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Bandiere ammainate

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David+Pizarro+Udinese+Calcio+v+Roma+Serie+7x7QY7E_shTl


まだシーズンが始まっていないのに、ロマニスタは大きな夏の喪失から物語をスタートするかもしれない。トッティがローマを去る可能性が非常に高くなっているのである。

今回彼にはテクニカルディレクターという新しいポジションが打診された。だがそれは、これまでと変わらない名誉職で、トッティはより明確な権限を求めていた。世のテクニカルディレクターといえば、ミランに戻ってきたばかりのマルディーニが同職に就任して、いまやクラブのシンボルとして大きな仕事をし始めている。だが俺は?というごく当然の自問自答である。この2年間、ディレクターという肩書きで、毎試合スタンド席でかつてのカピターノを見た。しかし、トッティがどのような仕事をしたのかは誰も見ることはなかった。

しかし、モンチ、バルザレッティ、マッサーラ、オフィスの同僚が全員去り、いよいよ自分が現場を作らねばならないという段階になっても、首脳陣は慎重な姿勢を崩さない。言い方を変えれば煮え切らなかった。

最も決定的だったのは新監督選出で、ガットゥーゾとコンタクトを取ろうとしたトッティに断り無くフロントはフォンセカとの交渉をまとめた。あれが時間との勝負だったのは理解できるが、この一件でトッティは自分がこれからも単なる広告塔でしかないのだと気がついた。

そして、トッティは先週水曜日、来季に向けた重要なロンドンサミットをパスした。彼はまだフォンセカとは会っていない。昨日、公式サイトには、フォンセカについての実に中身の無いパロッタのインタビューが掲載された。しかし、読み進めればインタビューが途中から、世間の批判に対する弁明めいたものに変わったのが理解できるはずだ。

サミットに来なかったのはトッティ自身、彼なしのローマは考えられない、彼には時間が必要だ、だって30年近くスパイクを履いて生きていたんだからね。
60年代アメリカの黒人音楽家の言葉を借りるならば、こんな薄い発言は、plastic soul(プラスチック性の偽物の心)でしかない。英国人のビートルズはそれをrubber soul(ゴム製の魂)と呼んだ。アメリカ人のパロッタ、英国に住むバルディーニ、彼らはプラスチックとゴムで作られた偽物のロマニズモだ。

明日月曜日、午後2時からCONIのSalone d’Onoreでトッティのプレスリリースがあると言われている。その前にフィエンガ社長と会う予定だ。この話に延期はない。なぜならば火曜日には彼はイビザに発つからだ。それは最終節の翌日にヴァカンスに出かけたデ・ロッシにとても良く似ている。

かつてマドリー移籍を思いとどまったように、今回も愛情でローマを選んでくれるのを期待している。こんな状況だからこそトッティにいて欲しいんだ。

最後にロマニスタのみなさんにもひとつ考えてもらいたい。
もしもあなたがローマの会長ならば、この状況で、現場の最終決定権をトッティに与えられるだろうか?

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