭上の太陽が容赦なく俺を照りつけて、俺は思わず帽子のひさしに指を掛けた。

ローマ、ヨーロッパリーグ敗退

8月6日のセヴィージャ戦はローマが何もできずに敗退。なんとなく勝ち進みそうなバイブレーションを感じていただけに、そのギャップで客入ってたら暴動起きてたんじゃないですかね。ただ、ここで申し上げておくと、ローマはヨーロッパの大会では、敵地で負けて、オリンピコで逆転するという、プロサッカークラブに珍しい1試合180分ルールを採用しているので、あくまで個人的にはと注釈をつけるが、セヴィージャに負けたとは思っていない。来週勝つ。
そしてもうひとつ。ユヴェントスがチャンピオンズリーグ敗退したそうです。まずはリヨンと、我々の敬愛するミステル、ガルシアに拍手を送りたい。敗退したユヴェントスに関しては、みなさん如月がTOKYO NO1アンチユーヴェであることをご存知と思うので、特にコメントを申し上げる立場にはないと思うが、ロマニスタとして取り上げたいのは、試合後のガルシア先生のコメント。ローマにメッセージはあるかと訊かれたフランス人のガルシア先生はイタリア語でこう答えた。

ガルシア先生「ASローマとローマに暮らす友達にメッセージがある。みんな、私たちはやったぞ!」

今季の最終節は敵地のユヴェントス戦だった。その試合で笛を吹いたロッキ主審は、2014年にユヴェントス対ローマでも主審を務め、そこで3枚のレッドカード、7枚のイエローカード、そして3度のPKを与えている。これが試合後に大問題となり、試合を意図的に操作したとしてロッキ主審は職務停止となった。このレッドカードのひとつが、当時ローマの監督をしていたリュディ・ガルシア先生に与えられたもの。あまりに偏った試合裁きにベンチサイドで彼はバイオリンを弾いてみせた。ロッキ主審は、それをジャッジに対する批判と受け取ったのである。

あれから7年。ガルシア先生にとって長く甘い復讐の達成でもあった。別にリヨンがユヴェントスを破ったからと言って仇を取ってくれたとは思わない。でもロマニスタである如月にとっては、このようなメッセージを伝えてくれるガルシア先生の愛情が重要である。先生に対しては感謝しかない。しかしながら、サッカーの悔しさは、サッカーでしか晴らせないといつも思う。ユヴェントスやローマにできるのは、次の準備をすることだけだろうし、その準備が休息を指すならば、いまは夏休みを楽しむことしかできない。ローマは来季、ヨーロッパリーグでこの雪辱を晴らすと信じている。

ところで夏休みと言えば、先日悲しいお別れをしたクリス・スモーリングがサルデーニャ島でバカンスを過ごしている。

これには何となく期待してしまう。チェルシーを退団したペドロがローマに加入するという噂はいまだに根強い。ただ、現在スポーツディレクター職が空席のローマなので、まずは新しい人事を考えなければいけない。

次のスポーツディレクターは誰?

先日、現ボローニャのサバティーニは、この10年のローマで最もロマンチックで将来性の高い選手を多く補強をした人物。カルチョの目利きで知られている。無名の富安を獲得したその審美眼は本物だ。多くのロマニスタができる事ならもう一度サバティーニに戻ってきて欲しいと考えているだろう。しかし本人はメディアの前でローマ復帰を否定した。

サバティーニ「ここ最近、新聞で私についての多くの噂話を読んだよ。新しいローマの経営陣が私を呼び戻すとね。確かに私は今でもローマとロマニスタたちを愛している。だが、私は現在ボローニャとモントリオールインパクトのテクニカルディレクターとして、1年以上プロジェクトに全力で取り組んできた。波風立てるつもりはないよ。私はジョーイ・サプート会長に深い忠誠と敬意を持っているんだ」

サバティーニには他にやるべきことがある。彼のプロジェクトの成功を祈りたい。その一方で、ローマ以外にやるべきことを探すことになったのが、フランコ・バルディーニ外部顧問。彼は20年に渡り、ローマを影から支配してきた。ガルシア先生が就任した2013年に、前出のサバティーニにローマの全権を奪われた形でクラブを去った。そして、いつの間にかパロッタ会長の相談役として、ロンドンから間接的にローマを操るようになった。彼自身が元々スポーツディレクターであるため、その後やってきたモンチやペトラーキ、そしてテクニカルディレクター職を望んだトッティは、トリゴリアで思い通りの仕事をすることができなかったと言われている。現場の意見を盛り込んだあらゆる計画が、ロンドンに暮らすイタリア人によって改変されてしまうのだ。パロッタ政権後期のローマがどれだけ歪な組織構造だったか判るだろう。トッティもデ・ロッシもバルザレッティもデサンクティスもみんな出ていってしまった。

そんなバルディーニだが、パロッタ氏の顧問であるために、この経営陣交代でローマとの縁は切れる。これはLAROMA24.ITが様々な情報網から裏を取っており、少なくとも次のスポーツディレクターはバルディーニのご機嫌をうかがう必要はなくなるだろう。

アンケート実施中

最後に、アンケートの宣伝をして終わりたい。期限は今週金曜日まで。ロマニスタの意見をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。

 

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