ほないこかやシシドカフカが女優業を始めた途端、なぜか魅力が半減したような気持ちになるというのは、常に人生にはそう、ハリルホジッチ監督言うところの罠があるのだろう。スペースとは常に罠であり、誰もがオープンスペースでボールを受けたがるのだが、そこは案外ゴールからは遠かったりする。つまり、自分で選択したつもりが、そうで無いことも多々あり、その場合は逆に遠回りになりかねないという事。これはディフランチェスコ監督のサンプドリア就任にも当てはまる。
かつてはトッティのチームメイトで、サッスオーロで監督としてブレイクしたエウゼビオ・ディフランチェスコは、ローマに凱旋した初年度、チャンピオンズリーグベスト4という好成績をおさめた。ここで、なぜディフランチェスコが失敗したかは論じないが、少なくとも、チーム内外から批判を浴びて、自信を喪失した状態のまま、その傷も癒えぬうちにサンプドリアのピッチサイドに立ったのは復活を急ぎすぎたかもしれない。1勝6敗で解任という、第一コーナーの手前でカルチョに振り切られてしまう結果となった。
中盤の強いプレッシング、ワイドに展開する逆足のウインガー、忠実なファイブレーン信奉者。モダンサッカーをローマに持ち込んだ功績は小さくはないが、これをそのまま他のクラブで再現とはいかなかったようだ。プレミアリーグで新しい挑戦をすべく英語の勉強をしているというディフランチェスコ監督のコメントをお届けしたい。
ディフランチェスコ監督「今はアブルッツォに戻っているんだ。時折買い物の為に外出したり、医療施設として部分的に解放しているホテルに行くこともある。オリンピコの奇跡(2017-18チャンピオンズリーグ、バルセロナとの初戦のカンプ・ノウを4-1で落としたローマはセカンドレグで逆転勝利した)は、本当に信じられないような喜びだった。その試合で、ぼくたちは、アイデアとアイデンティティを伝えようとしたんだ。その姿勢は、中3日のトレーニングで伝わってきた。監督は選手の思考を感じ取ることが重要だ。サンプではそれが出来なかった。2年目にナインゴランとストロートマンの放出を受け入れたのは今では後悔している。2人は情熱家で、トレーニングでも重要な存在だった。他の選手ともコミュニケーションを図り、ぼくの望む事をしてくれていたと思うんだ」
コメント
トッティの自伝を読んで、当時のアズーリ含めた動画を見て回想してますが、あのオリンピコの奇跡に匹敵するシーンはトッティのオーストラリア戦のpkくらいです。
あの試合を演出してくれただけでも後世に残したいローマの監督です!
tattiさん
オーストラリア戦は、ブッフォンだったかがクッキアイオはするなと祈ったやつですね笑
ぼくのトッティベストリゴーレはそれではありませんが、でももう一度見直して判断したい気もします。
Kisargiさん
はい。我らのカピターノがワールドカップ出れる事が奇跡の状態の中、予選では我々の知るトッティでは無いパフォーマンスの中、そして10人で戦うアズーリが疲弊した状態の決勝トーナメント1戦目の中、延長手前のロスタイム、途中出場のカピターノが全イタリア国民6000万人とロマニスタの期待を一心に、
pkスポット、アップとなるカピターノの目線、そこから放たれたおおよそコースを読んでいても止められないスピードでの左上隅に
完璧なpk。今でもトッティが世界から一番注目された瞬間だと思ってます。
是非キックオフからご覧ください笑