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【カリアリ戦後インタビュー】モウリーニョ監督「君は私をファーストネームで呼ぶべきだ」

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3試合、およそ1ヵ月ぶりの勝利の後の監督インタビュー。ピッチサイドリポーターのチロ・フェラーラ(元ユヴェントス)が話を聞きました。友人ということもあって、未勝利の重圧から解き放たれ、ややくだけた調子の巨匠をお楽しみください。


なぜローマは早く試合を終わらせることができないのでしょうか?

モウリーニョ監督「いい質問だ。しかし、私はその答えを知らないけどな(笑)」

試合終了の時に大きな歓声が沸きました。この試合の重要性とはどのようなものだったのでしょうか?

モウリーニョ監督「むちゃくちゃ超重要に決まってるじゃないか!後半には2点、3点、4点と突き放す可能性があった。と、同時にルイがジョアン・ペドロのシュートをセーヴしなければ1-1で終わる可能性もある試合だった。あのセーヴは通常有り得ないものだ。なぜならば私たちが試合を支配していたし――それはボールを持たないときも同様に支配していたという意味だが、プレッシャーを感じない状況でありながら、あの局面で集中を保つルイ・パトリシオがいなければ、ドローの可能性があったはずだ」

フィニッシュ時の判断ミスも多々ありましたが、モウリーニョ監督には守備についてお伺いしたいと思います。センターバックの一人、マラシュ・クンブラのパフォーマンスをどのように評価しましか?

モウリーニョ監督「チロ、その前にまず君は私をファーストネームで呼んでくれないか。私たちは友人なのだからね! 私にとって今日のクンブラはチーム最高の選手だったと思う。素晴らしいプレーをしたよ。彼はある時期、困難な状況に身を置いたはずだ。私はトレーニング中、彼に対して、非常にネガティヴな発言をしていたし、攻撃的な態度をとったが、それでもクンブラは常に落ち着き、謙虚な姿勢で見事に成長してくれた。3バックで資質を発揮する選手だ。マンチーニも良かったし、中盤底も、前節のディバラのシュートみたいなザルなスペースを作らずに工夫してプレーした。フィニッシュについてだが、例えばフェリックスには現状これ以上を求めることは難しい。そして、タミーはこの戦い方にフラストレーションを感じている。ザニオーロは良いプレーをしたが、得点チャンスにボールをコントロールしてしまったのは悔やまれるね。私たちはたくさんゴールを決めたいし、そのチャンスも作っている。知ってるか?スタッツを見るとローマがセリエAで最もシュート数の多いチームなんだ。マンマミーア、なんてことだ!もう帰りたいよ。私は疲れた(笑)」

これからチームの個性が見えてくるのでは?

モウリーニョ監督「今夜は苦しみながら勝利することができた。試合前に選手たちには5-0でも4-0でも1-0でもいいから勝たなければならないと伝えた。そして誰もが最後は苦しみながら自己犠牲精神を示してくれたんだ。順位表の後ろにいるチームに勝つのは簡単なことではない。私たちはヴェネツィアに負け、ボローニャに負け、サンプドリアに引き分けた。今夜、うちの子たちには勝利が必要だった」

セルジオ・オリヴェイラについてお聞かせください。この試合で彼はピッチのあらゆる場所にいました。

モウリーニョ監督「彼は29歳の経験豊富な選手だ。試合の局面で何をすべきか知っている。彼はイタリアで、ピルロやピャニッチといった典型的なレジスタとは違うタイプだが、間違いなく私たちに必要なタイプの選手だ。ナイルズも同様にローマに選択肢をもたらした。カルスドルプは1週間チームトレーニングをしないままベンチに入ったが、仮にナイルズが獲得できていなければ今夜はもっと大変になっていたはずだ。この冬のメルカートでは、選択の幅を広げる2選手を獲得できたと思っている」

<了>

実はこのDAZNのコメントよりも公式会見の方がもっと興味深い話をしていました。PKについては事前に話し合ったとき、5人の選手がキッカーに名乗り出たとか、マッツァーリはドローがふさわしい内容というかもしれないが、6-0の可能性もあったというモウリーニョ節とか、その中で、印象的なのはここでもクンブラをこの試合最高の選手と表現していたことです。モウリーニョ監督は公式会見をこのように結んでいます。「クンブラが私の選手でいてくれたことがとても嬉しいんだ」今夏のトリノ行きが噂されていますが、このままずっとローマでプレーして欲しいです。

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