スピナッツォーラとルカ・ペッレグリーニのトレードと聞いて、当時は「出っ歯同士をトレードしてどうしたいわけ?」という軽やかなクラブ批判があった如月ですが、思えばこの人可哀想で、「ぼくザンブロッタに影響受けたんだよね」的な話をしつつも子供の頃はストライカー。しかも、ユースコーチから「プロになりたければサイドバックに転向しなさい」と言われて、デビューしたものの、そこからクラブをたらい回しの生活。ようやく、ローマで去り行くコラロフの代わりの左サイドバックという定住の地を探し出して、華々しく入団会見やら、インタビューやらやったのに、結局はコラロフが去り行かなかった。それどころかスタメンの左サイドバックを死守。結果スピナッツォーラの出場機会は激減。しかも、コンスタントにプレーしてるのがフロレンツィから奪った右で、ロマニスタからすると、大手を振って応援するのはやや気まずい状況だった。しかし、ジェノア戦が終わり、これからはもう声を大にして言いたい。スピナッツォーラ!これからもよろしく頼むよっ!
ジェノア戦後のコメント
──全ての選手が所属クラブでベストの状態でいたいと考えます。しかし、今週のあなたには多くの噂が付きまといました。この試合で自らその噂を払拭した形ですが如何でしょうか?
スピナッツォーラ「ぼくのコンディションは良いんだよ。代表に呼ばれて、これまで幾つもの素晴らしいクラブでプレーした。なのにぼくが故障してるなんて冗談さ。この試合はとても重要だった。ぼくはたくさん走ったね。ミラノではジムに通い、個人トレーニングを続けた。だからローマに帰ってきて、すぐにチームセッションに合流出来たんだよ」
──ローマに戻ってチームメイトの反応はどうでしたか?
スピナッツォーラ「帰ってきて、チームメイトもスタッフもみんな歓迎してくれた。だからちょっと冗談を言ったんだ。「はじめまして。みなさんにお会いできて光栄です」ってね(笑) まるで新加入選手のような歓迎を受けたからさ!誰もがぼくを気遣ってくれていた。これには大きな愛情を感じたよ」
──今回の一件で誰かにイラついたりは?
スピナッツォーラ「ペトラーキさんには起こったこと全てを話した。あとは、ローマや自分自身に集中するだけだよ。こんなの大した問題じゃないさ。ぼくたちはそれぞれに自分の人生がある。まずはそれに感謝すべきなんだ」
〈了〉
コメント
より一層応援したくなるコメントですね!
ジェノア戦では鬱憤を晴らすかのようなプレーで、コラロフとは違うスパイスになってました。
特に縦への突破は魅力的に感じました。
ダルシムさん
気持ちの入ったプレーしてましたね。個人的にはクロスなんかとても良かったように思います。1年後、2年後どのようなプレーをするか楽しみな選手です。
更新ありがとうございます。
スピナッツォーラはサイドバックにしては珍しくサイズがあるので、特性を生かして活躍して欲しいです。
怪我人も居ますが、上手くやりくりして決戦に備えて欲しいです👍
41さん
いつもありがとうございます。
故障者問題は深刻ですが、チーム内の約束事が決まっていれば、得点パターンを探すのは難しくないというのがフォンセカサッカーだと思うので、この苦しい時期を乗り切って欲しいです。