昨年経営陣が交代して、ローマは多くの『血の入れ替え』が行われた。雑コラでヨーロッパサッカー界最高(当時)のツイートインプレッションを仕掛けたデジたコンテンツ責任者から、弁護士、マッサージ師、チームマネージャーまで、パロッタが雇ったスタッフは全て新たな選出によって置き換えられた。ただ1人、グイド・フィエンガを除いては。
単なるウェブ戦略担当が、ローマの最高責任者となり、昨年夏にはスポーツディレクターの代わりにチームを作った。フリードキンズは新しいCEOを連れてくるアイデアを捨てて、フィエンガに引き続きチームを委ねた。今最もフリードキンズに近い男のインタビューをお届けしたい。
モウリーニョのアイデアはいつどのタイミングで生まれたのでしょうか?
フィエンガ社長「監督がトッテナムを解雇されてすぐさ。あれはフリードキン会長の直観的な判断だった。それにしても、会長たちがモウリーニョを見事に納得させた手腕は素晴らしい。彼は世界で最も重要な監督の1人であり、ローマのプロジェクトを具現化する為に最も適した人物だ。加えてフリードキンズはとても聡明で、学習能力も高いと実感したね」
フリードキンズの記者会見はいつ開かれますか?(会長らはまだ1度も公式に発言をした事がない) また、彼らはイタリア語を話す事が出来ますか?
フィエンガ社長「御二方ともイタリア語を学んでいる最中だが、会見の予定はない」
ローマはどのようなチーム作りをするのでしょう?
フィエンガ社長「私が市場を担当していた時もそうだが、ローマは移籍について話したことはないはずだ。そして、言うまでもなく、現在の私は人事を担当していない。パンデミックの後、サッカーには大きな変化があった。私たちは勝ち続けるプロジェクトを構築したいが、それには継続性が必要だ。チーム作り同様にすぐには達成できない目標だ。選手の選択はモウリーニョ監督、チアゴ・ピントGM、そして選手に直接関与しているクラブの判断になる」
オリンピコのシーズンパスは販売されるのでしょうか?
フィエンガ社長「現段階では少し複雑な話になっている。スタジアムの収容人数が決まらない限り、チケットの販売枚数も決まらないからね。我々はまず安全に観戦できる基準を求めて、その方法が明確になったら販売のプロモーションに移るだろう。フリードキンズの願いは多くのティフォージがチームの戦いを近くで観ることなんだ」
新しいローマはファンとの壁を壊そうと考えていますか?
フィエンガ社長「私は過去を振り返ることが好きではないが、過去のミスを分析するのは好きだね。私たちは確かにファンとの障壁を取り除くために仕事をしている。批判は常に受け入れるが、それでも人は誰でもミスを犯すし、私達たちもミスを犯してきた。ただ、今はロマニスタが興奮できるローマを作りたいと考えている。フリードキンズはクラブの中心にロマニスタがいることを理解している。そして、世界中にローマファンが存在していることも判っている。ローマブランドを世界に発信したいと考えているんだ。フリードキンズがローマを購入したのは、クラブを長期的なスパンで成長させるためであり、それは二人がイタリアに残って活動していることからも判るだろう。私たちは国内外のレベルでローマが持っているサッカー的ヴィジョンを維持する為に戦っている。そのためだけにローマはスーパーリーグに反対した」
トッティは戻ってきますか?
フィエンガ社長「フランチェスコとクラブの関係は良好だ。彼はローマとフリードキンズと良好な関係を持っている。しかし、彼は自分の道を歩み始めた。彼は若い選手を育て、スカウティングを行い、そのうち何人かは既にローマでプレーをしている。ローマはフランチェスコとのこのコラボレーションを継続したいと考えている」
ここ連日、ローマの株価が上昇しています。何か発表があるのでは?
フィエンガ社長「私たちもその影響を受けている。CONSOB(イタリア国家証券委員会)から説明を求められたよ。だが、差し迫って株価変動の説明になるような発表は特にないね」
<了>
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