AS Roma | Thursday, 20. February 2020 20:00 Clock |
KAA Gent |
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1:0
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・Pau Lopez 6
セービング6.5、フィード力5.0。勝利を加味して平均してこの採点。とはいえ勝利に大きく貢献した。みんなの力を借りて、早く自信を取り戻して欲しい。
・Spinazzola 5.5
同じ試合内での好不調が激しかった。単独突破だけで切り崩すのは難しかった。
・Smalling 6.5
コンディションが戻ってきた印象。惜しいシュートもあった。セットプレイが決まるととても楽になる。
・Fazio 6
若干低めのラインディフェンスを敷いて、安定した強さを見せた。
・Kolarov 6
バランスを見ながら上下運動をしていた。特に守備に安定感があったように思います。
・Cristante 5.5
中盤で時折見せたハードなアタックは胸を打ったけれど、全体的にはもっとできるでしょ?と思ってしまう。具体的にはボールを展開できたら最終ラインから抜け出して欲しい。
・Veretout 6.5
あらゆる場面に顔を出してハードワークしていた。分かりやすく言うと、超がんばってた。
・Pellegrini 4
やる気がないなら帰っていいぞ?(部活の顧問)
・Carles Perez 7
誰よりも得点と勝利に固執する姿が、回線越しにも十分伝わってきた。失ったボールは自陣深くまで追うし、責任感の塊である。
・Perotti 6
決定機は作れなかったが、いつものように右サイド深くまで出勤してくれた。
・Dzeko 6.5
ペレスへの落ち着いたスルーパスはお見事。そして失ったボールも最終ラインまで追うキャプテンシー。贅沢をいうならチーム連動を生むため、もっとボールを貰いに下がる9.5番になってもいいかも。
・Santon (⇔Spinazzola) 6
本人よりよっぽどペッレグリーニだったと思います。
・Mkhitaryan (⇔Pellegrini) sv
見せ場なし。リーグ戦で頼むよ!
・Kluivert (⇔Perotti) sv
同上!
・Fonseca 6.5
勝ったという事実が何より大きい。うかうかしてたらどうせ負けるので、ビビらずもっと大胆に交代策を実行して欲しい。
総評
これが勝ち……5万年ぶりに勝った……。
プレイはまだ恐る恐るでトップフォームからはほど遠い状態、ただ良くはないにせよ悪くもないでしょう。なんせウノゼロですからね!今日は特に結果がすべてです。ひとつずつ勝ち点を拾って、少しずつ上向いてくれればそれでいいです。ターンオーバーできたのも良かった。
ゴールはヴェレトゥのパスカットから素早く前に推進しエゴなくジェコへ渡し、ジェコからのスルーパスを受けたカルレス・ペレスがゴールへパス。力みのないいいシュートでした。
アタランタ戦に引き続きバックにはファシオを起用した影響からかラインの重心が低く、それが無失点に寄与したと思います。最近はハイラインを敷いても効果的な連動が生まれるでもなく、キーパーから中盤に届く前にボールを刈られてショートカウンター製造機になってたくらいですから、実利を取りに行く作戦は良いと思います。ラニエリで良かったやん、とも思いますが。後ろを固めて跳ね返す守備と、サイドからの単発攻撃という、ローリスクローリターンなオールドスクールイタリアンカルチョでした。
試合終盤はローマらしくバタバタしたけれど、最後まで集中してそのまま終了。よく頑張ったと思います。
そんな中で心配なのはパウ・ロペス、クリスタンテ、何よりロレンツォでしょう。パウ・ロペスの不調はディアワラ不在と完全にリンクしていて、いかにチームが「ディアワラがやればええやん?」と思っていたかが判明。チーム全体で改善して欲しいところ。
クリスタンテは、良さが分からないレベルになってますね。攻撃時に疑似3バックになるのはまだ理解できるにせよ、言うほど効果的な展開はないし、パス出した後に走り込みがないから単純に中盤の人数不足を感じてしまう。ロレンツォについてはもはやわざわざ何かを書かなくてもいいレベル。ギリギリまで交代させなかったフォンセカ監督に大いに不満を持ったけれど、リーグ戦のターンオーバーを見越してのことだったのかな?この低調が続くなら、クリスタンテなりヴェレトゥなりをトップ下にするとか(ナインゴランアゲイン)、クライファートとジェコでツートップ組ますとか(個人的にJKを純FWで見たいです)、策を練らないで今のロレンツォを出し続けるとモチベーションが下がります(僕の)。
とは言え、勝ちは勝ち。次は普通にいやな相手のランニングマン達の集合体ことレッチェ。リーグ戦では何も得てないので、ここもクリアしてレールに戻って欲しいですね。
文・構成:モッシュ
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