気がつけば割と見慣れたクラブが上位を占めたセリエA。ユヴェントスのスクデットは決まったものの、復権を目指すインテルと新興勢力のアタランタは2位と3位の差を我々以上に重視している。そこでローマちゃんですが、先程ナポリが負けたことにより、ヨーロッパリーグは確定しています。ただし、5位を維持すれば予備戦免除となるので、いまの椅子は死守したい。その為には、今夜のトリノ戦で引き分け以上の結果が必要になる。もしくは、仮にローマが負けたとしても、同節ミランが引き分け以下であれば5位は確定する。とても良い条件は揃っている。それを生かすかどうか。
ということで、ミステルの前日会見をお伝えしよう。
フィオレンティーナ戦では決め手となる1点を求めて最後まで戦う必要がありました。あの消耗戦のあと、選手のコンディションは如何ですか?
フォンセカ監督「うちの子たちは全員集中してるよ。少し疲れているのは事実だが、勝利をすればその後のトレーニングは円滑になる。良い精神と体調でトリノへ行く」
しかし、トリノ戦にはペッレグリーニが呼ばれていません。彼のコンディションはどうですか?
フォンセカ監督「彼は手術を終えたばかりで、数日間はチームトレーニングに参加出来ないだろう。これから彼の回復を見る必要があるね」
ストライカーの背後でプレーするペッレグリーニの仕事を他の誰に託しますか?
フォンセカ監督「まだ決めていない。トレーニングを見れば新しいアイデアが生まれるかもしれない」
ローテーションを考えていますか?
フォンセカ監督「大きな変更はないだろう。トリノ戦は私たちにとって非常に重要だ。あまり変えたくないのが本音だ」
トリノは降格圏から抜け出しました。そして、前回の対戦から監督が変わっています。ローマが注意すべき点はどこにあるでしょうか?
フォンセカ監督「トリノはホームで良いパフォーマンスをしている。これはタフな試合になるだろう。彼らにはプレッシャーがなく、それは我々にとって試合を難しくすると思う。彼らの守備はとても堅牢で、私たちは、強い決意を持ち、勝利することを望んでいる」
<了>
これまでは、あまり選手獲得に意見を持たない自分ではありましたが、いまのローマはやりたいことが明確で、それ故に観ているぼくも「こんな選手が合いそうだな」といった感想を持つようになってきた。そのひとつがキーパーで、オルセンにはじまり、パウ、ミランテと、ローマは自分たちのハイライン戦術に適合したスイーパー型のキーパーを獲得していない。ただ全員上手さはある。ここで新しいキーパーを獲得するのは、成功への近道かもしれない。当然パウの2年目には期待していて、彼がスイーパーになれるならば、それはローマの投資が成功したと言う事で何の問題もない。
ストライカーも、ローマは余所のクラブで手垢の付いた選手を獲得候補から外しているように思うが、ムリエルにしても、サパタにしても、ペターニャにしても、他で成功している選手をローマで成長させて欲しい。そういう目利きな部分を楽しみたい。実績に乏しいシックやウンデル、クライフェルトに賭ける姿勢は決して嫌いじゃないけれど、現在のローマのシステムはある程度形になっているので、あとはフォンセカ戦術の申し子的な選手を必要なポジションに置いたり、戦術をブーストさせるスターの獲得を願いたい。
あと、ザッパコスタをレンタルバックするなら、フロレンツィを来季チームに置くのはアリだと思う。
コメント
ウンデル、クライファート、シックとそこそこ移籍金が計算できる3人を放出して新しく1人獲得してまたゼロスタートするなら、1人を残して最近やっとフィットしてきたカリニッチを残すのはありかなあ、と思い始めました。
そして2シャドウもしくは1トップでシックを見てみたい自分がいます。
フロレンツィもWBだけじゃなく2シャドウに入れそうな気もしますね。ローマっ子で誰よりもローマを愛してるのにローマのシステムに最も合致してない不運、解消されたら最高ですね。
今のWBフォーメーションならフロレンツィは活きると思います。
ザッパコスタのとりあえず上げとけ単調クロスは好きになれないまま今シーズン終わりそうです。
一方のシックはライプツィヒで実績と自信をつけてきたはず、ジェコの代わりはできなくともやっぱりもう一度だけチャンスを…と思ってしまいます。
ダルシムさん
ザッパコスタはyoutubeで見る限り、もっと球際で勝負していたような感じだったので、今単調なクロスを上げているのはどうしてなんでしょうね。シックはチャンス与えたいですよね。