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【ロングインタビュー】パウロ・ディバラ「ロマニスタの情熱はアルゼンチンと似ている」

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新シーズンに先立って、パウロ・ディバラのインタビューが公開された。いよいよ始まる長い戦いに向けて、ディバラは何を考えているのか。


パウロ、いよいよ新シーズンが始まります。

ディバラ「とても幸せだよ!ここ数年はプレシーズンに満足なトレーニングが出来なかったけど、そういう意味でもこの夏は良い準備ができたよ」

今年はサウジアラビアと共に過ごした夏のメルカートでしたね。

ディバラ「サッカーは世界的なスポーツで、誰もが自由に観戦して、有名選手を間近で観る権利を持っている。選手の競技生活は短いから、どこでプレーするかという決断は人それぞれだよ。以前はMLSで起こった事がサウジアラビアで始まっただけじゃないかな」

あなたもオファーを受けましたね?

ディバラ「でもローマが良いと思っていたよ。夏休みの間、モウリーニョ監督とずっと話していた。お互いローマにより強く何かを与えたいと感じていたんだ。昨シーズン、ヨーロッパリーグ制覇まであと一歩のところで、ぼくたちには苦い思い出がのこされた」

セリエAは成長しているのでしょうか?

ディバラ「昨シーズンも競争は激しかったけど、今年はスクデット候補を選ぶのがさらに難しくなるだろうね。インテルはチャンピオンズリーグ決勝を戦い、フィオレンティーナもカンファレンスリーグ決勝に進んだ。それだけの力がイタリアサッカーにはある」

セヴィージャとの決勝を振り返る事はできますか?

ディバラ「とても悲しい記憶だ。ぼくたちは全力で戦ったけど、それでは足りなかったんだ。自分のゴールでチームを助ける事ができたのは多少の慰めになるよ。セヴィージャは困難な道のりを歩み、ぼくたちもタイトルに相応しかったけど、PKの結果だから彼らを祝福したい。ぼくたちにとって本当に大きな傷みだった」

モウリーニョ監督はあなたのことを常に「別の地代から来た少年」と詠んでいます。

ディバラ「信じられないようなビッグタイトルを数多く手にしたモウリーニョ監督にそう言われるのは本当に嬉しいよ。いつも言っているけど、自分が快適に過ごせて、ベストパフォーマンスを見せる事が出来るのはチームのおかげなんだ。だから監督、コーチ陣、チームメイトに感謝したいんだ」

昨シーズンのあなたはローマで18ゴール8アシストを決めています。このチームはあなたのイマジネーションを中心に回っているように思えます。

ディバラ「チームメイトがぼくを頼ってくれるなら、それは素晴らしい責任だよ。その点でぼくは自分に自信を持っているんだ。時には、あまり派手なプレーができないかもだけど、チームメイトの個々のパフォーマンスを引き出す効果的な動きは出来ていると思ってる」

今シーズンはどんなローマが見られますか?

ディバラ「全ての大会で上を目指していく。タイトルをロマニスタたちにぷれせしたい。補強のおかげでぼくたちは素晴らしいチームになったからね」

補強といえばモラタのローマ入りが噂されていましたが···

ディバラ「ぼくはいつも彼にローマに来いって言ってたけどね(笑) ぼくたちは親友だし、ほとんど家族みたいな存在なんだ。だから移籍は実現不可能だとは判っていたけど、ローマで一緒にいたかった。ぼくたちはユヴェントスで出会って、最初から気が合ったんだ。彼の子供が生まれたとき、ぼくとパートナーに名付け親になって欲しいと言ってぼくたちを驚かせた。とても素敵な申し出で、それからは可能な限りぼくたちはモラタ家族に会いに行ってる」

もう一人の友人、レアンドロ・パレデスがローマに加入しました。

ディバラ「レアンドロに移籍の可能性があると知って毎日電話したよ。彼がこの都市とクラブを本当に好きだと判ったから、近況を教えてもらったり、手伝える事がないか聞いたんだ。レアンドロはピッチでぼくたちの大きな助けになるはずだよ」

ローマで生活して学んだことは?

ディバラ「この都市の情熱はアルゼンチンとよく似ている。アルゼンチンからヨーロッパに来たぼくたちにとっては全てが穏やかに見えるけど、ここはそうじゃない。ローマで暮らす人たちはクラブを何よりも重要だと考えている。オリンピコは常に満席で、ロマニスタたちと一緒に戦えるのは本当に良い事だよ。対戦相手として雰囲気は知っていたけど、今のオリンピコみたいな感じではなかったね」

トッティはいつもあなたを称賛しています。彼とはこれまでどのような話をしましたか?

ディバラ「ミラノでチャリティーマッチに参加するときに会ったんだ。カメラがあったから長くは話さなかったけど。トッティはここでは神であり、神話であり、ぼくが称賛する人物だよ」

イタリア市民会館で行われた歴史的な入団セレモニーを思い出せますか?

ディバラ「もちろんだよ!実はあのイベントについて何も聞かされていなかったんだ。ピントGMからプレゼンテーションがあるとだけ。だから簡単なフォトセッションと撮影を想像していた。あんな光景は夢にも思わなかったね。会場に向かう途中、窓から旗を持って歩くロマニスタの集団を見たとき、これはクレイジーだって思った。7万人の前でプレーしても平然としていられるぼくが、そのときばかりは緊張していた。だって、ぼくは彼らの為にプレーしたこともなければ、そもそもライバルチームからやって来たんだよ?でもセレモニーが始まってからは楽しむ事にしたよ。難しい状況の移籍だったから、あの歓迎は本当に嬉しかったんだ」

そのライバルチーム、ユヴェントスからローマ入りはどのくらい難しかったのでしょうか?

ディバラ「簡単ではなかったし、自分でも予想外だった。数ヶ月前にぼくはクラブから構想外だと告げられた。でも、ぼくにとってユヴェントスは家であり、スタジアムもサポーターも、何もかも知っていた。副キャプテンでもあった。ぼくを選手としてだけでなく、人としても成長させてくれたユヴェントスにはこれからも感謝し続けるし、美しい7年間だったよ」

29歳のあなたは、現在サッカー選手として円熟期を迎えています。今後の目標は?

ディバラ「ぼくは今、成熟とフィットネスの理想的な瞬間にいる。多くの事を達成して、試合へのビジョンが変わった事でチームメイトを助けることができると感じている。ぼくの第一目標は常に100%の力を発揮すること。次が勝つことだ。そして勝てば、常にそれ以上を求めるようになる。だからぼくたちのロッカールームには多くのタイトルを獲得してきたチームメイトと監督がいるのさ」

〈了〉

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