ローマは公式サイトでスーパーリーグについての声明を出しています。ぼくたちのクラブの方針は本当に心から誇らしい。Forza ROMA!
私たちASローマは、スーパーリーグに関して私たちの素晴らしい応援者、ロマニスタに声明を送ります。
私たちASローマは、私たちが愛してやまないサッカーというスポーツの精神に根本的に反する、スーパーリーグという閉鎖的なシステムに強く反対します。
私たちはイタリアの国内リーグと、すべての人にフェアであるヨーロッパの大会にコミットしており、今後もセリエA,FIGC,ECA,UEFAと協力してイタリア、そして世界のサッカーの成長、発展に努めて行く所存です。
お金よりも大切なものがあります。
サッカーファンとピッチの上がこのスポーツの核であり、私たちはこれを決して忘れてはいけません。
一晩経って、プレミアの6クラブがスーパーリーグ退会を表明、イタリアもミランが退会手続きの正式発表をしました。レアル・マドリーの会長でもあるペレス代表は、プレスカンファレンスで先週土曜日にすべてのクラブと契約を交わしており、12クラブがESLを退会することは不可能と話しています。また、英国ではジョンソン首相がESL構想を阻止するためにどんなことでもすると発言したと伝えられており、昨晩6つのファウンディングクラブを除く14クラブが会議を開いたことから、他の国とはまた異なる厳しい措置(プレミアリーグ除外など)が決定されたのだと思います。追記:その後ESLからプレミアクラブ撤退は圧力によるものという説明がありました。
イタリアに目を向けると、ミランはいち早く退会を表明しましたが、UEFAの重職を退き、ECAを退会してスーパーリーグの副会長に就任したアニェッリのユヴェントスと財政難が表面化したインテルの今後のアクションは気になるところ。イルテルに関しては、この記事を書いている日本時間午前8時の時点で、スーパーリーグ撤退の準備をしているという報道が出ています。ひとまず、自分たちに目を向けると、ぼくたちロマニスタはローマが目先のお金よりも健全なサッカーの世界を選択したことを誇りに思っていい。
その昔、レアルマドリー(その時も確かペレス会長だったか)がアントニオ・カッサーノを引き抜こうとしたとき、トッティはギャラクティコに心を奪われた弟分にこう言いました。
「100%安らげない世界のどこかで過ごすくらいなら、お金なんか稼げなくたって幸せなほうがいい」
今日のローマは幸せでいることを選択した。
コメント
ひとまずELに集中。しかしながらCLのコンペティション改変案は再考かと思う。
ESLが問題だらけで批判されるのは尤もだけど、UEFAがふざけてるのも確かなわけで
EUROのレギュレーション変更とかも酷かったし今回出されたCL改案もありえない
まず各種大会のレギュレーション見直しなんかを求めた上で、それが通らないならESLを創設するって流れなら多少は世間から認める意見も出てた気が
とりあえずユーベ、ミラン、インテルの勝ち点剥奪とかあったらいいのにな、特にGL3年連続敗退とかするセリエの恥晒しなんかがスクデットとか気分悪いし
どうすればESLが実現したかはわからないですけど、傍目の感想としては、各クラブが関連団体を離脱してESLに入るという不退転の覚悟が見えた中で、まずはペレス会長が形式的にでもマドリーの会長を退任すべきだったのではないかと思います。
あとはアーセナルの説明会にもありましたが、加盟しないと世の流れに取り残されるという強迫観念があった言います。UEFAはこの動きを察知するのが早かったし、対応も早かったですね。