いよいよ今夜はユヴェントスとの一戦。フォンセカは順位表の上位に残りために絶対に負けられない一戦です。トリノ戦の負けがあったからか、今回の記者会見はちょっと厳し目の質問が多かったように思います。個人的には、ユヴェントスに負けるとは一切思ってないけど、ローマってたまに妙な手詰まり感、閉塞感を漂わせるときあって、現在はまだポジティヴなムードがあるけれど、今夜の勝敗はシーズンの分かれ道なのかなと思ったりして。
ユヴェントスは、サッリ哲学への移行の方法を模索しています。彼らがどのような変化をしていると考えますか?
フォンセカ監督「正直、これまでのユヴェントスについて、あまり多くを知っているわけではないが、現時点のサッリさんのチームについては判っている。彼はヨーロッパでもトップクラスの優れた監督だろうね。私の好きな先進的なサッカーのアプローチをしている。今季、ユヴェントスで仕事をはじめたばかりだが、既に強いチームを作っていると思う」
レオナルド・スピナッツォーラはプレーしますか?
フォンセカ監督「彼は病気で今週トレーニングができなかった。今日はチームに戻っているが、プレーに最適なコンディションとは言い難い」
クリスタンテが戻っています。彼はどうでしょう?
フォンセカ監督「この数日、チームトレーニングに参加して準備ができている。ただ、完全にチームにフィットできるわけではないが、招集はされるだろう」
3バックを検討しますか?
フォンセカ監督「可能性は常にある」
他のクラブはこの冬に補強をしています。ローマが動かないことに危険性はありますか?
フォンセカ監督「以前も話したが、冬の移籍はあまり好きじゃない。チームに直接組み込む選手を探すのが簡単ではないからね。私たちは絶対に間違いないという選手が欲しい。それを1月に探すのは困難だ。これは常にペトラーキとも話し合っている」
カリニッチが最後にゴールを決めたのは1年前、エディン・ジェコはここまで7ゴール。一方でローマのライバルチームには、より多く得点できるストライカーがいます。これはシステムが機能していないからでしょうか?
フォンセカ監督「私たちがもっとたくさんのゴールを決めねばならないのは確かだが、ジェコや他の選手たちの得点について心配していない。例えばザニオーロは他のウインガーよりも多くゴールを決める可能性がある。チームを分析するときに必要なのは個人の得点ではなく、どれだけ決定機を作り出したかを見ていく。それが私にとって最も重要だ」
ユヴェントスとの対戦でリーグを折り返します。しかし、ローマはここまで上位7チームとの対戦で勝利がありません。ステップアップには何が欠けているのでしょうか?
フォンセカ監督「これまで私たちは常に最高の相手と戦ってきた。アタランタ、パルマに負けたのは事実だが、それでも私たちは勇気を持って戦った。ユヴェントスやインテル、ナポリと戦うよりも、ジェノアやトリノの方がチームメンタリティの面では不安がある」
3マンディフェンスの場合、ファシオよりもチェティンの方がプライオリティが上になりますか?
フォンセカ監督「それを話すつもりはないし、3バックかどうかも明言しない」
クライフェルトは?
フォンセカ監督「来週チームトレーニングに復帰する」
ユヴェントスとインテル、どちらが良いチームだと思いますか?
フォンセカ監督「この2つのチームはそれぞれ異なるゲームアプローチを持っているが、監督が非常に強力なアイデアを持っているという点では同じで、どちらかが好きとは言えないね。コンテさんのアイデアはとても明確で、それはサッリさんも同様だ。それぞれ異なるアプローチだが、私はどちらも好きなんだ」
選手たちから正しいアティチュードを感じましたか?
フォンセカ監督「そうだね。先週も非常によいトレーニングができたが、トリノに負けてしまった。私にとってはどの試合も同じ試合だが、だからといってユヴェントス戦が特別でないと言いたいわけではない。失敗が許されない一戦であると理解する必要があるだろう。集中を切らしてはいけないが、この種の試合に関しては心配していない」
ウンデルは構想外ですか?それとも1月にオファーがあれば放出を認めますか?
フォンセカ監督「彼はフィジカルも戦術面も良くなっている。なぜプレーしていないか、それはザニオーロが好調だからだ。ジェンギズの売却は考えていない」
ご自身のサッカーでローマを強くできると思いますか?それとも、新スタジアムや新たな投資が必要だと考えますか?
フォンセカ監督「誰もが今シーズンをローマのゼロイヤーと呼んでいて、再び強豪に戻るために取り組んでいる。しかし、既にユヴェントスやインテルと競争するだけのコンディションを作り出しているとも思っている。それはもうじき可能になるだろう」
将来ユヴェントスを指揮したいと思いますか?
フォンセカ監督「未来ではなく、今を考えたい。現在私はローマにいて、このクラブの監督になれたことを心からうれしく思っている。それ以外は何も考えていないね」
<了>
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