Roma 4-0 lecce goals | |
1 : 0 | Cengiz Ünder 13. / left-footed shot (Henrikh Mkhitaryan) |
2 : 0 | Henrikh Mkhitaryan 37. / left-footed shot (Edin Džeko) |
3 : 0 | Edin Džeko 69. / right-footed shot |
4 : 0 | Aleksandar Kolarov 80. / left-footed shot (Carles Pérez) |
・Pau Lopez 6
危ないシーンはほぼ無かった。頭がさっぱりしていた。
・Bruno Peres 6.5
右サイドの脅威になっていた。終わった選手、という先入観については本当に申し訳ない。一方、ウイイレでコントローラーを投げ捨てたような挙動のボールロストはなんだったんだ。-0.5。
・Mancini 6.5
すっかり自信を取り戻していた。広範囲に出現。
・Smalling 7
皆さま、これがローマ帝国における巨人の壁、ウォール・スモウですわ。
・Kolarov 7
ランアンドガンをしたわけではないのに、めちゃめちゃオフェンスの助けとなっていた。
・Cristante 6.5
バックラインに縛る鎖がほどけたことで活き活きと躍動。スパイスとなる縦パスも良かった。
・Veretout 6.5
クリスタンテが中盤に戻ってきて二人で中盤を担当したおかげで、ヴェレトゥ自身のクオリティも上がっているように見えました。
・Pellegrini 6
ハートは見れた、いいパスもランニングも見れた。あとはシュー練がんばれ。
・Under 7
序列が下がりそうな瀬戸際を先制点で踏みとどまった。外と中への侵入のバランスもかなりちょうど良かった。
・Mkhitaryan 7.5
ローマでのベスト。これがワールドクラス。
・Dzeko 7.5
トップから下がって10番の役割もこなし勝利に貢献。プレイで引っ張るキャプテンシー、これが必要なんですよ。
・Kluivert (⇔ Pellegrini) 6
めちゃめちゃ球離れの良いJKにウケました。極端すぎるやろ。コラロフ兄貴に体育館裏で殴られてた可能性がある。
・Carlez Perez (⇔ Under) 6
スーパーサブとしても機能し、局面を変えてくれた。もう既に非常に大きな存在。
・Kalinic (⇔ Dzeko) sv
残念ながら、もうかける言葉がないかもしれない。
・Fonseca 7
どんな苦境でも「私たちはCLに値するチーム」と言い続けた信念を実行した。辛勝から快勝にステップアップしたも素晴らしいし、2試合連続無失点も素晴らしい。EDF期に学習したのでまだ手放しでは喜びません。ぜひ2月をこの調子で駆け抜けて欲しい。
総評
ローマダービー後に冬眠して土曜日に起床したい人生でした。
ここ1ヶ月はなんだったんだ!というほどの快勝でした。立ち上がりに得点、前半終了前に2点目。相手の攻撃を無失点で受け流しながら終盤にかけての2得点。3得点では追いつかれる不安が残る、5得点では次の試合に取っておけばいいのに感が残る、実にちょうどいいじゃないですか4得点は。
この試合で、2つの大きな戦術変更があったように見えます。1つ目はクリスタンテのポジション。攻撃時にディフェンスラインに組み込まれることなく、本来の守備的MFの位置で90分間プレイ。そのことでローマ攻撃時には単純にパスの選択肢が増えて楽にボール保持ができたし、守備時には中盤で潰せる機会も増えていた。マンチーニの中盤起用で見つけた発明を手放すことは惜しかったでしょう。このフォンセカ監督の決断は素直に偉いと思います。
戦術変更の2つ目は、ジェコが9.5番としてプレイしたこと。時折ジェコが下がってボールを受けることで、背後の大きいスペースにウンデルやムヒタリアンが走りこめていたし(しかも2人ともゴール)、中盤の追い越す動きも増えていた。ボールを渡したらゴールを決めてくれるような”ゾーンに入っている状態”であれば、ジェコをトップに固定させておくのは有効だけれど、その状態に達していない現在は9.5番が適任だったのでしょう。なにより無失点っていうのが良いですね。ローマはね、点を取られなければ負けないんですよ!(あたりまえ体操)
この快勝は最高に嬉しい。未来への希望も見えてきたかもしれない。ただ冷静に考えると下位リーグのチームとプロヴィンチャに連勝しただけで、何も勝ち取っていないとも言える。ここまでの辛さはまだまだチャラになっていないので、ぜひ強い信念を持ってハードワークを継続して欲しい。
テキスト・構成:モッシュ
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