ロマニスタから絶大な人気を誇るラジャ・ナインゴランがクラブを去ったのはもう4年も前の話。今となってはその理由は闇の彼方ですが、それでもロマニスタたちの愛情は未だに続いています。2019年にはカリアリの選手としてオリンピコに帰還すると、クルヴァスッドからは横断幕が掲げられました。
“Mai un avversario, bentornato Radja”(あなたは決して敵ではない。おかえりなさいラジャ)
現在ベルギーでプレーしているラジャ・ナインゴランが、自身のローマ時代、そしてペッレグリーニについて語っています。
未だにあなたはロマニスタから支持される存在です。
ナインゴラン「俺だってローマは恋しいがよ。まあ、でもそれが人生ってもんじゃないのかね」
ローマでは3人の監督の元でプレーしました。
ナインゴラン「スパレッティ、ディフランチェスコ、ガルシア先生···俺はローマのユニフォームを来て彼らの元で良いプレーをしようと努めた。3人とも尊敬しているのは間違いないぜ。そん中でもスパレッティ監督は、俺のポジションをゴール寄りに変えてくれた。それで俺のゴールも増えて素晴らしいシーズンを過ごした」
モウリーニョのローマにあなたは適任だと思いませんか?
ナインゴラン「そりゃモウリーニョに聞くんだな。数年前、俺にコンタクトしてくれて、また電話すると言っていたが、マンチェスターユナイテッドを率いていたときは連絡のひとつも寄越さなかった」
先日あなたはトリゴリアを訪問していましたが、監督や選手たちと会う事はできましたか?
ナインゴラン「トリゴリアにまだいるダチに挨拶する為に行ったんだ。監督と選手にはタイミング合わなくて会えなかったよ」
あなたの在籍時のローマと今のローマが似ていると感じたことは?
ナインゴラン「俺たちのローマは団結したグループで、こないだの決勝でもお前らは同じものを見たはずだ。モウリーニョ監督は賞賛に値する仕事を成し遂げたよな」
カルチョの世界に戻るつもりは?
ナインゴラン「俺はベルギーで楽しくやってる。でもね、だからって17年過ごしたイタリアを除外はできない。もしもイタリアンクラブから電話があれば、そのとき改めて考えるとするぜ」
ローマにナインゴラン二世は見当たりますか?
ナインゴラン「いいや、俺と同じタイプの選手はいないね。そもそも当時とは中盤の構成も違うからな。しかしだ!···まあ、そうだな、一般的な視点ならヴェレトゥが俺に近いのかもな」
ペッレグリーニの成長をどのように感じていますか?
ナインゴラン「以前クラブから、ペッレグリーニが将来のカピターノに相応しいかどうか尋ねられたことがある。俺はこう返したよ。あの小僧はデ・ロッシやトッティ、そして俺たちと一緒にローマのロッカールームの流儀を経験しているってな。その頃まだほとんど試合には出れなかったが、ローマ人として、ロマニスタとして、キャプテンマークの意味を理解したと思っている。その証拠にまだ26歳なのに、はるかに経験豊富なベテランのように見えるじゃねえか!だから、ペッレグリーニは正統なローマの後継者なんだぜ」
〈了〉
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