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オスティアでお茶でも

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スポットライトを浴びようが、暗がりで息を潜めようが、宝石の価値は変わらない。エディン・ジェコも同様だ。前節サッスオーロ戦で、ローマ通算100ゴールを達成したボスニアンストライカーは、フォンセカ監督の攻撃における絶対的なエンジンだ。
彼はここまで、カンピオナート10ゴール、3アシスト。前線で38回ゴールチャンスを作った。アシスト数こそペッレグリーニの8回に及ばないが、61回シュートを放ち、63%のシュートブロック回避率。空中戦勝率62%、パス成功率70.1%となっている。一見物足りない数字だが、継続してこれだけの試合を戦い、安定した数字を残しているからこそ、フォンセカにとって『計算』できる選手なのだと言える。

昨年の夏、フロレンツィはローマを去らんとしたジェコにこう言った。

「ローマに残るならキャプテンの座を譲るよ」

そのジェコは、ここまでカンピオナート22試合全てに出場して、公式戦では11回キャプテンマークを巻いた。現在、フロレンツィは新しい挑戦を選び、ジェコは名実共に、ローマの新しいカピターノとなった。サッスオーロに大敗を喫したマペイスタジアムで、まるでディフランチェスコの頃に戻ったかのような、戦術という足枷を引きずりながらプレーをしたチームに対して、フォンセカ監督はある種の理解を示した。「こうなる危険性はあった」のだと。チームはサッスオーロにだけ敗北したのではない。フロレンツィはグラウンドとチームをつなぐ糸のように思えた。その糸の切れた凧のように、制御不能に陥ったチームを、3枚の交代枠でどうにかするなどベンチサイドからでは無理な話なのである。

試合直後こそ、激しい口調でチームの不甲斐なさを説いたジェコではあったが、その翌日の昼下がりに、チームメイトたちを愛娘ウナの4歳の誕生会に招待している。ジェコはリーダーとして、厳しさだけでは現状を打破できないと理解した。彼はローマ人とは違う自分なりのリーダーシップを示した。

そして、レディジェコ、アムラさんもチームの団結を助けようと考え、ダニエレ・デ・ロッシの故郷オスティアの海沿いのレストランにママ友を招待した。集まったのは、パストーレ、ペッレグリーニ、ジェズス、マンチーニ、スピナッツォーラの奥さんたち。彼女たちが家を守るから、選手は憂いなく走り出せる。袋小路のように見えても打つ手はまだある。

イタリアのマンマは頼もしく強いのだ。

コメント

  1. モッシュ より:

    写真右端の黒い服を着たマンマの詳細をASAPでお願いします。

  2. 匿名 より:

    私は左から4番目のマンマの詳細をご教示いただきたいです。

  3. 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

    匿名さん
    左から4人目と右から3人目、どちらかがジェコの奥さんだったような。

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