ICCを辞退、ピンツォーロのキャンプも中止したフォンセカ監督は、徐々に対戦相手のグレードを上げる加圧式のテストマッチ5連戦に切り替えた。昨晩の試合はその3戦目で、いよいよイタリア3部リーグのプロクラブ、グッビオという、これまでのスパーリングパートナーとは違う実戦的な相手となった。
ローマ 3-0 グッビオ
フォンセカは、マンチーニ、ディアワラ、スピナッツォーラなどを先発起用、キャプテンにはなんとジェコを指名した。
得点は以下の通り。
14′ Fazio, 50 Antonucci, 86′ Pastore
ローマ pt: Mirante; Santon, Mancini (Juan Jesus 33), Fazio, Spinazzola; Cristante, Diawara; Defrel, Zaniolo, Perotti; Dzeko
ローマ st: Pau Lopez; Florenzi, Fazio (Capradossi 61), Jesus, Kolarov; Nzonzi, Pastore; Under, Antonucci, Kluivert; Schick
控え: Karsdorp, Coric.
監督 Fonseca.
GUBBIO: Ravaglia; Filippini (46′ Zanoni), Bacchetti, Konate (46′ Cenciarelli), Tofanari (46′ Maini); Sbaffo, Ricci (46’Conti), Malaccari (46′ Battista), Zanoni; Cesaretti (68’Tavernelli), De Silvestro.
A disp.: Zanellati, Zanoni, Fondacci,, Di Cato,.
All. Guidi.
またしてもアントヌッチが得点。この得点力を売り物と考えるのか、ローマの戦力として計算するのか、夏の終わりを待ちたいところ。そして再び存在感を増しつつあるジェコ。日本のファンは心情的にはジェコを許しそうだが、実際のところ現地ではどうなのだろうか。
フォンセカ監督「ディアワラはまだ数回しかトレーニングをしていないが、それでも今日のプレーは満足している。しかし、まだまだ改善しなければならない。その点では先に合流したエンゾンジ、クリスタンテ、パストーレの方が良いね。グッビオはとても戦術的な相手で、中央を固く閉じていた。もしもそこにスペースがないならば、アウトサイドで展開してレーンを作る必要があるね」
テストマッチ5連戦の最後は27日で、この日は午前と午後にそれぞれリエーティ、テルナーナと戦う。これが終わり、今月末からはトップクラブとのフレンドリーマッチを開始する。
7月31日ペルージャ
8月3日リール
8月7日アスレチックビルバオ
ペルージャとビルバオの試合はペルージャの本拠地、スタディオ・レナト・クーリ。リール戦はフランス遠征。リールは、2013年に衰退していくローマを元のコースに戻したリュディ・ガルシア先生の古巣で、このタイミングで同じ外国人監督のフォンセカがリールと戦うのはちょっと運命の交差というか、何かの兆しを感じる。
コメント
更新有難うございます。
チョリッチ全然出ませんね。
自分ならグレますわ!笑
レンタルがベターですかね?
アヌーンさん
チョリッチ出ないですね。
サリフ・ウチャン的な立ち位置というか、そのチャンスすらないように感じます。どうなんでしょ?
相手のレベルを徐々に上げていって選手たちを色々と組み合わせて試している辺り有意義な期間を過ごしているように見受けられます。
相手が徐々に強くなっているとはいえ、自力ではローマが数段以上も上なので一人ひとりの出来よりも気になったのは連携の完成度ですね。みんなよく動き回るため、ボールがよく回りますが複数の選手が重なり合うことが多かったように感じました。
個人的に今後やってみてほしい編成は、パウロペス、フロレンツィ、ファシオ、マンチーニ、スピナツォーラ、ディアワラ、エンゾンジ、クリスタンテ、ペロッティ、ジェコ、ウンデルです。一番良くボールが回ると妄想していますw
シックは使い方に工夫が必要な気がします。割とザニオーロとの2トップにして、チョリッチやコラロフが二人に向けてロングパスを出すと良い結果がでるかもと思いました。
長々と失礼しました。
ナナシさん
このクラスの相手だと守備は堅いですね。
その中で、1人で剥がせる選手が多いのは根本的な層の違いを感じました。
いよいよアントヌッチは上手さが出てきて、ドリブルのストライドなんか一瞬メッシを感じたり、
まあぼくも色々と夢を見ながら応援していますw