昨日チアゴ・ピントGMはメルカートの中心地であるミラノに行き、フラッテージ獲得についてサッスオーロのカルネヴァッリと話をしている。
選手の移籍交渉に先立って、月曜日には、フリードキン会長がモウリーニョ監督と来季についての話し合いを行っている。
今年60歳のモウリーニョ監督は、依然ヨーロッパトップ監督の一人であり、彼をベンチに座らせたいクラブは後を絶たない。ローマとの契約を残しているモウリーニョ監督は最終節の後、このように語った。
「今後について?月曜から休暇に入るよ。月曜日までならローマと話し合う時間はあるが、それ以降なら休暇の後になる。ただこれだけは言っておく。私は今夜戦ったこの子たちのために戦わなければならない。戦わなければならないが、それが残留するという意味ではない」
選手たちの為に戦うには何が必要なのか、私に戦うための武器を与えてくれるならば喜んで残る。それがミステルの考えだ。すなわち、新戦力や環境が必要となるのだが、ローマはFFPによる制限があり、この夏に4000万ユーロの売却益を必要としている。この点に於いては、イバニェスの売却は避けられない状況だ。加入に関しては、再び『パラメトリ・ゼロ』※自由移籍での選手獲得を目指すだろう。
左前十字じん帯の手術を終えたエイブラハムの5ヵ月の離脱を、カンピオナート0ゴールのベロッティがカバーできるかは相当疑わしい。ここで候補として、ガラタサライからPSGに戻るマウロ・イカルディに白羽の矢が立った。トルコリーグで24試合に出場して、22得点をあげた元インテルのストライカーは、ローマにとって最適解となる可能性がある。PSGとの契約は2024年6月末まで、つまりローマはフリートランスファ(パラメトリ・ゼロ)を目指すことになる。
また、ローマ入りがほぼ確定しているオリンピック・リヨンのフセム・アワールは昨日自身のSNSでサポーターに別れの言葉を綴った。
「リヨンは私が最も若かった14年前から、笑いと感動、勝利、学び、ハードワーク、失望を経て、常にぼくに夢を与えてくれました。今こそページをめくり自分も新たな物語のチャプターに進むときです。この都市で最大の出会いは、あなた方サポーターです。リヨンの伝統的な熱意とゆるぎない愛情に感謝します。私はいつもあなた方の側にいます。心も体も永遠にリヨン、あなたのフセム」
ロマニスタのぼくたちならば刺さる言葉を残して、アワールは永遠の都にやってくる。彼がローマに忠誠を誓うならば、ぼくも全力で応援するのみだ。
最後にモウリーニョ監督について触れておこう。フリードキンとの話し合いは、単刀直入に書くと成功した。tuttosportsによると、ミステルはローマの今後のプロジェクトに納得をして、さらには2026年までの契約延長を受け入れる準備もあるとのこと。モウリーニョ監督が残留、そして来季以降も契約延長するならば、それは間違いなく、ローマの『たった一つの大きな愛』が成し遂げた偉業になるだろう。
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