養老乃瀧コベルチャーノ駅前店にて
「なんでなんだよ」
「何がです?」
「なんでユヴェントスとナポリ再試合にしたんだよ?」
「仕方ないじゃないですか。ナポリがCONI(イタリアオリンピック委員会)に泣きついてそれが認められたんですから」
「まあ今更そんなこと話しても仕方ないな」
「そうですよ会長」
「お前が言うんじゃない。あと人前で役職を言うな」
「でもなんでそんな話を蒸し返すんで?」
「我々の裁定が覆ると思ってもう1つクラブがCONIに泣きついたそうだ。次も我々の決定が覆るような事になれば権威もVARもあったもんじゃない」
「でいったいどこのクラブなんです?」
「あの首都のやっかいなクラブに決まっておるだろう」
「ああ、判ります判ります。ロティート、いちいちうるさいですもんね」
「ローマだ!あいつらだよ。アメ公は何かあれば裁判裁判だ。たまったもんじゃない」
「今夜はとことん飲みましょう、会長」
「だから会長はやめなさい」
ということでローマははく奪された勝点を諦めません。今シーズン第1節、エラスヴェローナ戦で、22歳以下の登録リストに23歳のアマドゥ・ディアワラを加えた為に書類不備として0-0のスコアレスドローが、0-3の敗戦扱いとなりました。クラブはすぐに上訴しましたが、FIGCがこれを拒否したために、今年に入りCONIに異議申し立てをしています。当初1月末といわれていた審理が、2月に延期して、さらに現在は3月になりました。
ですがいよいよ今月15日の15時半から、CONIのCollegio di Garanzia dello Sportの再審が報じられています。さてどうなるでしょうか。この事件はローマにとってひどく長すぎるVARのようなもの。みんなピッチサイドでやきもきしてる。はやく答えを知りたいところです。
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