カフー「6月17日?最初の1秒から最後の1秒まで全部覚えているよ。それは美しい旅の終着駅だった。ローマ対パルマは、2度目のスクデットから18年もの間、ロマニスタが待ち望んでいたものだったのさ。試合が終わり、全ての選手たちがピッチからスタンドを見上げていた。振られる旗、大合唱、私たちがジャッロロッシに魅了されないでいるのは不可能だったね。当時のパルマはとても強く、移動のバスの中は信じられない緊張が張り詰めていた。バティストゥータは誰とも話をせず、トッティとモンテッラはどのようにプレーすべきかを相談していた。モウリーニョの到着はカペッロの頃に似ている。あとは3.4人のハイレベルプレイヤーを連れてくれば夢を見れるだろう。ドナート・カッリージ(小説家、映画監督)が書いているように、未来に備えるには過去に目を向ける必要があるのさ」
〈了〉
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