Bologna FC | Sunday, 14. May 2023 | AS Roma |
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・Svilar 6.0
日本での試合以来の出場。というか今季初出場でのクリーンシート。内容的には勿論及第点なのだろうが、積極的に使う理由はないかな…くらいの立ち位置なのだと思うので、GKというポジションの難しさを感じる。
・Celik 6.0
若干CBとしては若干の不安はあるものの、それでも結果的には無難に処理した印象。むしろ前線で彼をWBとして使えない点の方が勿体なかったように感じる。怪我の方が心配。
・Cristante 6.5
適正ポジションとは言えないポジションでこの試合も無失点に抑えているが、試合途中から1列上げる動きの割合が増え、やはりもう少し前でプレーしいのだろうなと感じる。フル出場が有難すぎる反面、壊れないか心配…。
・Ibanez 6.5
Zalewskiと共にOrsoliniに上手く対処出来ていた様に思える。タフな試合が続く中走り続けてくれているのもとても大きい。
・Missori 6.0
若干消極的な印象も受けたが前半の大外からの飛び込みなど好機にも絡み、初のスターターとしての出場にしては十分な活躍だったのでは。とにかく運動量で貢献できる点はプラス。
・Camara 6.0
敵へのプレスに関しては前線のサポートも中盤においても全くサボらないのが好印象も、もう少し丁寧さのようなものがあると良いのかなと思う。もう少し攻撃面での活躍も見たかったがこの試合では止む無しか。
・Tahirovic 7.0
前節同様ではあるが起用方法からも将来的Matic枠育成の想いを感じる。勿論まだ物足りない所はあれど、Maticを長年見続けた監督からの期待もありスケールの大きさは感じた。上背あるのがやっぱり良い。
“控え選手ばかりのチームにおいて中心的な役割を担った。封じ込める場面では、状況に応じて適切な時間に適切な場所にいる。加えてボール保持時も彼は何をすべきかを知っている。成長がみられる。” (by Il Romanista)
“実験的な中盤のメンバーの中でクリーンに清々しいプレーを見せた。Ferguson等敵の選手に無駄走りをさせることが出来る。戦術的な理解があり、常に明確である。” (by Leggo)
・Zalewski 6.0
敵陣エリア付近での駆け引きをみてもやはり左サイドの方が選択肢を多く持てていて活き活きとしているなという印象。来年にむけてセットプレーがもっと上手くなったら嬉しい。
・Wijnaldum 6.0
まだ本調子では無さそうだが、シーズン最終盤に向けてプレー時間を稼ぎ調整を行いつつ、全体の稼働を助けられたのではないか。理想は常にもう半列くらい前でプレーさせたいが、この試合はチーム戦術が違ったのでこれで良い。
・Solbakken 6.5
個人としての内容は結構良かったのではなかろうか。よく走り、前線での1対1にも果敢にチャレンジし、比較的優位に進めた印象。なんならもっとエゴを出しても良いのでは?とも感じた
・Belotti 5.5
無理を押して試合に出てくれ他の選手を休ませてくれていることを思うと何も言えないが、前半のSolbakkeからのおぜん立て等はDybalaなら外さないであろうなという感じはしてしまう。今シーズンは苦難のシーズンである。
・Mancini 6.5
試合を決める可能性もあったが致し方なし。やはりRomaの3CBには彼は不可欠であるなと再認識させられた。
・Matic 6.0
彼をもっと早く投入していれば試合が動いた可能性はあれど、彼クラスのベテランの割に既に相当酷使されている状況なので、ELに向けてこれ以上の酷使は禁物か。
Bove 6.0
完全にスタータークラスの扱いに昇格している。あわや得点の機会にも絡み、完全に絶好調モードに入っている。来季彼をどうするのかは本当に贅沢な悩みとなりそうだ。
・Pellegrini 6.0
ただの調整登板ではあるものの、やはりチームに攻守の活力を与えるなとは思う。ELではその統率力でなんとか我々を決勝に導いて下さい!!
・Abraham 6.0
内容が特別悪かったとは思わないし、どうしても決めて貰わなくてはいけない試合だったとも思わないが、ELでは活躍してくれますよね…?な感じではあった。
・Mourinho 6.0
メンバー構成からチームの目標を明確にし、試合以外の部分でもチームの統率を取っているなという印象。このメンバーでBolognaに敵地引き分けなら正直それほど悪くない結果ともいえる。
“カップ戦で使用したメンバーを4人のみフィールドに展開し、最も新鮮で若い選手に頼らざるを得なかったが、チームの強さは変わらない。それでも最後は勝利に近づき、戦略の勝利と言える。” (by Il Romanista)
総評
さながらFriendly matchといったメンバーで臨んだ今節。正直Roma側はまともに試合をして勝つ気がなかったのは誰の目にも明らかであろう。目標は明らかである。
普段とは違い守備時はがっちりと5-3-2を組み、前線からのプレスもさして行わず、相当敵側に試合の主導権を委ねながら、ロングカウンター的な攻撃で何度かチャンスが作れれば良いくらいの試合展開。自陣でそんなプレッシャー受けながらハラハラするボール回しするくらいなら、敵陣でやっても良いのでは…?と若干思わなくもなかった。
最前線の2人はどうしても敵のDFに外に追い出される形でサイドに逃げることになってしまうので、その両サイドのサポートと逆に真ん中に空くスペースに飛び込む両方が出来る、CamaraとGiniのCMF起用は理にはかなっていた様に思える。このFW2とCMF2に加えて一番底の部分に、Tahirovicを加えた五角形で攻撃を組み立てるにあたり、彼の部分がMaticであれば左右への割り振り、縦への楔とそれこそ攻撃のクオリティは数段上がるのだろうなとも感じた。
加えてこれほどまでにスタータークラスを下げてしまうと、もう殆どセットプレーのキッカーがおらず、そこの部分さえ誰か1人でもスペシャリストがいれば何かしらに得点が生まれていたかも知れないという期待感はあった。
後半ELに向けたコンディション調整もあり後半から選手投入をおこなったので、1点欲しい所ではあったものの、無失点に抑えるための予行演習のようなものだったと思うので、とにかくすべてはELにフルコミット。とにかくELでなんとか成績を残して頂かないことには来季のCLは無いので本気で頑張って欲しい…。Daje Roma!
採点者:くわしん
小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。
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