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【サッスオーロ戦前日会見】モウリーニョ監督「怒りこそが私の仕事」

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カンピオナートのサッスオーロ戦を明日に控えるローマ。先日、コッパイタリアでインテルに負けた後、モウリーニョ監督はチームに雷を落とした。もちろんこれはロッカールームの神聖はやりとりであり、本来メディアが報じることはない。だがしかし、何者かがこのエピソードをリークしたことで、この数日憶測記事が紙面を賑わせた。モウリーニョのやり方を古いと考えている選手もいるのだという。この前日会見では、サンシーロ夜中の激怒事件について触れられている。事実はいったいどのようなものなのだろうか?


レッジョ・エミリアでは選手にどのようなレスポンスを期待しますか?また、コッパイタリア敗退に失望しましたか?

モウリーニョ監督「失望?どういう意味だ?12分はひどいプレーをしたが、その後は結果以上に、はるかに多くの価値ある良いプレーをした。最大の不満は、インテルというイタリアで最高のクラブと――いや、その表現に同意しないのであれば、現イタリアチャンピオンとの試合に関することだ。私たちはよくやったと思うし、結果よりも多くのものを得るに値した。ただ、12分ひどいプレーをしたことが悔やまれる。12分は笑ってしまうようなパフォーマンスだったので気分は良くないが、良いプレーもしたからポジティブな側面もあるし、自信を持つべき理由もある。だが、カップ戦はなくなった。リーグがすべてだ。明日はまた別の試合が待っている」

試合後のロッカールームのあなたの怒りについて多くの憶測や報道があります。またセリエCにはあなたの言葉で傷ついた人もいます。以前ボデ戦の後、同じような状況で数人をチームから外しましたが、明日も同じような措置を考えているのでしょうか?

モウリーニョ監督「まず皆さんが私の『怒り』と称しているものについてだが、これは『発散』であり、その場で発散するのが私の主義だ。そして、ロッカールームで話したことは、ロッカールームに留めておくことが私のルールだ。だから、自分の発言については触れないことにしている。とはいえ、そのエピソードが事実ではないと言える立場にはない。ただ、何を話したのかは明かさない」

選手の中には気分を害した者もいるという噂が…

モウリーニョ監督「それはデタラメだとしか言い様がないな。誰も気分を害してはいない。ローマメディアの報道はその程度ということだろう。しかし、セリエCのチームを怒らせたという意見は同意する。セリエCでプレーするにはそのための個性が必要なのだと話した選手がいた(注:チッタデッラのロマーノ・ペリコーネを指している。モウリーニョ監督の「キン〇マなしはセリエCでプレーしろ」という言葉にSNSで反論した)。まあ、うちの選手たちが言うにはその人物はむごい選手とのことだが…そこは私は気にしない。彼の言葉は真実だからだ。セリエC、セリエB、5人制サッカーなどは異なる個性が必要だ。だから気分を害した人たちには謝罪したい。ところで、みなさんは今日私が選手と喧嘩して、目の周りをあざで黒く腫らしてくると予想していたと思うが、事実は、選手たちは私との仕事をとても楽しんでいると伝えてくれた。これまでのキャリアで、全く異なる方法でコミュニケーションを取ってくる監督だと言ってくれている。私には隠し事がなく、誰とでも面と向かって話し、選手がそれに答えるチャンスも与えている。話すと言っても一人芝居ではなく、対話をしているんだ。あなた方が言う『怒り』とは、私にとっての仕事だ。コーチングだ。どこに問題があったのかを教えることだ。そもそもあなた方は、インテル戦の失点を分析してはいけないと本気で思っているのだろうか?パスミスの責任をイバニェスに問うのは間違っているのか?カルスドルプやマンチーニに、半端に残らずにペリシッチに行くかニアポストに戻るかどちらかにしろと言うべきではないのだろうか?スモーリングに、3バックの際にボックスに侵入するストライカーをチェイスしなさいと言ってはいけないのだろうか?いいか?たとえスペースを突かれたとしても、スペースがゴールを決めるのではない。そこに入ってきた選手が決めるのだ。だが、うちの子たちは選手ではなくスペースをマークしていた。私はそれを指導する立場にあるし、選手たちもそれが自分たちの望んでいることだと言ってくれた。つまり、今回の内部分裂といった報道についてはすべて出鱈目で、これについてはインテル時代のモウリーニョに戻って汚い言葉で避難することもできただろうが、それはしたくないし、繰り返したくもない。あの時から12年の月日が経ったんだからな」

ボデ戦の後のように追放される選手はいるのでしょうか?

モウリーニョ監督「ニコロ・ザニオーロを除いて全員が召集される。ただ、ニコロを追放したのはレフェリーだ」

エイブラハムとペッレグリーニのコンディションは?

モウリーニョ監督「タミーは大丈夫だ。ペッレグリーニも問題ないが、試合勘を取り戻す必要がある」

ジェコのインタビューは読んだのでしょうか?

モウリーニョ監督「いいや、知りたくもないし、コメントもしたくない。ジェコはインテルの選手だ。他のクラブの選手の言葉には興味はない」

今シーズンすでに多くの黒星があります。それを減らすためにどのような努力をしていますか?

モウリーニョ監督「試合を分析すること。トリゴリアで寝泊まりすること。24時間ここで仕事をすること。選手の準備の為に可能な限りのことを行い、トレーニングですべてをやり遂げる努力を続けている。その時間があまり取れなかったり、もしくは全くないときは、選手と一緒に試合を分析している。他にどのような努力をしろというのだろうか?」

こちらが聞いているのです。私は監督ではありませんから。

モウリーニョ監督「あなたはジャーナリストだ。決して偽りを書かず、常に真実を伝える仕事ということだな。ところで、今日はサッスオーロ戦の前日会見だが、ここまで10の質問を受けて、まだ明日の試合については何も聞かれていない。つまり前日会見の質問がないのであればこれで会見を終わりにしたい」

セリエAトップ4との差を縮めることと、カンファレンスリーグで優勝を争うことのバランスはどう取るのでしょうか?

モウリーニョ監督「カンファレンスリーグは生死を賭けた試合だ。もしも、レスターやレンヌ、マルセイユといった相手に開始10分でひどいパフォーマンスをしてしまえば、それだけで敗退が決まりかねない。良いプレーをしていても、最後の10分で2失点すれば敗退の可能性がある。ローマはそれを改善する必要がある。ソフィア戦では3-0だったのが、3-2になってしまった。だからこそ私たちはハードワークし続けて、より良くなることに集中しなければならない。これは選手のアビリティやチームの質に関係することなので、時に改善が難しい場合もある。カンファレンスリーグは、あなた方が思っている以上に素晴らしいクラブが集うタフな戦いだ。ヨーロッパリーグと大差はないね。これまで何度か犯したミスを繰り返せば致命傷になるだろう」

<了>

*チッタデッラのロマーノ・ペリコーネはSNSで『セリエCではつばを吐きかけられ、目に指を入れられるとこもある。セリエAとの比較は技術面にとどめるべきだ』と発信しており、会見の言葉はそれを受けたもの。

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