アンテ・チョリッチUSA日記 208.7.27『時にはボールを失った方がいい』

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*2018年の記事です。USツアーでICCに出場、トッテナムに4-1で負けた直後のチョリッチの日記。

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間違いなく俺たちはこんな結果は望んでなかったね。
あ、スパーズ戦の話だけどね。でもこれってあまり考え過ぎも良くないと思うんだ。ローマはたくさんの選手のフォームをテストして、みんながどんなプレーをするのかとか、チャンスも作ったり、多くのことを試せたと思う。後半はまあまあ良かったんじゃないかな?もちろん結果が重要だけど、俺はどういった意味合いのプレーだったのか、というところが上手く伝わってないと思うんだよ。

トッテナムみたいなビッグクラブと最後に対戦したのは何年も昔だけど、個人的にはかなり良いプレーができたと思う。試合前は別にビビッてなんかいなかったよ。少しだけ緊張して、わくわくしていた。いつもの鳥肌がゾワーってなったさ。本当に鳥肌モノだった。試合前にスタジアムを見渡して、俺はこう思った。「こんな凄い試合でプレーできるなんて、神様感謝します」って。ピッチに出てゲームに集中した。そして、俺は自分に話しかけた。

「アンテ、行くぞ。サッカーの時間だ」

その前日、俺はミステルに呼ばれた。
ミステルはこう言った。「明日はトリデンテ(スリートップ)の左としてプレーして欲しい。なにか問題はあるかな」って。たから即答さ。「全然問題ないです!左でも何でも、俺、ローマの選手ですから、どのポジションだってやれます」そう言った。ミステルは特に注意しなきゃいけない具体的なアドバイスをしてくれた。かなり参考になったよ。試合中もずっと俺に声を掛けてくれた。「ヴァイ!ヴァイ!ヴァイ!」(vai=行け)ってね。プレスしろって意味さ。ローマは前線からプレスをするスタイルでしょ?だからこういう指示は助かるよ。でももっと改善しないとね。・・・そう俺はもっと良い選手になる。いつかケヴィン・ストロートマンみたいな選手になってみせるさ!

ところで知ってた?この試合のユニフォームって背中に選手名が入ったんだよ。見たときは本当にテンション上がったよ。またまた鳥肌さ。それに信じられる?ちゃんと名前のCにアクセント記号がついていたんだよ。本当にそうなってるか見るまで不安だったからね。もちろんこのユニフォームは部屋に持ち帰ったんだ。そしてずっと忘れないよ。

俺は自分やチームについて書かれているものを読まないんだ。
クロアチアにいた頃、俺のコメントが間違って報道されたことが度々あった。そのせいで俺を横柄な性格だって思っている人がいたんだ。だけど横柄な振舞いって俺が最もやらないことさ。本当に最悪な気分だった。本当はそんなタイプじゃないんだから。家族や友達ならわかってくれてるけどね。それで自分について書かれていても読むのを止めた。今唯一チェックしてるのはインスタグラムだけ。みんな「いいね」とか「チョリッチ上手くね?」とか書いてくれてるよ。
そういやこの日記書く直前に知ったんだけど、パロッタ会長がラジオで俺を褒めてくれてたんだってね。実際には聞いていないけど、とても嬉しい気分になったよ。

ある日俺は練習でストロートマンさん本人に股抜きしてみせるって言った。実際に何人かにはチャレンジしたんだけどね。その一人がパストーレさんなんだ。でも、すぐにそれは良くないって気がついた。パストーレさんは超偉大な選手で、俺は本当に本当に尊敬している。そんな偉大なジョカトーレの股を抜いちゃいけない。だからすぐに謝りに行ったよ。そして自分に言い聞かせた。「こんなのもう止めよう」って。
ピッチ上では反射的に動くことが多い。ドリブルするとき、最も迅速かつ最短でボールを運ぶ方法を瞬間的に考える。そのとき股抜きはオプションのひとつだと思う。だけど、トレーニングの場合はさ、偉大な選手に悪い印象を与えるくらいなら大人しくボールを失ってる方がいい。自分を証明したいなら試合でやればいいって思ったんだ。

火曜日に新シーズンのスケジュール出たね。
良い組み合わせだと思ったけど、同時にこりゃ難しいぞって気持ちにもなった。昨シーズンはたくさんセリエAの試合を観たから、開幕のトリノがどれだけ強くて危険な相手か気がついてるんだ。彼らのスタイルはちょっとローマに似ている。攻撃的でハイプレスサッカーで、よりカウンターが脅威だと思う。待ちきれないよ。あ、もちろんその前にバルセロナとマドリーのビッグマッチがあるんだけどね。でも本当に集中するのはセリエAさ。スケジュール表を眺めて色々想像するんだ。サンシーロとかローマダービーとかね。そのとき選んでもらえたらなと思う。いや絶対にもう一度鳥肌体験してみせるよ!

USツアーではランチの後に休憩があるんだ。俺はほとんど寝てるね。たまにテニスボールチャレンジみたいな面白いテレビ企画に参加することもあるよ。俺はあんまりゴールを決めるのが得意じゃないけど、得点よりも楽しませたいなっていつも思ってきたんだ。俺にとってサッカーは『美しく勝利せよ』さ。だからインステップでリフティングした。もしもセーフィティーにやってたら80回、90回くらい余裕で続いてた。それだと観てる方も退屈なんじゃないかな。

ディナーの後は門限までちょっと自由時間がある。だからいつも俺はウイリアム・ビアンダ、ジャスティン・クライフェルト、パトリック・シックの4人でFIFAかフォートナイトで遊んでる。フォートナイトは正直ウイリアムに向いてないね。FIFAはそれでも結構上手くなってきたよ。当然俺の前じゃノーチャンスだけど。
俺のフォートの腕前?いやいや、そういうのってピッチと同じさ。他人が評価することであって自分で言うべきじゃない。パトリックかジャスティンに聞いて欲しいね。もしかしたら俺の名前を挙げるかもしれないよ。

――てな感じでこのところ毎日が凄いスピードで過ぎ去っていく。
何日かスパーズ戦を想像してわくわくしてたけど、次はもうバルセロナだもんな。なんて素晴らしき日々だ。次も待ちきれないよ!

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