セリエA 第16節:SPAL(H)

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AS Roma Sunday, 15. December 2019
17:00 Clock
SPAL 2013 Ferrara
3:1
goals
0 : 1 Andrea Petagna 44. / penalty  (Thiago Rangel Cionek)
1 : 1 Lorenzo Pellegrini 53. / right-footed shot
2 : 1 Diego Perotti 66. / penalty  (Edin Džeko)
3 : 1 Henrikh Mkhitaryan 83. / left-footed shot  (Alessandro Florenzi)

この試合は、SPALセンプリチ監督にとって最後の試験になるだろう、そういう事前の報道があった。相手がローマであろうと、アマチュアであろうと、負ければ解任は待ったなしの状況で、クラブは既にイアキーニとコンタクトをとっているのだとか。この状況でセンプリチ監督は5バック、時に6バックからのカウンターを選択した。

一方のローマちゃんは、パウが復帰して、注目のチェティン、JJのセンターバック争いはチェティンが制した模様。この雰囲気ではコッパイタリアも出番がなさそうなファン・ジェズス。特筆すべきは、サイドバックにフロレンツィが起用されたことで、ここに監督の信頼を感じた。前線は左からペロッティ、ジェコ、ザニオーロ。トップ下にペッレグリーニ。戦前の予想通りノックアウトラウンドのような入り方をしてきた。普段怒らない人の激怒がどのようなものだったのかは、これは開始1秒からのローマの怒涛の攻撃を見れば推して知るべしである。

primotempo

再三ゴール前に攻め込むローマは、SPALに呼吸する暇すら与えなかった。しかし、この北風と太陽のような対照的なチームのスコアは44分に、コラロフのボックス内のファウルによって動いた。エースのペターニャが落ち着いて決めてSPAL 先制。

secondotempo

後半早々にトモヴィッチのクリアミスがオウンゴールとなってローマはタイスコアに戻す。65分には、ボックス内でフランチェスコ・ヴィカルディがジェコを倒してローマにリゴーレが与えられ、この審判のバランス調整的チャンスに、ペロッティが職人のキックを披露。GKエトリト・ベリシャが体重をかけた右をしっかりと狙って決めた。ここまで非常に集中してプレーしていたベリシャだったが、逆を突かれて一歩も動けず。

最後は83分。バイタルエリア右からフロレンツィのクロスにミキタリアンが押し込んでゲームクローズ。またしても絶妙な位置取りからのスコアリング。ローマでは珍しいストライカーの嗅覚を持った選手だと思う。

話は逸れるが、日本ではムヒタリアンで浸透している彼の表記を、ローマ速報では今回からミキタリアンに統一する。英国人、イタリア人の実況が『ミキタリアン』と発音していて、更にはプレミア時代のニックネームがミッキー、ローマではミキと呼ばれていて、こちらはすっかりミキタリアンに慣れてしまったのである。テキストを書くときだけムヒタリアンに変換するのが手間になった。何人か知人やサッカー関係者にもリサーチしてみたが、つまりムヒタリアンというのはアルメニアの原語読みに近く、日本人は原語表記にうるさいからそうなっているのかもという解答が多かった。表記なんぞにまるで興味のない如月なのでそこはもうミキタリアンとしい。

閑話休題。
最後は、ザニオーロとペッレグリーニのパスで突き放したローマ。2人のディフェンダーがペッレグリーニに寄せた瞬間にその裏でフリーの状況を作り、高速クロスでミキのアシストをしたフロレンツィには巧さと抜け目なさしかなかった。この夜のフロレンツィは、スピナッツォーラやサントンには真似できない有機的な連動性を持っていたと思う。

戦う姿勢

フォンセカ監督「今夜は勝つことが重要だった。私たちが常に見せねばならないメンタリティがあり、全員のその姿勢を注視していた。うちの子たちは理解しているんだよ、私たちのサッカーに必要なのが勇気と決意であることを。彼らは常に勝利の為にプレーする必要がある」

フロレンツィについて

フォンセカ監督「本当に良いプレーをした。何度も話しているが、フロレンツィは本物のプロフェッショナルなんだよ。彼との間に何の問題もない。ただ、私には幾つかのオプションがあるというだけ。もしも私たちの間に問題があるならば、フロレンツィはプレーしなかったたろう。しかし、そうではなかったね。つまり問題など存在しないのさ」

ローマはこれで暫定4位に再浮上。しかし、今のローマにとって順位など単なるファッションでしかない。重要なのは、パルマに負けた11月10日以降無敗であること。そして、選手が戻りつつある良いタイミングで今年最後のカンピオナート、フィオレンティーナ戦に入れるということだろう。

フィレンツェには大きな忘れ物をしてきている。長く預かってもらっても申し訳ないので、そろそろヴィオラには返してもらわなければならない。

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