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セリエA第12節:トリノ(H)

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AS Roma Thursday, 17. December 2020 Torino FC
3:1
goals
1 : 0 Henrikh Mkhitaryan 27. / right-footed shot
2 : 0 Jordan Veretout 43. / penalty  (Edin Džeko)
3 : 0 Lorenzo Pellegrini 68. / left-footed shot  (Borja Mayoral)
3 : 1 Andrea Belotti 73. / right-footed shot

ジャンパオロ監督の前日会見の通り、果敢なプレスでローマのビルドアップの芽を摘もうとするトリノと、その網目を縫って敵陣まで侵入するローマだが、両チーム初のシュートはトリノだった。その後も丁寧に崩そうとするトリノは、11分にベロッティが打点の高いヘディングを打つもGKパウの正面に飛ぶ。徐々に確信を得ているような不気味な歩脚のトリノではあったが、14分にウィルフリード・シンゴが2枚目のカードで早々に退場になると、今度はローマが敵陣で徐々に圧力を強める。シンゴはアウトサイドの守備タスクを負っていただけに、この気負いの表れである早すぎる退場は気の毒だった。

待望の先制は27分。レオ・スピナッツォーラを経由したボールにバイタル手前まで詰めたきたマンチーニがシュート。そのリフレクションを再度レオが捌き直して、ボックス内で受けたミキがキーパーとポストの狭いニアを狙い打ちした。約束された勝利の剣的な一撃は、左ポストを叩いてゴール内側に転がる。あそこを狙うのかよ、という両チームのムード。アルメニアの魔法使いは今節も息するようにゴールを生み出して見せた。

一方トリノは、まだ腰こそ引けてはいないものの、41分にボックス内でブレーメルがジェコを引っ掛けてリゴーレを献上。VARチェックOK。これを職人ヴェレトゥがしっかり決めて2-0に点差を広げた。コースは読まれたが、自信たっぷりにギリギリのコースを突いた。
後半はトリノが完全に5バックになり、ローマもベルガモがチラついたのか、そこまでインテンシティの高いプレーもないまま、選手をどんどん入れ替えて終わりそうな雰囲気。しかし68分、ローマダメ押しの3点目はやってきた。相手のパスミスを高い位置で拾い、そこからショートカウンター発動。向こうも人数は揃っていたが、小気味よく崩し、マジョラルの落としをペッレグリーニが鋭く突き刺して3点差とした。次に生まれる子供がいる天空を指差しながらのおしゃぶりパフォーマンスは、かつての大バンディエラの様に見えた。いや、あれは紛れもないフランチェスコ・トッティだった。

その後わちゃつく中でべロッティに1点返されたが、これ以上トリノに奇跡は起きず、ローマは文句なしの勝利で4位浮上。

何故かローマだけが木曜日開催の今節。他のチームに比べてリカバリーの時間は少ない。退場者は出たものの、相手の反発力を考えれば、試合のコントロール、潮目を読むのは簡単ではなかったはず。その中で適切な交代を進めたフォンセカ監督は高く評価されるべきだろう。また、全てのメディアがペドロ復帰でペッレグリーニのボランチ起用を予想したが、ここで再度ボローニャ戦と同じ攻撃位置に置いたのは相当シビれる読みだった。

【総括】

年内3本勝負の1本を無事終えたローマちゃんでした。べロッティに関しては、一応控えめにあの鶏冠みたいなゴールパフォーマンスやっていて、多分いいやつなんだろうなーと思いました。退場者が出ずにあのまま力比べをされていたらどうなっていたのでしょうかね。というのも含めて、今は我々に運も味方していると思います。

次は難敵アタランタ。同クラス以上の相手に勝ちきれないという昨今のローマの傾向ですが、収穫の為にはそろそろここで結果を出さなきゃ嘘だね。相手はパプ・ゴメス問題で揉めているという情報もある。 こういったゴタゴタもこちらはアドバンテージとしなければならない。次も絶対勝とう。

つまらん夜はもうやめだ!

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