*加入決定後のインスタグラムより
英国では絶対的な評価を得ることが出来なかったクリス・スモーリングだが、国外初挑戦であり、さらに戦術の国でもあるイタリアで、圧倒的な対人の強さと攻撃センスで、最初の1秒からロマニスタたちのハートを虜にした。彼をサムエルと比較するロマニスタはいないだろうが、同様に彼が不必要だと考えるロマニスタもこの世には存在しない。さあ、新しい旅の始まりをスモーリングと一緒に楽しもう!
クリス、ローマにおかえりなさい!どれだけローマが恋しかったか聞かせて頂けますか?
スモーリング「ありがとう!ようやく(移籍が)決まって本当に心が楽になったよ。俺が戻りたがっているのは誰もが知っていたはずだ。それでも移籍期限は刻一刻と迫ってきたからね、本当に安堵したよ。今は完全移籍を喜びたいし、明日からはまたチームに戻るよ」
ロマニスタたちは間違いなくあなたの帰還を喜んでいます。空港に詰め掛けた彼らの大歓声をどう感じましたか?
スモーリング「そんなのマジで特別な気持ちに決まってるじゃないか!空港のファンを見て背筋がゾクゾクしたよ、戻ってきてこんなに多くのティフォージに会えるなんてね。正直言うと、最初にピッチに立った瞬間からロマニスタたちの愛を感じていた。でもそれは今もっともっと大きくなったよ」
このようなことを以前も体験したことは?
スモーリング「いいや、ないんだよ。これまで何人かの選手が群衆に囲まれてサインするのを見てきたけど、同じことが自分に起こるなんて思ってもみなかった。でも実際にファンからの熱烈歓迎を受けて、俺はできる限りのものを返さなきゃいけないって思ったんだ」
本当にこの交渉の行方は分かりませんでした。渦中の人間としてどうでしたか?まるでローラーコースターに乗っていたような気持ちだったのでは?
スモーリング「そうだね。本当にそんな感じがしたよ。俺は冷静な性格だけど、それでもこの夏は感情の浮き沈みの激しい時期があったからね。自分がどうしたいか分かっていたし、それを待つだけだったから特にね。とにかく、この交渉は本当に大変だった。実現の為に働いてくれた全ての人に感謝してるよ」
あなたはここに来てすぐにローマが故郷のようだと発言しました。具体的には何があなたにそう思わせるのでしょうか?
スモーリング「情熱。ここでは人々にサッカーの息吹を感じるんだ。みんながローマについてずっと話し続けていて、俺が来た時はデルビーにどう勝つか?ってのがお題だったな。デビュー戦でもその熱量を感じた。それがここから去りたくない理由だ」
完全移籍が決まった後、チームメイトとは何が話しましたか?
スモーリング「そう、そう、そう、もちろんさ!アイツらみんなバカみたいに大喜びしてくれたんだぜ!みんなと話をしたよ。というよりも、シーズンが終わって夏の間もずっと話をしていたんだ。夏休みにサルデーニャに行ったんだけど、そこにチームメイトが大勢来ていたからね。その後も進捗状況なんかを確認し合ったりした。ローマにいなくても、SNSで他の選手と連絡を取り続けていたんだ」
フォンセカ監督とはなにか話しましたか?
スモーリング「もちろんだ。まだ戻って来たばかりで直接はお会いしてないけどね。でも監督ともシーズン終了後から連絡を取り合っていた。もう一度一緒に働けるのを嬉しく思うよ」
この夏、ローマは幾人かの選手を招きました。あなたが良く知るであろうペドロもその1人です。彼は何をローマにもたらすと思いますか?
スモーリング「先週のウディネーゼ戦のゴール観たよ。ペドロは、これまでのキャリアでああいったプレーをしてきた選手としてよく知られている。他にも加入した選手はいるし、ローマを更に後押ししてくれるはずだよね」
もう1人の加入選手、マラシュ・クンブラについても聞かせてください。昨シーズン、クンブラはあなたのプレーを研究していたそうです。彼のような若いディフェンダーに対して、あなたはご自身の経験を伝えたいと思いますか?
スモーリング「もちろんだ。昨シーズンのヴェローナはソリッドな守備のチームで知られていた。クンブラは若いが、間違いなく彼の加入はローマにとって大きなプラスだよ」
既にシーズンははじまっていますが、ここまでローマの試合はチェックしていましたか?
スモーリング「何を言ってるんだね(笑) スケジュール帳にローマの試合日は入力済だよ。家のテレビのチャンネル権は俺にあるからさ、試合も全て観ている。今はようやく選手やクラブの人達と直接コミュニケーションを図り、チームに貢献できるようになったから嬉しいんだ。試合に出ている時もローマファンだけど、テレビで観てる時は「勝ってくれ!」って気持ちになるからさらにローマ熱が増してるんだ(笑) だって俺もそこで一緒に戦いたいんだからね。マンチェスターに戻っている間は家族でローマを応援していたんだよ」
次のベネヴェントまで2週間のインターバルが空きます。あなたはスタンバイOKなのでしょうか?ご自身のフィットネスコンディションは如何ですか?
スモーリング「その頃にはもっと良いコンディションになると思う。マンチェスターユナイテッドではチームトレーニングに参加しなかったけど、ずっと午前午後のフィジカルトレーニングは続けてきたから」
3年間の契約年の間の個人とチームとしての目標は?
スモーリング「俺の当初の目標はここに戻る事だったけど、それが叶った今ではトロフィーの獲得になったね。昨年はそれがおぼろげな目標だったけど、今は間違いなく、俺たちにはタイトルが必要だと断言できる。ローマは間違いなくビッグクラブだが、長い間タイトルから遠ざかってる。だからそれが俺の目標さ。そして、チームとしてはファンの声援に結果で応えるってことだと思う」
最後にお決まりの質問で終えましょう。ファンにメッセージをお願いします。
スモーリング「オーケー。ロマニスタのみんな、俺はここに戻れてとても嬉しいよ。ローマ復帰のに為にハードファイトしたきたけど、今はこうして再会できたね。全てを捧げる準備ならもうできてる。一緒に戦うのが待ちきれないよ!」
<了>
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