モンツァ戦前日会見のマイク
現在、カルスドルプとタミー・エイブラハムを除いた全員が使える状況なのでしょうか?週に3試合行いことになりますが、ディバラを含めて選手をどのようにマネジメントしますか?
デ・ロッシ監督「カルスドルプ以外は問題ない。膝の調子が悪いから遠征からは外すが、深刻ではないよ。ちょっと時間が必要なんだ。もちろんエイブラハムもね。良い選手が多ければ、それだけチームの運営は楽になる。交代起用も含めて、連戦でも戦力を落とさなくて済む。その点で俺は落ち着いているよ。勝利に貢献できるメンバーを試合に出せると思う。ディバラ?彼のコンディションには問題がない。前節トリプレッタを決めた後トップフォームにある。その他の選手のリカバリーにも満足している」
あなたとモンツァのパッラディーノ監督は共にセリエAで最も若い監督です。
デ・ロッシ監督「俺たちはUEFAのコーチライセンスを一緒に受講した。彼の方が少し早かったけどね。だから、モンツァを率いているのは嬉しいよ。素晴らしい監督だ。明るい未来が待っている。でも明日は彼らを倒せるように努力する」
あなたはこれまですべての選手を起用しようとしています。これは全員に当事者意識を持たせるという狙いがあるのでしょうか?また、ローマは前よりも家族的になっていますか?
デ・ロッシ監督「以前がどうだか判らないね。でも違うことをしようとしているわけじゃない。SPAL時代にやったことをここでも実践している。それは俺がカピターノとして、ベテランとしてのロッカールームの振る舞いとあまり変わらない。もちろん、責任の度合いは変わったよ。役割も、下すべき選択も変わった。カピターノであればみんな同じ仲間だけど、今の俺は毎試合12,3人を招集外にしなければならない。昨日の俺は朝の7時15分から夕方5時半までずっとパソコンの前に座っていた。疲れるさ。でも楽しいんだ。それを楽しんでいる。コーチ、スタッフがいて、家族的な雰囲気の中で、友達と一緒に仕事ができる。みんなトリゴリアにやってきて、きちんと自分の仕事をしなければならない」
前節、ルカクをベンチに置いたのは驚きました。
デ・ロッシ監督「いや特に驚くことじゃない。それがアイツの仕事だ。それで不機嫌になってパフォーマンスが落ちる方が驚きだね」
あなたの時代にはそんなエゴイスティックな選手がたくさんいましたが・・・
デ・ロッシ監督「このチームではあまりいない。というか、ひとりもいないね。選手としてはプレーできない事は腹立たしいし、苛立って監督に対してキレるヤツもいるだろう。それは今だって同じだ。でもそういった感情を受け止めるのも俺の仕事の一部だと思っている。選手はトレーニングで必死に走らなければならない。試合ならばさらに走る必要がある。そうあるべきなんだ。それは俺のルールじゃない。どの監督にとっても同じことだ。その観点から言わせてもらえればルカクは完璧な選手なんだよ」
<了>
おまけ
モンツァに向かう車内でくつろぐDDR。スニーカーはおそらくアディダスのフォーラムロー。ぜひとも同じカラーを手に入れたいところ。
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