ローマ速報アンケート集計結果

現時点で今季が終わった場合でもレガカルチョは昇格と降格をおこないます。当初はセリエBからの昇格のみ受け入れて22クラブで戦うという案もあったみたいですが、現在のポイントを鑑みて、ブレッシャ、SPAL、レッチェが降格するでしょう。スクデットに関しては、これはぼくの予想ですが、オランダリーグ同様に『スクデットはナシ、でも一位はユヴェントス』となる。UEFAの大会への参加権は、ローマが5位フィニッシュならば、そのままヨーロッパリーグにまわるのでしょうね。ただ経済的な観点から、過去数年UEFAの大会に出ているクラブはそれだけ支出も大きいので、ここでUEFAクラブ係数（ランキング）を使って決めてもいいのではないかと思います。

昔から書いていますが、ローマ速報の方針は『You play with the cards you’re dealt…whatever that means.』なので、実はメルカート同様に経営交代について個人的にはあまり興味のあるネタではないものの、大きな変革ではあるので気にしています。今回の買収の為にフリードキングループはそれなりに時間と経費を使っているわけで、買収を止めるということはその費用を捨てるということではあるけれども、コロナが続けばどこかでローマから手を引くという損切りのタイミングは生まれるのかな。

今この状況でマスクとか消毒液とかトイレットペーパーとか売れていますよね。こういった特需はコロナが収まればデフレーションしていくわけです。それと引き換えに娯楽は価値を高めていく、つまり社会が正常に戻ればサッカービジネスに堰を切った莫大なニーズが生まれると考えています。今思えば2月頭にフリードキンがローマ買収を休止したのは、中国のコロナウイルスの情報を重要な因子と考えたからで、そこまで先を見通せるならば、ローマを持つことが将来的にグループにどのような付加価値を与えるかも判断してくれるのではないかと勝手に期待して過ごしています。

これに関してはふたつの感想があって、ひとつは半数以上（57％）がリモート観戦会を観ていないというのは、宣伝が足りなかったのか、その必要のない人が多かったのかどちらかだろうということ。でも後者に対してはぼくたちに依存しないので、これは宣伝が足りなかったのだと反省しています。もうひとつは、ぼくは最初から概ねこの数字を予想していたということです。

初回放送、2回目の放送、ともに313人の視聴者数でしたが、ぼくはアクティヴ層――つまりネットを観る以上の情報を自ら掴みに行くロマニスタが日本に300人もいないと思っていたので、視聴者の半数はローマ以外のサッカーファンなのだろうと考えていました。誤解する方がいると悪いので補足しておくと、前述の通り宣伝が行き渡ればアクティヴなアクションを起こした人もいるだろうし、生活環境によってはそれが出来ない人もいるので、アクティヴであることに良し悪しの判断も評価もぼくにはありません。ただの基準です。

ただ、この数年間のいろんなセリエAクラブの公認、公式ファンクラブや組織と交流させて頂いて「日本のロマニスタってだいたいこのくらいなのかな？」という数字が徐々に見えてきていたので、あくまでそういった知識を土台に考えると、日本のロマニスタが300人以上視聴するとは最初から考えられなかったというだけ。逆にロマニスタ以外の多くのサッカーファンにローマの魅力を知ってもらえる良い機会になったのかなと思っています。