カンピオナート再開が正式に決まりました。
スパダフォーラ・スポーツ相「ようやくすべての人たちの健康を重視して安全に再開することが可能となった。国内の感染者数が高く、難しい瞬間はあったが、現在はリーグの幸運を祈り、最後までやり遂げられることを願っている。しかし、まだこの緊急事態が完全に解消されたわけではない」
同スポーツ相は、有料チャンネルと契約していないファンがスタジアムに駆け付けるのを防ぐために、放送局と話し合いをすると語りました。
そしてローマでは、カピターノのファーストレディ、アムラ・ジェコが都市やクラブへの愛情を語っています。noteの有料記事にしようと思っていましたが、バンディエラ不在の今、ぜひすべてのロマニスタに読んでいただけたらと思い、こちらに掲載致します。それにしてもよくできた嫁やで!
——昨年夏は何人くらいからローマに残って欲しいと言われましたか?
アムラ「とても多くの人に言われたわ!私たち家族はローマが好きで、ここは家なのよ。ロマニスタたちはとても熱狂的で、他のどのクラブとも違うわ。でも、ローマに残ったのは全部夫が決めたことよ。エディンはローマと共に勝利したくて残留を決めた。彼は負けることがとても嫌いなの」
——フォンセカ監督とジェコの関係は?
アムラ「他の人同様に強い絆で結ばれているわ。夫は本物のプロフェッショナルなの」
——昨年夏、あなたはミラノの学校に子供の編入届けを出したと言われていました。
アムラ「有り得ないわね。そもそも引越しの準備だってしていなかったくらいよ。・・・ええ、でもそうね、正直に話すと、そろそろ荷造りしなければとは考えていたわ。8月の半ばに私はサラエヴォ映画祭のレッドカーペットに立っていたの。その時、夫から連絡があった。電話越しにエディンはこう言ったわ。「なあ、やっぱり俺たち、これからもローマで暮らそう」それを聞いて、足が震えるのがわかった。あれは体験したことの無い感情だった」
——そして今やジェコはカピターノです。
アムラ「夫はこれまでと変わらずにここで愛されていると感じているわ。ローマでは仲間との特別な関係があるのよ」
——キャリアの終わりまでローマにいますか?
アムラ「最後はサラエヴォに戻のが私たち家族の夢なの。でも私たちがローマを去ったとしても、ローマは変わらずにローマにままよ」
——隔離生活は終わりました。
アムラ「夫も子どもたちもがんばってくれたわ。外出をしない生活は必ずしも簡単じゃないけど、この特別な瞬間を神に感謝して、家族で楽しんでいた。今日はトリゴリアで午後までセッションがあるから、エディンは夜まで帰ってこないでしょ。今ではエディンが家に何時間もいないことに慣れていないのよ!」
——どのようにローマと恋に落ちたのでしょう?
アムラ「私自身仕事でこれまで様々な都市を訪れたけど、ローマはすぐに家にいるように感じたわ。人々は優しくて、いつも太陽が出ていて、ボスニアのように開放的よ。私は特に旧市街がお気に入りなの。長女は16歳で、インターナショナルスクールに通ってるけど、彼女が歴史を学ぶ時、本で読んだものに実際触れられるなんて本当に素敵じゃない?」
——ジェコは再びトレーニングに戻りましたね。
アムラ「ずっとサッカーから離れていたからとても幸せね。エディンにとってサッカーは人生そのものだから。あの人、本当にサッカー狂なのよ!いっつも試合を観て、色々調べたり、他の選手をチェックしたり、常にサッカー、サッカーなの。ねえ、知ってた?私、最初はサッカー選手ってみんなエディンみたいな人たちなんだと思ってたのよ。でも実際は試合が終わればサッカーの話をしない人もいるんですって。でもエディンはそうじゃないの。あらゆるリーグの試合を観て、全ての選手を知っていて、それぞれの経歴を追っているのよ!」
——その熱を家族に伝えたのもジェコですね。
アムラ「そうよ。他のスポーツ同様、これまでサッカーはやってたら観るといった感じだったけど、今では私たち家族にとってサッカーは人生そのものよ。サッカー、そしてローマ、その全てが美しいわ」
<了>
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