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【UECL準決勝進出】ローマ 4-0 ボデ/グリムト

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AS Roma Thursday, 14. April 2022 FK Bodø/Glimt
4:0
(1st leg 1:2)
goals
1 : 0 Tammy Abraham 5.
2 : 0 Nicolò Zaniolo 23.  (Lorenzo Pellegrini)
3 : 0 Nicolò Zaniolo 29.  (Nicola Zalewski)
4 : 0 Nicolò Zaniolo 49.  (Bryan Cristante)

勝ち抜けに2点差の勝利が必要なローマ。その後押しをするためにオリンピコには6万人以上のファンが集まり、これぞビッグマッチという完全ホームの雰囲気を作り出した。2018-19シーズン以降、ヨーロッパの大会でローマはここオリンピコで17試合無敗が続いている。

primo tempo

試合はいきなり動く、ザニオーロがライン際のキープから得たショートコーナーからのクロスを相手GKが弾き、後ろから詰めてきたエイブラハムが押し込んだ。そして22分には22番に追加点。クリスタンテの縦パスからワンタッチでディフェンスラインを崩して、裏を取ったザニオーロがネットを揺らす。

29分にローマの3点目。自陣からのカウンターからザレフスキがスプリントを開始。コースを切りに来た相手をカットインで外して、CBの間をダイアゴナルに入ったザニオーロに送る。それをザニオーロが左足クッキアイオで決めた。その後、ローマ攻勢も得点は変わらず、ローマの勝ち抜けがほぼ決定的になった状態で後半に折り返した。

secondo tempo

49分に再びザニオーロが独力で決めてトリプレッタ達成。後半に修正を加えたであろう相手に試合に入らせなかったという意味で、事実上ここがゲームクローズとなった。

60分にお役御免のザニオーロに替えてフェリックス・アフェナ・ギャンを投入。ショムロドフではなく、明らかに確変期が終わっているフェリックスを投入したのは、単にスピードで相手を貼り付けたかったのか、今後への期待の現れか。今となっては、バレンシアガの靴をプレゼントするほどモウリーニョ監督が喜んだあの面影はないように思うのだが…

85分には、層の厚さを見せつける交代起用でモウリーニョ監督がゴール前にバスを置くと、数分後にボデは絶対的なエース、ソルバッケンを諦めた。テレビカメラは客席に舞う大小のゲーフラを映し出す。6万人のロマニスタたちのうねる波の中で、それは大漁旗のようにはためいていた。

今夜のローマはほぼ完璧な試合運びで、ディフェンスラインのコントロールなどは壊滅的だったシーズン序盤とはまるで異なっていた。誰も知らない、関心もない、日本のDAZNでも配信されない、スポナビにも試合結果を載せてもらえないヨーロッパの大会で、ローマは重要な勝利を収めた。それだけにロマニスタにだけ、この勝利は計り知れない価値がある。

相手チームの監督は試合前に勝利宣言をした。だがしかし、彼はイタリアの首都のクラブの、カルチョの本物の闘争を知らなさ過ぎたのだろう。

コメント

  1. tatti より:

    プレー、メンタル、スタジアム共に今シーズン1のゲーム。バルセロナ戦以来の感動に感謝‼️

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