トリゴリアトゥデイ 混迷のセリエA

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ぼくは平野綾と柏木由紀とモンチが好きだ。しかし、ご存知の通り、彼らは皆大きな間違いを犯した著名人でもある。声優として、アイドルとして、スポーツディレクターとして、その道のプロとして活動しているのだから、その罰は甘んじて受けねばならない。

しかし平野綾は、スキャンダルに対して「私は声優です。アイドルです。役者です。アイドルです」とツイートした。手越祐也とスキー旅行行ったのに謹慎どころかSHOWROOMで平然とプチプラコスメを紹介する柏木由紀。アリソンやサラーを売却した批判の中で「ローマはスーパーマーケットじゃない」と言ったモンチ。どの生き方も、ぼくにはなぜかとてもかっこよく見えて仕方ない。ローマぽいというかね。そもそもトッティだって、デ・ロッシだって、ガルシアだって、センシやパロッタだって、言わなくていい事わざわざ言うじゃないですか。それがかっこいーんだよ。ちなみに、ぼくは人生のすべてをローマから学んだ。聞き分けのいい大人にならなかったのは、これはローマのせいだ。
だから、ちょっと労われたくらいでほっこり嬉しくなったり、嫌いなやつに頭下げられてこちらこそなんて利き手は差し出したりしたくない。ハイボールに酔った吉高由里子に寄り掛かられてもその気になんかならない(かどうかはわからない)。みんなだって、会ったことないアイドルで勃起するくせに、クラスの好きな女子は汚せない、そんな不器用な天使の亜種でいるべきじゃないのか・・・てなことを考えていたら、ぼくは悲しみを通り越して、悔しくて泣いていた。ポール・ウェラーが似たような理由で泣いたとロッキンオンで読んだ事がある。電車で目が合った女は全員俺の事が好きだと思って生きていれば、少なくともぼくの世界は平和だ。見たくないものなんて見る必要ないんだ。それでもふいに見せられた平野綾のスキャンダル写真で吐いてしまうような純粋さがローマ速報には永遠に必要だ。テレフォンショッキングでタモリと喋ってる伊集院光が、次の友達に如月を指名するような予感と閃きを常に感じていたい。とはいえ、さすがに大人なので、ぼくにはカメハメ波が出せないのは薄々気づいてるけどね。でも、素手でチャオズに勝てる自信ならある。あ、違った。そうじゃなくて、ちょっと優しくされて報われた気持ちになってるなんて嫌なんですという平野綾が憑依したとある平日の夜に、ぼくは西日暮里で飲んでいた。くだを巻く種類がやや哲学なだけで、傍目には、この町で酩酊状態の労働者たちにとても馴染んでいたぼくだった。心に、飢えた野生の平野綾を飼いならしながら飲んでいたと言える。ちょっと前まで「今下の子幾つよ?」なんて話していた隣のテーブルの作業服の男たちが、「人生は一度何かを賭けねばならない」と低いトーンになり、カウンターで一人で飲んでいた三つ揃えのスーツのおじさんが、突然ぼくの方を向き「おにいさん、医者だろ?私はね雰囲気で判るよ」と話しかけてきた。ぼくは世界線がほんの少し変わったのを感じた。

閑話休題。怒りを簡単に忘れる人や、試合前のロッカールームでSNSやってる奴らの前歯をバットでへし折ってやりたいね(という暴力表現はダニエレ・デ・ロッシの言葉であり、ぼくはそうは思っていません誤解なさらぬようお願い申し上げますどうもこんにちはローマ速報です)

と、思念で挨拶させて頂きましたが、そんなぼくのスマホはダニエレと入れると予測変換でガスタルデッロと出てくる最新機種であります。なので毎回デ・ロッシは手打ちしてます。ぼくは日本で最も誰よりも多く『デ・ロッシ』という言葉をキーボードで入力した記録保持者なのですが、その記録はこういった些細な事で更新され続けていくわけですね。もういい加減本題に移ろう。

イタリアで猛威を振るう新型コロナウイルスですが、主に北イタリアで感染者が急増して、水曜日の時点で3300人の陽性反応、死者は148人、それが昨日土曜日には5061人が感染して、死者も233人に増加しています。スポーツの開催地を検討する時期はとっくに過ぎ去った。4月3日までセリエAは無観客試合が決定していて、これは正しい措置だけれども、その間インテル、リヨン、レッチェとのホームゲームを予定するユヴェントスは、当日収益約1200万ユーロの損益を計上するのだとか。すごい金額ですね。逆に、自前のスタジアムを持つのがどういう意味なのか、ぼくたちロマニスタもこれでハッキリ判りましたよね。ユヴェントスは3試合でヴェレトゥ買えるくらいのお金を稼ぐわけですよ。

ところで、そんなヴェレトゥの代理人が余計な話してます。

ジュフレディ代理人「ナポリのデラウレンティス会長が冬にヴェレトゥについて聞いてきたのは事実さ。実際に交渉を始める為の時間はなかったけどね。だからといって夏のナポリ行きを除外したりはしないよ。ローマだってこれからオーナーが変わればチームが大きく刷新される可能性があるだろ?」

話を戻すと、ローマはコロナの影響で、直近2試合で280万ユーロの損失だそうです。それは痛手ではあるけれども、お金はクラブに悩んでもらうとして、次のサンプドリアはラニエリとの再会ということで密かに楽しみでもある。ラニエリさんは高齢なので、感染には気をつけて欲しい。スタジアムの外から応援が聞こえたりするじゃないですか。あんな感じになるのかな?

一方で、ローマが財政難のときに、月1500ユーロ(約20万円)で契約更改したエピソードでお馴染みのダミアーノ・トンマージ現選手協会会長は、4月まで無観客というよりも、選手の健康を守るためには、事態が収束するまで期限を決めずに中止すべきだと主張してます。また、FIGCのグラヴィナ会長も、セリエAの選手に陽性反応が出た場合、カンピオナートの中断という可能性も示唆しています。他国のリーグの話ではありますが、みなさんどう思いますか?

最後にゼーマン監督の最新コメントをご紹介して終えたい。72歳でこの熱さ。ぼくはゼーマンのロマニズモからも多くを学んだ。必ずしも全員にとって正しいことを話しているわけじゃないけど、ハートがあってとても好きです。

ゼーマン「私は攻撃サッカーが好きだ。点が入ればそれだけみんな喜ぶ。ファンはゴールが好きなんだよ。私は多くの試合に敗れたが、多くの称賛も得た。つまらないサッカーで勝つなら、攻撃サッカーで負ける方を好むよ」

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