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ローマ、アッレグリを断る

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ジャーナリスト、イヴァン・ザッザローニが昨日ラジオ番組で語った事実は世界中のロマニスタに大きな衝撃を与えた。

ザッザローニ「アッレグリをローマに連れて来たとなれば大きなクーデターになっただろうね。というのも、昨年の10月3日にローマはマックス(アッレグリ)とウディネーゼで会談をしているんだ。マックス本人から聞いたから間違いないよ。まだチアゴ・ピントGMが居ない頃だからフィエンガ社長がセッティングしたのだろう。マックスが会ったということは、彼は本当にローマに興味を持っていたのだと思うよ。それは今後のプロジェクトの前準備になるはずだった。だがピントが就任すると彼はナーゲルスマン、マルコ・ローゼ、ルベン・アモリム、セルジオ・コンセイソンらを追い始めた。本当に驚いたよ。ローマの行動はまるで冗談みたいさ」

当事者でない我々に、ローマとアッレグリの間でどのような話し合いがあったのかはわからない。しかし、現時点で交渉は終わっているのは間違いなさそうだ。アッレグリのリクエストがローマにとって非現実的だったのかもしれないし、単にその後アッレグリにとって魅力的なオファーが舞い込んだのかもしれない。ユヴェントスは否定しているが、呼び戻すのならば古巣との絆を無視はできないだろう。事実、ユヴェントス行きのニュースが出始めてから、ブックメーカーでは、サッリのローマ就任のオッズが下がっている。そのサッリは2019年の夏に、友人フランコ・バルディーニのローマ勧誘を断った。

チアゴ・ピントGMは、カリフォルニアを拠点に活動するスポーツコンサルRetexo Intelligenceのチャールズ・グールドに次の監督人事の調査を頼んでいる。ピントは就任当初からこのコンサルを利用していて、ベンフィカ時代に彼が名を上げた下部組織の近代化も、このコンサルとの仕事だったのがしれない。というのも、この会社が得意とする分野のひとつが下部組織構築とフィットネストレーナー、テクニカルディレクターの選出だからだ。
ローマはこれまで、実績よりも革命的なアイデアを持つ監督を登用してきた。その点でフォンセカ監督は、スパレッティ、ガルシアといった革命の文脈の人物である。しかし、ローマが唯一計画ビッグタイトルという結果を出したのは2000-2001シーズンのファビオ・カペッロによるスクデットであり、彼がその時既に優勝請負人であったこと、その時の成功体験がトッティの成長を助け、ローマに定着させたであろうことを考えれば、今ローマに必要なのは『おもしろ戦術』の監督ではなく、ただひたすらに『カリスマ』なのかもしれない。

ザッザローニは話を続ける。「ローマは7位すら危ぶまれている。アッレグリ事件がこれで終わりかどうかはわからない。サッカーに絶対はないからね。だが、アッレグリ招聘が複雑であることは変わらない。後はフリードキンにどのようなアイデアがあるのか··-」

〈了〉

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