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kisaragiさんのおはようメルカート:ボルハ・マジョラル本日ローマ入り

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ここまですべての獲得をレンタルで乗り切る素振りを見せてきたローマですが、株主総会が開かれるまで大金を動かせなかったという如月の読みを裏付けるかのように、フリードキン親子が正式に会長、副会長に就任した翌日9月30日に残り短い市場に打って出ました。

まずスモーリング獲得のための現金オファーの準備をしています。金額は1400~1500万ユーロで、そこにボーナスが含まれるとのこと。なぜここまでスモーリングが決まらなったのかと言えば、ひとつはマンチェスターユナイテッドが現金を欲しかったという理由があります。そしてもうひとつは人事権です。プレミアでは伝統的に監督に人事権があり、スポーツディレクターという専門職を持ちません。デイリーメール紙によると、スールシャール監督はローマと連絡を取り続けているスモーリングを快く思っておらず、これがこの取引を難しくしている理由のひとつなのだと主張します。一昨日、元ローマのスポーツディレクター、モンチはこの仕事の重要性を英タブロイド紙に語りました。

モンチ「マンチェスターユナイテッドにスポーツディレクターがいないとは信じられないな。クラブに必ず一人は必要だからね。私たちは現場のスペシャリストで、クラブの競技面にすべての時間を割くことができる。年間予算の60~70%がトップチームに割り当てられたとき、それをマネジメントする人間がいなければ、チーム管理はとても困難だ。私たちスポーツディレクターは、チームと技術スタッフ、役員を繋ぐ役割も果たしており、なによりも常にスカウトマンから市場の情報を入手して、それらを管理する専門家なんだ。だからスポーツディレクターがいないなんて信じられないな」

しかしながら、イタリアでも唯一スポーツディレクターが不在のクラブがあります。それがローマです。さらには、この不在の間、市場をコントロールしているフィエンガ社長に30日間の職務停止処分が科され、絶体絶命のピンチに陥っていました。ところが、この裁定がメルカート終了まで延期となり、晴れてフィエンガ社長はすぐにスモーリングへの新オファーを携えて英国に飛んでいます。大丈夫、今度はレンタルではなくキャッシュ。あなた方マンチェスター人とアメリカ人オーナーにも気に入って頂ける内容だ。これがスモーリングへのファイナルオファーになります。

そしてもうひとり獲得が内定しています。
レアルマドリーからセンターフォワード、ボルハ・マジョラルのレンタルによる獲得が内定しました。本日現地時間午前9時半にチャンピーノ空港に到着して、その後メディカルチェックの予定です。契約は2年間で、買い取りオプションが付きです。これまでデ・ロッシの後任にゴナロン、エンゾンジ、昨年はジェコのバックアッパーにカリニッチと、ベテランを置こうとしたローマですが、ここにきて、ジェコの代わりに若手を起用するのは何気に新しい。

最後に放出面にいくつか触れておきます。まず、スモーリング到着が実現した場合、序列的にも完全に構想外となるフェデリコ・ファシオの出発がありそうです。サンプドリア加入が現在有力な説です。また、いろいろと災難だったアマドゥ・ディアワラですが、関係者によると、ディアワラは、登録問題によるヴェローナ戦の勝ち点はく奪が、あたかも自分のせいだと認識されていることに不満を持っており、またユヴェントス戦では、本職のポジションをペッレグリーニに奪われたことで、ミステルへの信頼感も損なっているとのこと。しかし、あと72時間でディアワラを他のチームに動かすというのは、誰にとっても現実的なオプションではなく、残留するだろうということです。

彼が替えの効かない選手になるためには、1列かわして展開していくというダヴィド・ピサーロ的な職人の一手間が求められると思っています。昨シーズンは、強いプレスに対して判断を見誤るプレーが多く、明らかにまだ多くの事を改善する必要があります。憧れのヤヤ・トゥーレを目指して頑張って頂きたい。

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