AS Roma | Monday, 26. February 2024 | Torino FC |
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3:2
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goals | |
1 : 0 | Paulo Dybala 42. / penalty |
1 : 1 | Duván Zapata 44. / header (Raoul Bellanova) |
2 : 1 | Paulo Dybala 57. (Bryan Cristante) |
3 : 1 | Paulo Dybala 69. (Romelu Lukaku) |
3 : 2 | Dean Huijsen 88. / own goal |
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前日会見でデ・ロッシ監督はトリノを『最悪の相手』と表現した。
タフな相手だろうね。ユリッチ監督は俺が指導者を志したとき、最初に練習を見に行った監督さ。当時まだヴェローナを指揮していて、とても親切にしてもらったよ。おそらく120分プレーした直後の俺たちが対戦するには最悪の相手だろうね。守備力はヨーロッパクラスで質の高い選手が揃っている。
連戦で疲労の溜まったルカクをベンチに置きアズムンが2戦連続で先発に名を連ねた。そのアズムンが前半40分にペナルティエリアで倒されると主審はリゴーレを指示、これを名手ディバラが冷静にGKの逆を突いて決めて、ローマがホームで先制する。
しかし、トリノも意地を見せる。前半終了直前の45分に右からのベッラノーヴァのクロスをサパタが高い打点のヘディングで決めて試合を振り出しに戻した。マンチーニとクリスタンテで挟み込んでいたが、サパタのフィジカルがそれを上回っていた。
後半に入り、再びディバラの時間がやってきた。アズムンに代えてルカクを投入後、9人でスペースを埋めて守るトリノに対して、ローマはポゼッションを高めて敵陣で進路を窺う。だが、その閂(かんぬき)をいとも簡単に外したのがディバラだ。圧縮された4-1-4のブロックを前に、ファンタジスタは魔法の左足を振りぬく。ボールは選手たちの間を通り抜けて落ち、ゴールネットを揺らした。その後もディバラは輝く。68分に途中出場のルカクとのパス交換でペナルティエリアに侵入すると、角度の無い位置から再び左足を振り抜き、対角線に右サイドネットに突き刺した。これでトリプレッタ達成。魔法の・・・いや宝石(LA JOYA)の左足は今夜、24カラットの輝きを見せた。
その後、ハイセンのアウトゴルで追い上げられるが、アディショナルタイム4分、ボールを持ちながら時計の針を進めてローマは勝利した。この勝利デ・ロッシ監督は就任後、カンピオナート6戦を戦い、5勝1敗と最高の結果を出している。この後モンツァ、フィオレンティーナのアウェイ2連戦が待っている。
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