【祝ディバラ トリプレッタ】ローマ 3-2 トリノ

AS Roma	Monday, 26. February 2024	Torino FC
	3:2

99 Mile Svilar 5 Evan Ndicka  45′ +1 6 Chris Smalling 78′ 23 Gianluca Mancini 43 Rasmus Kristensen 69 Angeliño 64′ 4 Bryan Cristante  85′ 7 Lorenzo Pellegrini 86′ 16 Leandro Paredes 65′ 17 Sardar Azmoun 64′ 21 Paulo Dybala Substitutes 3 Dean Huijsen 78′ 37 Leonardo Spinazzola 64′ 20 Renato Sanches 86′ 52 Edoardo Bove 65′ 90 Romelu Lukaku 64′ 1 Rui Patrício 63 Pietro Boer 19 Zeki Çelik 22 Houssem Aouar 35 Tommaso Baldanzi 59 Nicola Zalewski 64 Luigi Cherubini 92 Stephan El Shaarawy

32 Vanja Milinković-Savić 5 Adam Masina 81′ 6 Matteo Lovato 14′ 19 Raoul Bellanova 20 Valentino Lazaro  25′ 62′ 26 Koffi Djidji 16 Nikola Vlašić 28 Samuele Ricci  33′ 66 Gvidas Gineitis 80′ 9 Antonio Sanabria 80′ 91 Duván Zapata Substitutes 13 Ricardo Rodríguez 62′ 15 Saba Sazonov 14′ 8 Ivan Ilić 81′ 77 Karol Linetty 80′ 21 David Okereke 80′ 1 Luca Gemello 71 Mihai Popa 17 Uroš Kabić 79 Zanos Savva

前日会見でデ・ロッシ監督はトリノを『最悪の相手』と表現した。

タフな相手だろうね。ユリッチ監督は俺が指導者を志したとき、最初に練習を見に行った監督さ。当時まだヴェローナを指揮していて、とても親切にしてもらったよ。おそらく120分プレーした直後の俺たちが対戦するには最悪の相手だろうね。守備力はヨーロッパクラスで質の高い選手が揃っている。

連戦で疲労の溜まったルカクをベンチに置きアズムンが2戦連続で先発に名を連ねた。そのアズムンが前半40分にペナルティエリアで倒されると主審はリゴーレを指示、これを名手ディバラが冷静にGKの逆を突いて決めて、ローマがホームで先制する。

しかし、トリノも意地を見せる。前半終了直前の45分に右からのベッラノーヴァのクロスをサパタが高い打点のヘディングで決めて試合を振り出しに戻した。マンチーニとクリスタンテで挟み込んでいたが、サパタのフィジカルがそれを上回っていた。

後半に入り、再びディバラの時間がやってきた。アズムンに代えてルカクを投入後、9人でスペースを埋めて守るトリノに対して、ローマはポゼッションを高めて敵陣で進路を窺う。だが、その閂（かんぬき）をいとも簡単に外したのがディバラだ。圧縮された4-1-4のブロックを前に、ファンタジスタは魔法の左足を振りぬく。ボールは選手たちの間を通り抜けて落ち、ゴールネットを揺らした。その後もディバラは輝く。68分に途中出場のルカクとのパス交換でペナルティエリアに侵入すると、角度の無い位置から再び左足を振り抜き、対角線に右サイドネットに突き刺した。これでトリプレッタ達成。魔法の･･･いや宝石（LA JOYA）の左足は今夜、24カラットの輝きを見せた。

その後、ハイセンのアウトゴルで追い上げられるが、アディショナルタイム4分、ボールを持ちながら時計の針を進めてローマは勝利した。この勝利デ・ロッシ監督は就任後、カンピオナート6戦を戦い、5勝1敗と最高の結果を出している。この後モンツァ、フィオレンティーナのアウェイ2連戦が待っている。