AS Roma | Wednesday, 3. January 2024 20:00 Clock |
US Cremonese |
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2:1
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goals | |
0 : 1 | Frank Tsadjout 37. (Paolo Ghiglione) |
1 : 1 | Romelu Lukaku 77. (Sardar Azmoun) |
2 : 1 | Paulo Dybala 85. / penalty |
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今のローマにとって果たして不必要なのか、それとも選手の出場機会を増やす意味でも有効なのか、個人的に大会の意義がまだ見えてこないコッパイタリアラウンド16は、ホームオリンピコにクレモネーゼを迎えた。
primo tempo
序盤のペッレグリーニの美しいFKや、カルスドルプの右からのクロスに、ファーのベロッティが合わせて、その流れから再びペッレグリーニがクロスバーを叩く惜しいシュートを蹴るなど、主導権をローマが握る展開ではあるが、とにかくファウルで止めるクレモネーゼがアフター気味で荒く、それに釣られてこちらもラフになったり、故障者が出そうなのは気になった。
先制は37分、クレモネーゼ。ジョレンテがペナルティボックスで剥がされると、FWフランク・サジューが押し込んで決めた。ジョレンテはユヴェントス戦から対人の弱さが目立つが、この失点では左のアウトフロントでトラップして、スペースにボールを置き直すサジューのプレーが良過ぎた。
余談だが、ローマは昨シーズンのコッパでも準々決勝でクレモネーゼと対戦して、ホームで先制を許し負けている。
しかし、昨年と異なるのは、ビハインドの状態からのオプションの多さだろう。HTでモウリーニョ監督は3枚代えを行う。すでにカードを貰っていたジョレンテとチェリクに代えて、ザレフスキとクリステンセン、ベロッティに代えてディバラが入った。
secondo tempo
53分にはエルシャーラウィがカットインからやや遠目でシュートを打つが、これはポストに当たりゴールインせず。その後も終始敵陣でのワンサイドゲームに持ち込むが、クロスの質が低く、なかなか得点の匂いがしてこない。その間にクレモネーゼはDFを投入して完全にカウンター一本に切り替えた。3バックはザレフスキ、クリスタンテ、クリステンセン、本職がいない状況。だが、リスクを承知でカテナチオ(かんぬき)を外すしかない。
76分、ローマは同点に追いつく。ディバラからのパスをアズムンが落とし、CBの間を抜けだしたルカクがネットを揺らした。その6分後、途中から入ったスピナッツォーラがボックス内で倒されてリゴーレを得る。蹴るのはディバラ。GKはコースを読んでいたが、反応を上回る速度で蹴り込んで決めた。
アディショナルタイム終了直前には、エルシャーラウィが無人のゴールを狙うなど、最後まで攻撃の姿勢を崩さなかったローマがベスト8に駒を進めた。昨年クレモネーゼに敗れた時は、リゴーレとチェリクのオウンゴールだったが、今シーズンの厚い選手層で、モウリーニョ監督のベンチワークは冴えている。
次の相手はジェノアを破って勝ち上がったラツィオだ。来週、再びオリンピコにローマダービーがやってくる。
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