Inter | Saturday, 23. April 2022 | AS Roma |
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3:1
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goals | |
1 : 0 | Denzel Dumfries 30. / left-footed shot (Hakan Çalhanoğlu) |
2 : 0 | Marcelo Brozović 40. / right-footed shot |
3 : 0 | Lautaro Martínez 52. / header (Hakan Çalhanoğlu) |
3 : 1 | Henrikh Mkhitaryan 85. / right-footed shot (Eldor Shomurodov) |
・Rui Patricio 5.5
基本的に彼のミスで失点したシーンは一つも無いが、3失点という結果を踏まえての採点で少し厳しめかも知れない
・Mancini 5.5
疑似的な4backにおける右サイドを十分に担当出来なかった。ただ先制のチャンスにも絡むなど攻撃面では積極性が光ったのは良かった。
・Smalling 5.5
DFの中だと最も及第点に近かった気もするが、エリア付近でタイミングを外され虚をつかれるような場面が珍しく多かった。
・Ibanez 5.5
前節に続き若干危なっかしい守備が散見されたが、それでもなおDumfriesのエリアへの侵入は防げなかった。
・Karsdorp 5.5
右サイドにおける攻守で相当走り回り頑張っていたのは伝わってくるが、どうしても後手後手の対応の結果走られていた様に感じる。得点シーンのShomurodovへのパスはこれまでのRomaに無い攻撃を感じた。
・Sergio Oliveira 5.0
攻撃面・守備面どちらにおいても何かが発揮できたとは言い難く実に厳しい試合だったかと思う。BrozovicとDzekoに挟まれるのはきついか。
・Mkhitaryan 6.0
時間帯も考えると焼け石に水に近い追撃弾ではあったが、最低限一矢報いた得点は流石。試合を通して唯一と言っていい互角程度に立ち向かえていた選手か。
“チームとして好機に恵まれないときでも、いつも積極的に行動している。試合開始直後からのDimarcoとの高い位置でのマッチアップでは上手く行かず、少し精度が落ちた。その後ポジションを中央に戻すことでチームを牽引し、最後には素晴らしいゴールを決めたが、試合へのインパクトを与えるには遅すぎた。” (by Il Romanista)
・Zalewski 5.5
Interの流動的にサイドを駆使した攻撃に対して苦しみ、Dumfriesに対して十分な対応が出来たとは言い難い。レッスンという感じだった。
・Pellegrini 5.5
全体的にリズムが合っていない印象で、攻撃をスタックさせてしまったり、変なファールに絡んでしまう様な場面が多かった。
・El Shaarawy 5.0
強固なInterの守備ブロックを前に文字通り何も出来なかった感がある。もう少しサイドで裏を狙うなどアクセントを加えて、敵のDFラインを引き下げたかった。
・Abraham 5.0
殆どシュートも打たせて貰えず試合から消えてしまっていた時間も多かった。敢えて難しいプレーを選んでいるような時もあり、今回に関しては全く通用しなかったなという感じ。
・Bove 6.0
こういったシーズン終盤の重要な試合の雰囲気に当てられるだけでも選手として何か感じるものはあるだろうと思うので、何か持ち帰ってくれれば。
・Vina 6.0
Zalewskiのバックアップで収まる選手では無い筈なので、シーズン終盤ではあるものの来シーズンに向けてこういった場面でしっかりと信頼を獲得して欲しい。
・Veretout 6.0
今節は調子が悪かったPellegriniに代わりピッチへ入り、少しチームとしての安定性が増したようには感じる。
・Carles Perez 6.0
スーパーサブとして試合を変えてくれることを期待はしてしまったが、今回はそこまで上手くはいかなかった。それでも期待感があるだけ十分か。
・Shomurodov 6.0
攻撃に深さを作ることが出来たのはチームのFW陣の中で試合を通して唯一と言っていい程。サイドでも中央でもできる彼らしいアシストだった。引き続き頑張れ!
・Mourinho 5.0
試合自体は苦い敗戦で内容も完敗に違いないが、敵地に赴きあそこ迄歓迎される監督であるというこは少し誇らしかったし、Romaでもそれくらいの実績を来年以降築いて欲しいと思う。
“Interの上を行こうと試みたが、ピッチ上にチーム内の監督が不在のチームを危険に晒される結果に。この技術的な差は開始30分後には明らかとなったが、それでも試すだけの価値はあった。” (by Il Romanista)
総評
完敗ですね。正直分かっていたことではあるもののInterが兎に角強かったし、RomaがDerby以降調子を上げてきたように、敵チームもまた調子を徐々に上げて来ての終盤の優勝争いという、一番キマッた状態で迎え撃たれたのもタイミングが悪かった。
Romaは本当に良いとこが無かったというか、結局最後まで糸口を見つけることが出来ていなかった。特に前半はDimarcoを起点とした敵の最終ラインから中盤への楔のパスや組み立てに全く対応出来ず、これに対応すべくRomaは右サイドを押し込もうとEl Shaarawyを右に配置替えしたが、そもそもこの日はAbrahamが全く深さを作れず、特に前線の選手にはスペースの無い苦しい時間帯が続いた。中盤での有利を作る為にもCristante不在も響いたかもしれない。
特に1失点目の形はシーズン序盤からInterが目指してきた、サイドからDumfriesがなだれ込む形の集大成の様なゴールで、やはりチームとしての攻撃へのアイデアの明確さのような部分における差は明確だなと改めて感じさせられた。
今後は自チームだけでなく他チームの結果も祈りながらの日々が続く事になるが、ECLも含めた過密日程を如何にして乗り越えるか。監督選手達の最後のひと踏ん張りに期待したい。
採点者:くわしん
小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。
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