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選手採点:セリエA 第16節:SPAL(H)

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goals
0 : 1 Andrea Petagna 44. / penalty  (Thiago Rangel Cionek)
1 : 1 Lorenzo Pellegrini 53. / right-footed shot
2 : 1 Diego Perotti 66. / penalty  (Edin Džeko)
3 : 1 Henrikh Mkhitaryan 83. / left-footed shot  (Alessandro Florenzi)

・Pau Lopez 6.5
ぺターニャ(松山英樹に似てる)の鋭いシュートをストップした価値は大きい。一方で、新CBコンビの距離感には苦労していたし、コラロフへのパスもちょっと雑ではあった。

・Florenzi 6.5
失望した3日前とは別の人。的確なタイミングで、打開のための目的が明確なオーバーラップが見られた。これこそロマニスタが見たいフロレンツィだぜ。とは言え守備タスクがほとんどないSPAL相手であったことは、一応覚えておかないといけないかもしれないかもしれない。

・Fazio 5.5
直接失点に関わることはなかったけれど、現役司令官ならば新兵チェティンのケアをして欲しかったところ。具体的にはポジショニングがめちゃ心臓に悪く、率直に安心して見ることはできなかった。

・Cetin 5
攻守ともにすべての状況判断が1テンポ、いや2テンポくらい遅れていて、自信なさげになプレイに終始していた。プレイが荒いわけではないのに2試合で3イエローは、まさしく判断の遅さを表す証拠でしょう。適合の途中とはいえ、まだローマのスタメンレベルにはなかった。もちろん現時点での話です。

・Kolarov 5.5
PKを与えたミスはらしくないプレイだった(十字を切って「神に誓ってやってないが?」と抗議する姿は格好よかった)。全体的に大きく悪くはなかったけど、失点に絡んだから-0.5。

・Diawara 6.5
今日も今日とてナイスパサー。展開屋さん。この水準ならば、もう一歩二歩ボールを運んで、決定的なパスを出す仕事もして欲しいという、贅沢な悩みを持ってしまう。

・Veretout 6
今日も目立たず今日も重要だった。スペースを埋めて、ボールを拾って、相手に迫って、つまり労働者でした。

・Pellegrini 7
すべての得点に絡んだ本日のMVP。後半は特にえっちでした。1点目はオウンゴールになったけれど、あのシュートがなかったらと思うとゾッとする。

・Zaniolo 6.5
数字に残る実績こそなかったけれど、基本的にはマッチアップの相手を圧倒していた。もうちょっとゴールの近くでプレイして欲しい場面はあるにはあった。でも今日も含めて、ザニオーロはゲームから消える時間帯が少ないのがとても良いです。

・Perotti 7
目視確認できたエリア内での切り込んでからのクロスは2〜3回だったけど、相手DFはその100倍は神経をすり減らしたはず。1人じゃ止められない。2人いても止められない。PKも止められない。つまり無敵でした。パストーレでも使っている、フォンセカ監督の70分で必ず下げるペロッティ大切采配もすごく好きです。

・Dzeko 7
ジェコの本日のボス敵は審判だったけれど、イエローをもらわなかったところに成長があった。ポストプレイ、フリック、シュートの全てが高次元だった。200試合出場おめでとう!

・Mkhitaryann(⇔Perotti) 6.5
地味〜〜なシュートも良かったし(決まればいい)、それ以外のプレイもエッジが効いていてよかった。徐々にチームに馴染んできた印象。真ん中めの方がやりやすいのかな。

・Kalinic(⇔Dzeko) sv

・Fonseca 6.5
戦術家兼モチベーター。センターバックの選出でリスクを引き受けて、他が伸び悩む今週に勝ち点3を積み上げた実績は大きい。

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総評

まず心臓によくない試合でしたね……。どっちにも転び得た。
前半10分の時点で審判が主役になりそうな臭いもしていたし(もちろん悪い意味で)、チャンスは作れていてピンチは少ないのになぜか敗戦してしまうという、これまで何度も見てきたカルチョの洗礼の予感しかしませんでした。そういう意味では、ペッレグリーニのシュートから得られた同点ゴールは本当に助かった。SPALはピンチを凌いで凌いで相手のミスワンチャン狙いしか策のなかったことは、OGをしたトモヴィッチの落胆した姿が物語っていました。このOGがなかったらぶっちゃけ試合の行方はわからなかったけど、打ったロレンツォが偉いんですよ。そして2点目につながるPKジャッジもかなり甘い判定でしたが、コラロフが取られたファイルも相当軽かったし、ちゃんとお互いさまにしてくれました。そういう意味では悪い審判ではなかったかも。
3日前の極寒モチベーションをここまで引き上げたフォンセカ監督の手腕も見事でした。試合感覚も少ないし、多分戦術的には特別なことは指示していないと思います。素晴らしいサッカーで勝ったのではなく、地力の差で土俵の外に押し出したような勝利でした。スコアほどの快勝ではない。またファシオ&チェティンのコンビは怖い部分がたくさんあったけれど、スモーリングの怪我がこのタイミングだったことは不幸中の幸いだし、ファシオの試合感を失わせず(すでにまあまあ失っているが)チェティンに経験を積ませられたことはこの先できっと生きてくるでしょう。一方気になる点は、スタメンとベンチメンバーの実力差が空いてきてしまっていること。つまり交代カードが意外と少ない。そして戦術的な引き出しを現時点で出し切ってしまった、というところでしょうか。何気にパストーレもカジュアルにひと月帰ってこないし、出ずっぱりのディアワラ&ヴェレトゥのコンディションも心配です。CBをもう少し回せればマンチーニをボランチ起用できるんだろうけれど、リスクを取りきれないフォンセカ監督の気持ちも理解はできます。苦しいっちゃ苦しいですね。
ですが、今日の勝利で暫定4位。今夜のラツィオ-カリアリ戦(個人的には引き分け希望)によってはまだ変動するけど、1位までは勝ち点7に詰まりました。年内ラストのフィオ戦に勝利して、年明けのユーヴ戦&ダービーの結果によってはまだ全然スクデットいけますよ皆さん!

文、構成●text by mosh

Roma 3-1 SPAL | Roma Recover from Penalty to Overtake SPAL | Serie A TIM

 

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