Juventus | Saturday, 6. February 2021 17:00 Clock |
AS Roma |
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2:0
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goals | |
1 : 0 | Cristiano Ronaldo 13. / left-footed shot (Morata) |
2 : 0 | Ibañez 69. / own goal |
そこまで悪い内容でもなく、むしろボールは保持できていたものの、それで勝てない場合、原因はどこにあるのだろうか。forzaroma.infoの試合後の監督コメントを報じるSNSキャプションが、満面の笑みでピルロ監督と握手している画像で、これは辛辣なメッセージだった。
ジェコのキャプテンはく奪、チアピンのクラブを代表した監督全面支持表明、この1週間でアンチフォンセカ派をほとんど窒息させていたはずだが、ここで勝利できなければ、またくすぶる火種に新鮮な酸素を供給するようなもの。
またしてもクリスティアーノ・ロナウドに違いを生み出され、キエッリーニには「ローマのようなドリブルチームのあしらい方は知っている」と言われ、オルサートは相変わらず無能のままだ。誰かの謝罪でも聞かないと気が済まないところで、フォンセカ監督はSKYのマイクに「間違ってはいなかった」と話した。
特にパウ・ロペスには疑問が残る。ロナウドの得点は仕方ないと言えばそれまでではあるけれども、ローマにとってパウにゴールを任せるという事は、IT企業の社長がシャンパンを飲んでいるナイトプールをビキニで泳ぐ歯科衛生士みたいなもので、これは我々が予想しているよりもとてもFANZA的な意味で危険だ。
もちろんすべてが悪いわけではない。特にブロックをかいくぐってパスコースを生み出すローマの中盤にはとても期待感がある。本日もミキはタフで優れたカンピオーネだった。それだけに、ファイナルサードからのコーナーキックを取りに行くチームの雰囲気にはがっかりしてしまう。それならば、ジェコをスタメンに起用すべきだった。
自身の椅子が安泰になった途端のこの敗戦は本当にイメージが悪い。
【FBref データで読み解く】ASローマ・シーズン前半大解剖 https://t.co/1ZqTLB73xb
— ASローマ速報⚡ROMANISMO official (@roma_sokuhou) February 4, 2021
この記事を読んで頂いた方からキーパーのスタッツが知りたいというリクエストをコメント欄に頂いたので参考までに載せておきたい。結構意外かもしれない。注:監督が起用する判断材料と仮定して、前節20節までのデータを掲載している。
データA:試合結果
選手 | 出場数 | 出場時間 | 勝利 | 引き分け | 負 | 無失点試数 | 無失点確率 |
Antonio Mirante | 11 | 973 | 5 | 3 | 3 | 4 | 36.4 |
Pau López | 10 | 827 | 7 | 1 | 1 | 1 | 11.1 |
データB:失点内容
選手 | 失点 | PK | FK | CK | OG | 被シュート(枠内) | セーヴ | セーヴ率 |
Antonio Mirante | 16 | 2 | 1 | 0 | 0 | 39 | 24 | 0.641 |
Pau López | 14 | 1 | 0 | 2 | 1 | 35 | 23 | 0.629 |
このふたつの表を見る限り、インプレッションとしては、パウは常に迂闊に失点ばかりして、オウンゴールなどやらかしている印象だが、実際にはミランテよりも少ない出場時間で高い勝率であることが判る。セーヴ率にほとんど開きがないために、復帰したばかりのミランテよりもパウを使い続けることで、チーム内の練度を上げていけると考えているかもしれない。
ここで前回の企画でも大活躍した『期待値』で見ていきたい。
データC:期待値判断
Player | 失点期待値 | 失点(OG除く) | 差数PSxG+/- | 期待値/90分毎(PSxG+/-)/90 |
Antonio Mirante | 12.7 | 16 | -3.3 | -0.31 |
Pau López | 11.7 | 13 | -1.3 | -0.14 |
被失点期待値(Post-Shot Expected Goals)とは、これらはGK個人の能力などは考慮せずに、そのオウンゴールを除いた、打たれたシュートの質を、最大値1(=100%)で割り当てたものです。ローマ戦でシュートを打った選手の得点期待値の累計と同数になります。
これで評価すると、データAとBでは、ほとんど差のなかったミランテとパウだが、被失点期待値から実失点を差し引くと、パウの方が頭一つ秀でているという結果が判る。またこれを90分毎(PSxG+/-)/90に算出してもパウの方がミランテよりも失点の危機を回避していると考えられる。
しかし、そもそも2人とも失点期待値よりも失点が上回っていることから、どちらも上位に位置するクラブのキーパーとしては落第点と言える。結論としてはフォンセカは、二択を強いられていると考えられる。
余談だが、一部で話題になっている彼らのゴールキックの平均飛距離としては、ミランテが30.1m(ゴールキック数65本中)、パウが42.4m(43本中)これが戦術にどの程度の違い、影響を与えているかは、試合を観ているぼくたちが考えていきたい。
コメント
如月さん
キーパーでのスタッツ考察ありがとうございました。要するに失点期待値を上回る失点をしている時点でローマのゴールマウスを守る守護神としては厳しいですね。その点ではフォンセカ を擁護する点あるのでしょうね。ただ1点目の簡単にダニーロに剥がされたクリスタンテ、CR7へのクンブラの対応、大したスピードのないシュートに対して躍動感ないパウの横っ飛び、残念です。
いい試合していたのは、フォンセカのマネジメントの向上なのか、ピルロの戦術家としての未熟さなのか。
こちらがショートカウンターが強み(それしか出来ないとも言う)ということをしっかり研究してきたみたいですね。ついでにユベントスは日程がヤバイので体力も温存したいと。
そんな中で早々に失点しては、、、って話です。
失点は私もパウに出来ることはなかったと思います。ポジショニングはベターでしたし、打つ速さと狙いが良すぎた。
小さなDFの失敗の積み重ねの中、あのヤバイおじさんをフリーでバイタルにおいてしまったのが致命的だったでしょうか。
おそらくCLに合わせてコンディションを上げてきてるとはいえ誰かが当たれてれば抑えられたと思います。
ありがたく攻めさせてもらいシュート14本の雨を振らせたものの枠内3では厳しいですねぇ。
今季のユベントスは基本的に堅いですし、セットプレーの守備はなおですから、そこにジェコ抜きで肉弾戦に走ってもね、、、
ただまあ私はフォンセカが好きですし、たいした後任を今連れてこれるとは思えないので少なくとも今シーズンは踏ん張ってもらいたいですね。