「如月くん、これなんでしょうか」「鉄格子というやつです」「失礼ですね。それくらい私だってわかります。なんで窓に鉄格子がくっついてるのかと聞いているのです」「そうですね・・・罠があるかもしれないと忠告したのに、わかなさんがどんどん先に進むせいでこんな拷問室みたいな所に閉じ込められたからですよ」「まあ、それじゃ私が悪いと言うのですか!」「ぼくが悪いんじゃなきゃ、後はわかなさんしかいないじゃないですか!」「でもこんな所に閉じ込めるなんて、この館の主は如月くんをどうしたいのでしょう?」「いや、ぼくに何かあったらわかなさんも死にますよ」「そうかもしれません」「とにかく出る方法を考えましょうか」「如月くん、任せてください」「宇宙人の超能力で脱出できるんですか?」「宇宙人をデヴィッド・カッパーフィールドやユリ・ゲラーと混同しないでください。私たちはただ、如月くんたち人類よりも高度な知的生命体ですから、その演算能力でスマートに脱出しようというだけです」「はいはい。知的生命体のスマートな演算能力とやらでぜひお願いしますよ」「ええ。私、今夜キメます」「頼もしいですね」「キメます」「・・・」「・・・」「・・・」「ハッ、閃きました!如月くん、この方法で私たちは鮮やかに外へと出られるでしょう」「はやく教えてください」「私たちを閉じ込めた卑劣な輩は、恐らく私たちがこんな小さな窓から逃げ出せるとは予想だにしないはずです」「確かに」「その裏をかいて、この窓から逃げるのです」「・・・」「・・・で?」「以上です(ニッコリ)」「この鉄格子はどうするんですか?いや、よしんば格子戸が外れたとして、この小窓じゃわかなさんだって出られないですよ」「もう!そこから先は如月くん考えて下さい!」「もしかしてバカなんですか?」「・・・如月くん。私、キャント・ストップ・ザ・ダンス状態です」「はいはい、わかりましたよ・・・って、うわ、こんな薄暗い中で本当に踊らないで下さい。埃が舞うじゃないですか。ゲボッゲホッ・・・あれ?」「どうしたんです?」「いや、わかなさんがたたらを踏んだおかげで足元の床が外れそうですよ」「たたらとは失礼な。宇宙で大流行のコズミック・ダンスです」「それはともかく、この床板外して、先に進みましょう!」「ようやくお役に立てたようでなによりです」「ええ、宇宙のダンスもバカに出来ないと思いはじめてきました。さあ、先を急ぎましょう」
ということがあり、昨日は更新出来ませんでしたが、その間にザニオーロが代表で故障しています。十字靭帯の権威マリアーノ先生のヴィラスチュワートクリニックで検査するらしいので、最悪はまたリハビリ生活の可能性もある。そうでなくとも開幕は間に合わないでしょう。続報を待ちたい。
同日、イベントに登場したフィエンガ社長は、ジェコについて、望むならばローマのキャプテンでいることが出来ると発言しています。また、フリードキン到着で、メディアが連日報道しているトッティとデ・ロッシの復帰については「彼らはローマのキャリアを終えて、それぞれが新たな道を歩もうとしている。この段階で、ローマに戻ってくれというプレッシャーを掛けるべきではない。ローマは現在も2人と良い関係を持っている。彼らはローマの歴史であり、遅かれ早かれ我々と共に歩むだろう」と発言しました。
そして、同じタイミングでデ・ロッシの談話が発表されています。
デ・ロッシ「いまは将来の為にコーチライセンスを取得しようと思ってる。フィオレンティーナで監督になるのか?だとすれば確かにヴィオラは重要なチャンスになるだろう。多くの監督の目指す場所だからね。ローマが恋しいか?ああ、俺は毎日多くのロマニスタたちと会うが、彼らは皆俺が恋しいと言ってくれる。俺だってそうさ。でもね、ローマについて俺はあまり話さない方がいい。重く受け止められてしまうし、今は別の監督が仕事している訳だし、発言に気をつけたいんだ。俺は、フォンセカ監督とその仲間たちを尊重している。それに、父(アルベルト・デ・ロッシ下部組織監督)もフォンセカ監督を優れた人だと言っている。俺自身、とても尊敬している。トッティはローマに戻るか?昨日そのニュースは読んだけど、まだアイツとは話はしてないね」
そしてコラロフのインテル入りが秒読みです。この数日で気持ちの整理はつけたので、ここは無関心を装いつつ送り出したい。フロレンツィについても同じことが言えますが、最後に決断するのが選手である以上、全てを体制のせいにするのは間違いです。コラロフの移籍も本人が決めた事で、そこは尊重したい。ですが、ぼくはなんだかこの移籍が経営陣交代を象徴しているような気がします。
彼の移籍による技術的な問題としては、守備的な選手層の薄さは気になりますし、フリーキックからの得点源を失いますが、そこはヴェレトゥであり、ペッレグリーニに期待したい。
コメント
リーセから始まる左サイドバックの強烈キック保有者を失う気持ちは計り知れませんね。。
tattiさん
ピャニッチが移籍した時も同じ気持ちになりましたが、そこを他の得点源で補えるかどうかですね。