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選手採点 セリエA第6節:レッチェ(A)

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0:1
goals
0 : 1 Edin Džeko 56. / header  (Henrikh Mkhitaryan)
Incidents
Aleksandar Kolarov misses a penalty kick (80′)

・Pau Lopez 6
枠外からの強いミドルシュートをすべてキャッチする高い能力を見せた。

・Florenzi 5.5
今日は右サイドがオーバーラップをガマンする順番で、オフェンス時には3バック右に入る場面も。ただ得意の攻撃を活かせないなら守備偏重の位置にフロレンツィを置くメリットは少ない気がする。また数少ない絶好のチャンスで、フリーなのにクロスを失敗する姿に相当萎えてしまった。あのクロスだけで-0.5にしたい気分になりますよ……。クロスの癖はもう治らないのかな。

・Mancini 6.5
今日は硬くクリーンで判断もよく、初コンビのスモーリングとの相性も良好に見えました。

・Smalling 7
いやもう本当にすばらしすぎた。ローマに足りない最後のピースがスモーリングだった可能性が非常に高い。

・Kolarov 6
強烈なミドルシュートを含め、試合を通して左サイドからの攻撃の起点になっていた。PK失敗は相手キーパーのガブリエウを褒めるしかない。

・Veretout 6
配給の役割はディアワラに譲って、広いエリアをカバーしてました。ドコモ風に言うなら人口カバー率99.9%ってやつです。時折見せるウォリアーな要素が個人的には好きです。あとはパス精度がもう少し上がれば完ぺきだけど、そこまで求めるのは贅沢かな。

・Diawara 6.5
ターンオーバーしたクリスタンテとはパスの性格が違うけれど、基本ワンタッチでシンプルに散らすパスが今日の勝利の要素の一つ。プレイが円熟していてあんまり若者っぽくない(顔も)。

・Pellegrini 6
「今のままではいけないと思います。だからこそローマは今のままではいけないと思っている」何度かエロいパスを出したセクシー担当大臣でした。フィジカルは改善されてるように見えました。

・Kluivert 6.5
右サイドの攻撃をほぼひとりで担当した。球離れのタイミングはまだ勉強中だけど、強くなったフィジカルと責任感あるプレイは僕は好印象で、カメラに抜かれる回数の多さがそれを物語ってると思います。

・Mkhitaryan 6
ジェコへのアシストは見事。チームにもカルチョにもフィットするのはもう少し時間がかかりそう。一度トップ下や右サイドでも見てみたい。

・Dzeko 7
おまえが一番エディン・ジェコ。身体をのけぞらせて反動をつけ、GKのセーブを弾いたヘディングシュートはは圧巻でした。これで6試合で4ゴール。じゃ、セリエAナンバー1ストライカーということで。

Zaniolo(⇔Pellegrini) 6.5
長くない時間ながら、それこそラグビーのような単独突破を何度も見せ、圧巻のプレイの連続でした。テクニックとスピードが秀でてる選手がまずフィジカルで勝ちにくるのは、相手からしたらチートそのものでしょう。ちなみに絶好の機会にクライファートにパスを出さなかった様子を見て、二人の不仲説が僕の中で急上昇しました。そういや二人のツーショットとかあんま見たことないかもな。(火のないところから煙を起こすStyle)

・Spinazzola(⇔Florenzi) sv
リスクを冒さずウノゼロを実現する着実なプレイ。

Cristante(⇔Mkhtaryan) sv
ホイッスル直前のイエローがもったいなかった。

・Fonseca 6.5
押し込まれる展開が多かった前半を修正し、後半は戦術をガラッと変えて勝利を掴みとった。初の無失点勝利を大いに評価したいです。

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総評

まず日本時間日曜22時キックオフの時点で最高ですよね。燦々と日光が降り注ぐ南部の強い日差しの中、上半身裸のおっさん達がスタジアムにいっぱいいるとテンションが上がります。日本シリーズとセリエAはデーゲームにするべきですね。
アタランタにヒントを得たであろうレッチェは、前線から果敢なハイプレスを仕掛けてローマの出鼻を挫こうとする。ただアタランタのような円熟した高度な戦術ではなく、対処療法としてのハイプレスだったため当然隙も多く、ローマは苦労しながらも前へボールを運ぶことができていた。

ただローマはローマで連動した攻撃は見せられず、肝心な場面でイージーなパスミスも頻出して、ペースをレッチェに引き渡して代償として少なくないシュートを浴びた。悪い時のローマはサイドが横広に広がって、同サイドでのみ崩そうとするっていう素人にもわかりやすい悪い癖があり、前半はまさにそれでした。

そんな前半を過ごしたフォンセカ監督は、後半からメンバーとポジションは変えないまま戦術だけをドラスティックに変え、今度はローマからハイプレスを仕掛けた。レッチェのディフェンスラインからすこしでも前にボールが出たら、複数人で囲んで全力で狩りに行き、力技でペースを奪った。フォンセカローマでここまでの強いプレスは初めてで、むしろ高い位置での守備に小さな不満を持っていた僕は「やればできるじゃん!」となりました。こうなると得点は時間の問題で、ビッグネームたちの演出でゴール。結果ウノゼロでしたけど、2-0、3-0もあり得た試合展開でした。

一方的に押し込み続けたわけではなく、後半もある程度レッチェに攻め込まれる場面はあったけれど、どれも質の低い可能性を感じないクロスか、エリア外からのミドルシュートで、日シュート数は多いながらも失点の予感はほぼ皆無。その大きな要因の一つがスモーリングでした。贅沢な悩みだけど、現時点でオプション無しの単純レンタルなのが惜しまれるほどです。
これで3勝1敗2分で勝ち点11の単独5位。3位までは勝ち点2差。早ければ次節にはCL圏内に戻れる位置というのは悪くないし、きっと2位には入れる、そんな風に思えてきました。

文、構成●text by mosh

Lecce 0-1 Roma | Roma Get Back To Winning Ways After Beating Lecce On The Road | Serie A

コメント

  1. ランド より:

    コラロフがいないけど仕方ないね♂

  2. ルルーシュ より:

    斜めに走り込む選手が少ないように感じる。

    戦術のせいかは分からないけど、ペッレグリーニのカウンター時のスペースへの顔出しの弱さが気になります。

    • モッシュ より:

      特に前半はフォーメーションが凝り固まってましたね。
      また言われてみるとカウンター時に顔を出してないですね。今回は怪我か疲労の気がしますが、確かにバシバシ飛び込んでくれると心強いですね。

  3. どら より:

    DAZNの解説の男性が前半ずっとアンドレア・フロレンツィと言っていましたが、後半は何もなかったかのようにアレッサンドロと言い換えていました。名前は大事😓

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