レバークーゼン戦の敗戦から中2日で迎えるユヴェントス戦。この試合がローマの分水嶺になるのは間違いないだろう。
木曜のヨーロッパリーグはチームから多くのものを奪いました。リカバリーの時間があまりないのもそのひとつです。フィットネスレベルのマネジメントをどのように行いますか?
デ・ロッシ監督「試合は目前に迫っているが、俺たちはまだスタート地点から離れてすらいない。 今日も選手たちのフィジカルコンディションを見極め、いくつかの些細な問題を検討しなければならない。 ミッドウィークに試合がある場合、戦術的な準備や体力の回復はかなり難しいんだ。 でも、このチームはここ数シーズン、ヨーロッパの連戦に慣れている。 残り試合は少ないし、いつも次の試合の準備をする時間はほとんどないけどね。昨日はボーイズと話をして終えた。 負けた後は次の日に少し精神的にショックを引きずる傾向にあるんだ。 勝てば翌日はみんな疲れそっちのけでまたプレーしたいと思う。まずは 今日から選手たちのメンタルをチェックする必要がある」
アッレグリ監督はしばしば “リザルタティスタ(結果主義者)”と揶揄されます。 彼の率いる結果第1主義のチームにどう立ち向かいますか?
デ・ロッシ監督「まず、アッレグリはイタリアサッカーの歴史に名を刻み、現在も最高レベルでチームを率いているのだから、大きな尊敬の念を持たねばならない人物だ。いいか?俺はアッレグリがまだ有望な若手選手だった頃、親父(アルベルト・デ・ロッシ)から一緒にプレーした話を何度も聞いている。間接的に彼のキャリアを見てきたんだ。 だから、俺はここでリゾルタティスティ(結果)かジオキスティ(良いサッカー)か論争に巻き込まれるつもりはない。 俺の中では議論ですらない。 俺はまだローマで数カ月しか監督を経験していないが、試合に勝つこと、大会で勝ち進むことがいかに難しいかを実感している。俺が言えるのは、アッレグリやモウリーニョ、アンチェロッティのような監督を尊敬してやまないという事だけだ。 彼らはサッカーの歴史に名を刻み、今も最高レベルで指揮を執り続けている」
ではどのようなメンタリティで臨みますか?
デ・ロッシ監督「明日は他のチームと同じように、良い準備と知識、意欲を持って立ち向かう必要がある。 ユヴェントスは直近であまり良い結果を残せていないが、ラツィオ戦のように非常に良いパフォーマンスもあれば、苦戦を強いられることもある。 彼らもチャンピオンズリーグ出場権を狙っているが、特にオリンピコということもあるし、いつもと同じように、最後までライバルと肩を並べて戦えるよう、ロマニスティには応援で後押ししてもらいたい」
〈了〉
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