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Ti amo e ti amerò per sempre.
ローマ、そのクラブを体験したものは誰でも、熱い鉛を飲み込んだようにクラブのアイデンティティを御身に落とす。彼らは伝道師であり、体現者であり、永遠に変わらないローマの恋人だ。今回は、2021年2月にイタリアサッカー界でローマへの熱い気持ちを語った人たちをご紹介したいと思う。ローマとは議論されず、ただ愛すものなのだと判るだろう。
執筆者の欲を言うならば、今回のインタビュー集で最も人気のなさそうなセルセ・コズミ監督の章を多くの人に読んで頂きたい。ペルージャ出身のコズミがなぜ、ローマと恋に落ちたのか、そしてそれは今もどのように続いているのか。イタリアから100万キロ離れた日本のロマニスタにとって、かならずや心の琴線に触れると確信している。なので、コズミの章だけでも大きな価値をロマニスタのあなたに与えてくれるはずだ。読む価値はある。
デ・ロッシとサバティーニのインタビューはサイトの方でも紹介したが、note版ではローマに関連した部分を大幅加筆で収録した。サイドで読んだ方も、まったく異なる印象を持つと思う。
ダニエレ・デ・ロッシ「あの頃の俺たちはサッカースクールの生徒みたいにボールを追いかけ回した」
今月の頭にクリスティアン・ヴィエリのTwitchチャンネルでトークライブが公開された。ダニエレ・デ・ロッシ、アントニオ・カッサーノ、ニコラ・ヴェントラ、ダニエレ・アダーニといった往年の名手たちが集い、当時の思い出に花を咲かせた。今回はその中でもデ・ロッシのローマに関する発言を抽出してお伝えしたいと思う。元チームメイトで友人同士だからこそナチュラルに訊ける質問など、ロマニスタにとって知るべきものはとても多い。
カッサーノ「おいダニー、監督になる為の勉強してるんだろ?今どうよ」
デ・ロッシ「まあ好調だよね。でもオンラインの講義だから1日4時間モニターの前にへばりついてる。どこの学校でもそうだけど、長く感じる授業もあれば、あっという間の授業もある。生徒同士WhatsAppで繋がってるからそれは楽しいね(笑)」
*FIGCが公開したコーチライセンスリモート受講の様子。
カッサーノ「そういや、フィオレンティーナの監督になるって話あったよな。引き受ける準備はできてた?」
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