マッチレビューはこちらから。
文:m♡o♡s♡h
・Pau Lopez 6.5
正しい道に戻ってきつつある。アプローチウェッジのような正確なフィードも見せてくれた。次の2ビッグマッチで完全復活だぜ。
・Mancini 6.5
あまり目立たないがとにかく硬い。あのバックパス以外は。
・Smalling 6.5
少しバタついたけれど、まあ城壁です。
・Ibañez 7
攻撃の第一歩としてのハイポジションでボール刈りがまぶすばらしく、それ以外のすべての守備が鋭く完璧。
・Cristante 7
ハードなアタックと前線へのダイレクトロングフィードは完全にダニエレ・デ・ロッシでした。
・Villar 6.5
守備に強いクリスタンテがパートナーだからか、いつもより前でのパスさばきが見られた。そろそろ初ゴールをお祝いしたいぜ!
・Karsdorp 6.5
とにかくポジション取りがよい。
・Bruno Peres 6
ポジションはスーパースイーパー。ただシュートフォームになると予感のすべてが消えることがウケました。
・Carles Perez 5.5
試合勘が全然戻らないまま90分が終わってしまった。冬の別れが近づいている。
・Mkhitaryan 7
1G1Aと今日も無双シリーズ。1アシスト目をはじめとして今日のトラップはヤバすぎました。
・Mayoral 7.5
献身的な守備、早い判断のポストプレイとゴールの嗅覚、何よりハイパーロングシュートは痺れた。ただのジェコのバックアッパーではなくローマの未来かもしれない。少なくとも買い取りオプション行使でよいと思います。
・Pellegrini (⇔ Mkhitaryan) 6
左トップ下に即時対応。ムヒタリアンが下がってもオフェンス力が下がらなかった事実に注目したい。
・Cumbulla (⇔ Ibañez) 5.5
まだフィットし切れていない印象。
・Veretout (⇔ Cristante) sv
・Dzeko (⇔ Mayoral) sv
・Fonseca 6.5
とにかく取りこぼさないフォンセカ。しっかり勝っているから遅い交代策は何も言うまい!
総評
前半で3得点し実質ゲームセットし、心身ともにインテル戦への調整に入ることができたことは大きい。
今シーズンのローマは格下相手に取りこぼさない(格下という言葉は好きではないんだけれど、他に的確な言葉が見当たらないのでこのまま書きますがリスペクトはあります)。そして前半での大量得点と後半の無得点もおなじみとなりました。
ただ90分通してスペツィアの攻撃からは雰囲気を感じましたね。ショートカウンターからごりごり中央をこじ開けるオフェンスは敵ながらあっぱれでした。とても最下位チームとは思えなかった。アメリカで銃を腰にぶら下げて投票に行きそうな見た目の監督やるやん……え!?ミランにいたストロッパかよ!!となりました。(試合関係なし) 果敢に攻めた代償として早々に3失点しましたが、勇気ある姿勢に素直に拍手です。ただの玉砕じゃないしなかなかできないと思います。
後半に得点できない事実だけを見ると「またかよ〜〜」となるけれど、試合のクオリティは前半と同等でした。むしろターンオーバーを敷いても質が下がらなかったことを前向きに捉えたい。何よりゴールこそ割らなかったけれど、ワンタッチフットボールからロレンツォの惜しいシュートを見せたのも後半。より正確に言うならスーペル・ムヒタリアンがいなくてもクオリティは下がらなかった。レギュラーとバックアッブの境目がぼんやりしてきたことは朗報でしょう。特に”戦術:スピナ”が使えなくなってもチーム力が変わらないことはマジでデカい。
そしてクオリティを見せたマジョラルはこのままジェコのスタメンを奪い取ってもらいたいですね。同レベルでの選択肢になれると思います。あと単純な話、スモーリングさえ出れば失点は減りますね。
他チームを横目に見ると、怪我人とコロナ感染者を少なくできているアドバンテージを感じます。
次のインテル戦→ローマダービーは2021年を占う大一番の連続。大一番に弱い我々としては大いに不安になるけれど決してインテルが、そしてラツィオが苦手なわけではないし、現時点でもっとも勢いがあるセリエAのチームは事実としてローマです。ビビりすぎず正しく恐れてリスクヘッジをして2連勝していきましょうぞ。
コメント
モッシュさん
ナポリ、アトランタ戦で完全に消えてしまった信頼がこの試合で復活してしまいました。
クリスタンテ最高でしたね。
この美しいフットボールでサンプ戦取りこぼしたインテルを一気に叩き落としたい!
俺たちは強い。